2020年の日本カー・オブ・ザ・イヤーはレヴォーグ
2020年に日本国内で発表された乗用車のなかから、今年を代表する1台を選考する日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会が2020年12月7日に開催され、スバルのレヴォーグが1位に選出された。
ノミネート条件の変更、新たに5つの部門賞を新設した2020年
日本カー・オブ・ザ・イヤーは、その年を代表する1台を決める賞典で、前年11月1日から当年10月31日までに日本国内で発表された乗用車が対象となる。選考方法は、まずノミネート車の発表、ノミネート車を10台に絞る1次選考の順で行われる。そして自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員が、各自の持ち点25点を、ベスト10から5台を選んで配点(1番高い評価を与えるクルマには10点を配点)。その配点(得点)の合計によって日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定する。
なお今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、ノミネート条件の変更や、部門賞が新しく創設されている。まずノミネート条件から「年間の販売台数が500台以上見込まれていること」が廃止された。次に、新しく創設された部門賞としては「インポート・カー・オブ・サ・イヤー」「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」「K CAR・オブ・ザ・イヤー」の5つ。「インポート~」は輸入車を、「デザイン~」は内外装のデザインを、「テクノロジー~」は技術力を、「パフォーマンス~」は走りの質を、「K CAR~」は軽自動車を、対象に審査するものとなっている。
レヴォーグが操縦性と快適性を高次元で両立などで受賞
今年はスバル レヴォーグが「たぐいまれな操縦性と快適性を高次元で両立」や「大型センターインフォメーションディスプレイやフル液晶メーターで構成された先進的なデジタルコクピット」、「高度運転支援システムのアイサイトX装着車で317万円(税抜)スタートというコストパフォーマンスの高さ」などの点が評価された。
新設された部門賞を受賞したのは「インポート~」がプジョー208/e-208、「デザイン~」がマツダMX-30、「テクノロジー」がアウディ e-tron Sportback、「パフォーマンス~」がBMW ALPINA B3、「K CAR~」が日産ルークス/三菱eKクロス スペース/eKスペースだ。
「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」のBMW ALPINA B3 写真:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会
また今回の最終審査は新型コロナウイルス感染症対策を講じたため、代表者のみが受賞式に参加した。
2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表
1位 | スバル レヴォーグ | 437点 |
2位 | ホンダ フィット | 320点 |
3位 | トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス | 300点 |
4位 | プジョー208/e-208 | 141点 |
5位 | ランドローバー ディフェンダー | 105点 |
6位 | アウディ e-tron Sportback | 65点 |
7位 | マツダ MX-30 | 63点 |
8位 | BMW ALPINA B3 | 25点 |
9位 | BMW2シリーズグランクーペ | 24点 |
10位 | 日産キックス | 20点 |
今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーのベスト10カーの走りを見るなら
下の「この記事の写真を見る」をクリック。