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最終更新日:2020.03.05 公開日:2020.03.05

マスクの入手方法は?買い占めについてどう思う?

新型コロナウイルスの流行により、感染対策としてマスクを買い求める人が増加。ドラッグストアやスーパー、通販など、多くの場所でマスクが品切れとなり、明らかに日本全国でマスクが不足しているようだ。しかし、街中ではマスクを着けている人が実に多い。いったいどこから入手しているのだろうか? 緊急アンケートで調査した。

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マスクの入手方法についてアンケート

 新型コロナウイルスの影響で、ドラッグストアやスーパー、通販サイトなど、さまざまな販売店からマスクが消えた。

 感染予防対策としてマスクを買い求める人に加え、オークションサイトやフリマアプリを使って転売をするために買い占めをする人、帰国する際に爆買いをする中国人の観光客など、さまざまな人がマスク売り場に殺到。マスクが入荷するとすぐになくなってしまう現象が起きている。

 そんな入手が難しくなったマスクは編集部でも話題の的である。

 Aさん「妻が100均で見つけて買ってくれた」
 Bさん「家にあるストックがあと3枚しかない」

 などと話しているとふと疑問が浮かび上がった。

 「街中で見かけるマスクを着けた人は、なぜマスクを持っているのだろう?」
 「一体どこからマスクを入手しているのだろう?」

 そこでParkblog編集部では2月26~27日に読者に向けたアンケートを実施。1640人の方から回答を頂いた。そのアンケートの結果を紹介しよう。

そのマスクどこで入手しましたか?

マスクをどこから手に入れましたか?(複数回答可)のアンケート結果。Parkblog編集部調べ。

 まずはマスクの入手方法についての回答を見てみよう。

【マスク入手方法ランキング】
1位:家にストックしていた 1307人(79.7%)
2位:お店で入荷分を購入した 416人(25.4%)
3位:学校や会社で支給された 111人(6.8%)
4位:自作した 31人(1.9%)
5位:オークションサイトで購入した 15人(0.9%)

 最も多かったのは、「家にストックしていた」で1307人(79.7%)。ストックを持っている人が多数いることは想像していたが、約8割もいるとは驚きである。ストックしていた人は、SARSやインフルエンザが流行した時の購入分を使っている人や仕事上必要なので常にストックしている人、花粉症がひどいので年始にまとめて購入した人など、さまざまな理由だった。

 次いで、「お店で入荷分を購入した」が416人(25.4%)。「学校や会社で支給された」が111人で6.8%という結果になった。お店で運よくマスクを手に入れられた人は全体の約2割。やはりお店で購入するのはなかなか難しいようだ。

 ニュースサイトやYoutuberなどがマスクの作り方を発信していることもあってか、「自作した」という人も31人(1.9%)いた。花粉症の時期とも重なっているので、このままマスク不足が続けば自作する人はもっと増えるかもしれない。

 一方、買い占めや転売が問題視されているオークションサイトやフリマアプリで購入した人は1%に満たなかった。

マスクのストックは何枚ありますか?

マスクを家にストックしていたと回答した人のストック枚数。Parkblog編集部調べ。

 次に「家にストックしていた」と回答した人に「ストックは何枚ありますか?」という質問をしたところ以下のような結果となった。

【マスクのストックは何枚ありますか?】
・1~20枚:22.0%
・21~40枚:24.3%
・41~60枚:21.3%
・61~80枚:8.3%
・81~100枚:8.6%
・101枚以上:15.5%

 最も割合が多かったのは21~40枚となった。箱入りマスクの多くが50枚入りであることを考えると、21~40枚に該当する人は箱入りマスクを1箱ストックしているのだと想像できる。1~20枚の人は、袋入りのマスクをストックしているのだろう。

 また、101枚以上ストックしているという人が15%以上いたのには驚いた。これは箱入りマスク2箱以上をストックしている量なので、単身家庭で1日1枚消費すると仮定すると3か月分以上。家族3人でも1か月分以上になる。

 しかし、今回のマスク不足は1月下旬から続いている。2箱のストックでもそろそろ残数が気になってくるだろう。一見多そうだが3箱ストックしているくらいが案外丁度いいのかもしれない。

マスク売り切れや買い占めはどう思う?

© studiopure- stock.adobe.com

 マスクの売り切れや買い占めについてどう思うか?という自由記入形式の質問をすると多くの意見が寄せられた。その意見の一部をご紹介しよう。

【マスク売り切れや買い占めについてどう思いますか?】
・本当に必要な方に届くよう配慮が必要だと思います。
・悪質な転売には罰則を設けてほしい。
・花粉症なのでマスクが買えなくなって困っています。
・娘がひどい花粉症で通院しています。購入制限を設けて必要な人に届けて欲しいです。
・買い占めは良くない。
・鼻にティッシュを突っ込みましょう。
・転売目的の買い占めは、迷惑なのでやめてほしい。
・マナーとモラルを考えて購入するべきだと思う。
・使い捨てではないマスクがほしい!
・噂やニュースに扇動されすぎずに行動して欲しい。
・医療機関や持病を抱えている人に届くようにして欲しい。
・通販で値段が高騰していて驚いた。
・オイルショックと一緒で過剰反応し過ぎだと思う。

 やはり最も多かったのは「買い占めは良くない」「悪質な転売には罰則を設けてほしい」といった買い占めや転売を非難する意見だった。

 オークションサイトやフリマアプリでは一時、1箱数千円といった高額でマスクが販売されるという異常事態が発生。どうしても必要な場合は高額で購入するしかないという好ましくない状況となっていた。現在、多くのサイトで著しく高額なマスクの出品は取り消し対象となっているが、高額出品がなくなったからといってマスクが必要な人に届くわけもなく、多くの人がこの事態を快く思っていないことがわかった。

 また、「花粉症がひどい」「ハウスダストなどのアレルギーがある」といったマスクが常時必要な人からの悲痛な声も多数寄せられた。買い占めなどをせずに各々が必要分だけを購入していれば、このような人たちにマスクが行き届いていただろうと考えると、高額転売がさらに罪深く感じる。一方、このような出品者からマスクを購入しないと心得ておくことも転売撲滅に効果的だ。


 このように、街で見かけるマスク着用者の多くがあらかじめストックを購入していたこと。そして、ストックしている人の中には、常時マスクを必要としている人が多いことが分かった。3月5日現在、マスク不足は解消されていないので、そんな人たちもこれからマスク難民になるかもしれない。もし、お店にマスクが安定供給されるようになったら、みんなに行き渡るように各自必要な分だけ購入するようにしたい。

 一方、一般的なマスクはくしゃみやせき症状のある人が感染を広げないために着けるもので、ウイルス感染予防には直接的な効果が少ないという見解もある。マスクをしている人もしていない人も、ウイルス感染予防に効果的な手洗い・うがい・アルコール消毒を徹底することで感染拡大を防ぎたい。

【マスクの入手方法のアンケート概要】
実施期間:2020年2月26~27日
調査対象:ParkblogのTwitter、メルマガ、プッシュ通知の受信者
回答者:1640名
調査方法:インターネット(アンケートフォーム)

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