C4圏央道・厚木PAスマートICが 9月26日14時に開通
C4圏央道・厚木パーキングエリア(以下PA)に接続するスマートインターチェンジ(以下スマートIC)が、2020年9月26日(土)14時に開通する。位置は圏央道・厚木ICと相模原愛川ICの間で、全方位へのアクセスが可能な「フルスマートIC」となる。このスマートICの開通によって、交通量の多い国道129号を回避して圏央道へアクセスすることが可能となる。
国道129号を回避して、圏央道へのアクセスが可能に
C4首都圏中央連絡自動車道(以下圏央道)・厚木パーキングエリア(以下PA)に接続するスマートインターチェンジ(以下スマートIC)が2020年9月26日(土)14時に開通することを、NEXCO中日本と神奈川県厚木市が共同で発表した。厚木PAの位置は圏央厚木ICと相模原愛川ICの間にあり、スマートICは内回り、外回りともに設置されるためいずれも乗り降りが可能。事実上のフルインターだ。
NEXCO中日本は厚木PAスマートICが設置されることにより期待される周辺への効果として、国道129号の西側にある厚木市の上依知・猿ヶ島地区や座間市から圏央道へのアクセス性が向上することや、厚木PA付近にある救命救急センターへの速達性の強化などを挙げている。
上記の地域は圏央道の西側に位置しており、厚木PAの両隣りである圏央厚木ICと相模愛川ICへの経路は、圏央道の下を通過して国道129号に入ってから両ICへ向かうというのが一般的だった。国道129号は国道246号などと接続しているため交通量も多い道だ。対してスマートICの出入り口は、圏央道と相模川の間にある市道と接続しているので、国道129号を経由せずに圏央道へアクセスができる。
また厚木PAスマートICを利用するにあたっての注意点としては、下記の5つになる。
- ETC専用IC。利用の際はETC車載器にETCカードを挿入。
- ETCゲート前では必ず「一旦停止」。車が停止した状態でないと、スマートICの開閉バーが開かないため。
- 現地には係員がいない。トラブル時はインターホンを利用する。
- 利用できる車両は、車長16.5m以下。
- ETC車載器を搭載していない車両が誤ってスマートIC「入口」に進入した場合は、バックせずに一般道へ戻ることができる構造となっている(入り口とPAの間に、再び入口へと戻れる経路が設けられている)。同様に、ETC車載器を搭載していない車両が誤ってスマートIC「出口」に進入した場合も、バックせずにPA(高速道路)へと戻ることができる構造となっている。
厚木PAスマートIC外回り料金所の航空写真。外回り料金所を示す黄色い丸の右上には、厚木PAへと接続する経路と、誤って進入した場合に戻れる経路が見える。黄色い丸の左側にはラウンドアバウトが見える。このラウンドアバウトを周回すれば、PAへの経路へ戻れる。写真:NEXCO中日本
厚木PAスマートICと主要IC間の料金表