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最終更新日:2019.07.22 公開日:2019.07.22

高タンパクアピールの「ちくわ」と「めん」は、あなたを明日のマッチョに近づける⁉ 【SPORTEC 2019】

「日本最大のスポーツ・フイットネス・健康産業総合展」をうたう【SPORTEC 2019】が 7月9~11日の3日間 、東京ビッグサイトで開催され、フイットネス食品や栄養サポート食品が数多く展示された。なかでも高タンパク食品でアピールする「ちくわ」と「めん」が、手軽にタンパク質を摂取できる点において秀でていたので紹介する。

JAFメディアワークス IT Media 部 上條 謙二

会場内は、トレーニングマシンやストレッチマシンが多数展示され、「フイットネス」という言葉が似合いそうな男女がマシンに興じていた。

 手軽にタンパク質を摂取できるちくわ「スポちく」は一正蒲鉾(株)が、植物性タンパク質を主食から摂取できる「高タンパクめん」はケンミン食品(株)が展示した。

来場者の体を見れば納得! 高タンパク食品の重要性

プロテインサプリメントの試食コーナーは、筋骨隆々な来場者が目白押し。いくつもの種類を試食しながら、サプリメントの情報交換を熱心に行っていた。

 違う、何かが違うぞ、この展示会「SPORTEC 2019」。。。会場に足を踏み入れた瞬間に感じたこの強いアウェー感。原因は、展示会に訪れている来場者のせいなのでした。その特徴の①、来場者の多くがマッチョな肉体の持ち主(男性・女性を問わず)。大胸筋や上腕筋をはじめあらゆる筋肉がすごいことになっていました。特徴の②、服装が高確率で「Tシャツかタンクトップ」。特徴の③、画像編集ソフトのコントラスト調整を間違えたかと思うくらい、来場者の多くが日焼けして真っ黒でした。

「超音波振動」「自重負荷」「インナーマッスル」などの単語が否応なしに目に飛び込んでくる会場の中、目指すはフイットネスフードのゾーン。さてこの来場者にアピールする食品とは? キーワードは「高タンパク」でした。 体づくりや健康維持に本気で向き合っている人たちって今の時代想像していた以上に多かったです。来場者はフイットネスフードに対する知識が豊富で、ブースにいる担当者がたじろぐような鋭い質問をぶつける場面も見かけました。言うなれば「健康のためなら死んでもいい」というくらいの真剣さが感じられたのでした。

 筋肉をつけるにはタンパク質が必要ですが、人間の1日のタンパク質摂取推奨量は、男性で60g、女性で50gと言われています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より)。50gのタンパク質を身近な食品からとろうとすると、「絹ごし豆腐」では約3丁(1kg)、牛乳では約1.6Ⅼ、卵(Mサイズ)では約8個が必要(文部科学省「日本食品標準成分表2015」と各食品の一般的な量目を勘案した参考値)。けっこうたくさん食べなくてはいけない。かと言ってプロテインパウダーみたいなもので補給するのはちょっと味気ないし、普段の食事の一品にもなるような食品から手軽にとれるのがやっぱりいい。

サラダチキンがヒットするなら、「ちくわ」だってヒットするはず!

「スポちく」を展示する一正蒲鉾(株)のブース。片手でパクっと食べられる手軽さをアピール。

パッケージから取り出した「スポちく」。一般的な焼きちくわよりちょっと太め。通常のちくわの約1.3倍のタンパク質が含まれている。

 そこで一つ目に紹介するのが、高タンパク・低脂肪の焼きちくわ「スポちく」。なんで「ちくわ」だったのか? 会場の一正蒲鉾㈱の担当者に聞いたところ、商品開発のきっかけは「フイットネスジムでどうやらちくわがよく食べられている」という情報を得たことだったとか。ちくわは魚のすり身が主原料なのでもともと高タンパクで低脂肪の食品。「高タンパク・低脂肪」でサラダチキンがブレークした前例があるくらいだから、高タンパクなちくわが受け入れられないはずはないと踏んだというのです。

 その「スポちく」を試食してみました。見た目はいたって普通のちくわです。ただちょっと太めかなという感じ。味は一般のちくわと変わりないのですが、タンパク量が多いせいか、噛みごたえがあるのが特徴です。

 「プロテインバーだと食感がパサパサして、何か飲み物がないと食べづらい。その点ちくわなら、飲み物がなくても大丈夫。スポーツの合間に『ワンハンド』で手軽に食べられるのがメリットです」(一正蒲鉾(株)の担当者)

