高速道路の通行止めと復旧状況。京都縦貫道・沓掛ICは閉鎖解除。
NEXCO西日本および中日本は、活発な梅雨前線による大雨を起因とした高速道路の通行止め情報と復旧情報を発表した。E67安房峠道では通行止めを実施中。E9京都縦貫道・沓掛ICの土砂流入による閉鎖は解除された。各社の発表をまとめた。
大雨の影響で安房峠道において通行止め
活発な梅雨前線による大雨で九州北部、中国地方および岐阜県、長野県の一部において土砂崩れや河川氾濫などの災害が発生。NEXCO西日本および中日本管内の高速道路において通行規制や、通行止めになった国道の代替路無料措置が実施されている。各社の発表をまとめた。
NEXCO西日本の通行止め情報(7月14日15時現在)
NEXCO西日本は14日、E74広島道(上下)庄原IC~東城IC、新見IC~北房ICで実施していた通行止めを解除した。同社管内で実施されている規制は、E34大分道(上下)九重IC~湯布院ICの一部対面通行規制のみである。同区間では、盛土のり面崩落の復旧工事が実施されており、対面通行規制の区間は制限速度が時速50kmとなっているため注意が必要だ。
【対面通行規制区間(7月14日15時発表)】
・E34大分道(上下)九重IC~湯布院IC ※時速50kmの速度制限あり
京都縦貫自動車道(上下)沓掛ICの復旧状況
E9京都縦貫自動車道(上下)沓掛ICランプ部では、のり面崩落の仮復旧工事が完了。13日15時に通行止めが解除された。なお、本復旧が完了するまでは、これまでよりも少ない雨量で通行止めを開始するという。当該ICを利用するドライバーは、最新の気象情報や道路交通情報を確認してほしい。
国道219号の通行止めによる代替路無料措置
熊本県八代市と人吉市を結ぶ国道219号が通行止めとなっているため、隣接するE3九州道(上下)八代IC~人吉ICにおいて通行料金無料措置が実施されている。国道219号を迂回するために同区間で流入出する全車両の通行料金が無料となる。ただし八代IC以北および人吉IC以南で流入出した場合は対象とならない。
【国道219号の代替路無料措置区間】
・E3 九州道(上下)八代IC~人吉IC
国道210号の通行止めによる代替路無料措置
福岡県朝倉市と大分県玖珠郡九重町を結ぶ国道210号が通行止めとなっているため、隣接するE34大分道(上下)杷木IC~玖珠ICにおいて通行料金無料措置が実施されている。国道210号を迂回するために同区間で流入出する全車両の通行料金が無料となる。ただし杷木IC以西および玖珠IC以東で流入出した場合は対象とならない。
【国道210号の代替路無料措置区間】
・E34大分道(上下)杷木IC~玖珠IC
NEXCO中日本の通行止め情報(7月14日15時現在)
NEXCO中日本では、E67安房峠道(上下)平湯IC~中ノ湯ICにおいて通行止めが実施されている。
【NEXCO中日本の通行止め区間(7月14日15時現在)】
・E67 安房峠道(上下)平湯IC~中ノ湯IC
国道41号の通行止めによる代替路無料措置
国道41号の下呂市小坂町門坂(134kp)が道路流失により通行止めとなっている。そのため10日より、岐阜県飛騨地方と美濃地方の迂回路として、E41東海北陸道(上下)飛騨清見IC~C3東海環状道(上下)美濃加茂ICにおいて通行料無料措置が実施。国道41号を迂回するために同区間で流入出する全車両の通行料金が無料となる。ただし対象区間を超えた利用は対象とならない。
また追加区間として13日13時より、E41東海北陸自道(上下)飛騨清見IC~郡上八幡ICにおいても通行料無料措置が開始。国道41号を迂回するために同区間で流入出する全車両の通行料金が無料となる。ただし郡上八幡ICで流入し、C3東海環状道(上下)美濃加茂ICから流出する場合は対象とならない。
【国道41号の代替路無料措置区間】
・E41東海北陸道(上下)飛騨清見IC~C3東海環状道(上下)美濃加茂IC
・E41東海北陸自道(上下)飛騨清見IC~郡上八幡IC
現在発表のある区間以外でも大雨の影響による地盤の緩みや今後の降雨状況により通行規制区間が増える可能性がある。高速道路各社のホームページなどで最新情報をこまめに確認し、移動の日程や時間帯の変更をするなど、安全な移動を計画してほしい。