 すり身の原料は、他のちくわと同じスケソウダラ、そして卵白と大豆タンパク。栄養価的な特徴は、1本45gの中身に、通常のちくわの約1.3倍にあたる、7.3gのタンパク質が含まれ(「日本食品標準成分表2015」の「焼き竹輪」との比較)、脂肪は1.0g、エネルギーは59kcal。「スポちく」には、必須アミノ酸である「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」を加えた「BCAA入り」と、糖質を効率よく利用してくれるビタミンB1を加えた「ビタミンB1入り」の2種類があります。

アミノ酸バランスがいい、「えんどう豆タンパク」を配合した高タンパクめん

「高タンパクめん」のパッケージ。原料には、タンパク素材として「えんどう豆タンパク」を使用。原材料としては、えんどう豆のほかに米、ばれいしょ澱粉、コーンスターチが使われており、昨今スポーツ栄養学として注目されている、「グルテンフリー」(小麦などにあるたんぱく質の一種であるグルテンを含んでいない食品。グルテンは食物アレルギーの原因物質でもある)であることも大きな特徴。

高タンパクめんの調理例「釜玉風冷やしめん」。夏場食欲のないときのめん料理では不足しがちなタンパク質を、めん自体からも補給できるところがメリットだ。

 次に紹介するのが、「高タンパクめん」(ケンミン食品㈱)。一般的にめん類というと糖質メインでタンパク質があまり多くないので、筋肉をつけたいという人やダイエット中の人がとる食品としては敬遠されがち。しかしこのめん、めん類でありながらタンパク質が多く含まれています。食品100g中に含まれるタンパク質比較では、うどん(干しうどん・乾)8.5g、中華めん(干し中華めん・乾)10.5g、スパゲッティ(マカロニ・スパゲッティ・乾)12.2gに対し、この「高タンパクめん」(乾)は23.2g。ちなみに米(精白米・うるち米)は6.1gです(高タンパクめんを除く記載食品の栄養成分は「日本食品標準成分表2015」より)。

 しかもタンパク素材には、「えんどう豆タンパク」を使用。このえんどう豆タンパクは、アミノ酸スコア(食品に含まれている必須アミノ酸がどれくらい満たされているかを示した値)では乳清(牛乳から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液。「ホエイ」とも言う) や大豆タンパクには及ばないものの、アミノ酸バランスが良いことが特徴です。

「高タンパクめん」ですが、茹でためんは、コシが強くて弾力がありました。味は日本そばに近い感じ。味にクセがないので、茹でて冷やしてそばつゆをつけて食すざるそば風でも、中華ラーメン風でも、またパスタの代わりに用いるなど、幅広い調理に利用できるという。主食でつるつるっとタンパク質が摂取できるところが便利かも。

 会場でちくわやめんをはじめ、プロテインバーやプロテインパウダーなどの高タンパク食品を片っ端から試食したせいか、取材中に腹がいっぱいになりました。高タンパクものは満腹感があるんですね、どうやら。「これで少しはマッチョな自分に近づけたかしら」などと不純な期待に胸を膨らませつつ、上腕のあたりを撫でさすりながら会場を後にしました。

今回食した製品仕様

【スポちく(BCAA入り)】

希望小売価格:158円(税抜)

栄養成分〈内容量:1本(45g)当たり〉
エネルギー:59kcal
タンパク質:7.3g
脂質:1.0g
炭水化物:5.2g
食塩相当量:1.1g

BCAA:1512mg(ロイシン:747mg、バリン:401mg、イソロイシン:365mg)
DHA:185mg
EPA:63mg

【スポちく(ビタミンB1入り)】

希望小売価格:158円(税抜)

栄養成分〈内容量:1本(45g)当たり〉
エネルギー:59kcal
タンパク質:7.3g
脂質:1.0g
炭水化物:5.2g
食塩相当量:1.1g

ビタミンB1:1.5mg
DHA:185mg
EPA:63mg

●「スポちく」の問い合わせ先
電話での問い合わせ:フリーコール 0120-023-773【一正蒲鉾㈱】
※受付は、日曜日・祝日を除く 9:00~17:00


【高タンパクめん】

価格:450円(税抜)/内容量:300g

栄養成分〈100gあたり〉
エネルギー:361kcal
タンパク質:23.2g
脂質:3.6g
糖質:57.5g
食物繊維:2.9g
ナトリウム:370mg

●「高タンパクめん」の問い合わせ先
お客様相談室:078-366-3035【ケンミン食品㈱】
※受付は、月曜~金曜 9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始・夏期などの特別休業を除く)

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