NEXCO東日本、東北で3月から長期のETC設備更新工事を予定
NEXCO東日本は、E4東北道・花巻ICやE48山形道・鶴岡本線ICなど、東北地方の高速道路において合計15のICで、ETC設備更新工事を3月から開始する。今回は6月までの予定が発表された。
現時点で詳しい日時までは発表されていないため、今回は工事期間を半月単位で紹介した。そのため例えば3~6月とあっても、実際には3月末から6月初旬というような場合もある。今回は6月までの発表だが、7月以降も工事が予定されている出入口もあり、後日改めて追加情報が発表される。そのほか、天候の影響で日程が変更されることもあるとしている。
また工事は日中に行われ、極力通行の妨げにならないよう、1レーンずつ作業が実施される(そのため工事が長期におよぶ)。例外はE4東北道・大鰐弘前ICの出口で、こちらはETCレーンが閉鎖されるので注意が必要だ。そのほかの多くの出入口でもETCレーンの減少があり、料金所付近の混雑の可能性を含み置きたい。
以下に掲載したリスト中にある各ICの番号は、マップ画像中の番号に対応している。また「(減少)」はETCレーンの減少を示し、通行可能なレーンがETC/一般レーン1車線のみとなる。「(閉鎖)」はETCレーンが閉鎖され、利用できないことを示す。一般レーンしか使用できない場合にETC割引を利用する手順は、次ページで説明した。
北側(青森県および秋田・岩手県北部)は7つのICで実施
【E4A青森自動車道】
(1)青森中央IC
入口:4~6月(減少)
出口:4~6月(※1)
【E4東北自動車道(青森・秋田県内)】
(2)青森IC
出入口とも:3~6月
(3)大鰐弘前(おおわにひろさき)IC(※2)
入口:3~6月(減少)
出口:3~6月(閉鎖)
(4)小坂IC
出入口とも:5月半ば~6月(減少)
(5)鹿角八幡平(かづのはちまんたい)IC
出入口とも:4月半ば~6月(減少)
【E4A八戸自動車道】
(6)南郷(なんごう)IC
出入口とも:4~6月(減少)
(7)軽米(かるまい)IC
出入口とも:4~6月(減少)
南側(秋田・岩手県南部および山形県)は8つのICで実施
【E4東北自動車道(岩手県内)】
(8)安代(あしろ)IC
出入口とも:6月(減少)
(9)松尾八幡平(まつおはちまんたい)IC
出入口とも:3~6月(減少)
(10)西根IC
出入口とも:3~6月(減少)
(11)花巻IC(※3)
入口:3~6月(減少)
出口:3~6月
【E7琴丘能代道路(ことおかのしろどうろ)】
(12)琴丘森岳本線(ことおかもりたけほんせん)IC
出入口とも:6月(減少)
【E7秋田自動車道】
(13)琴丘森岳IC
入口:3月半ば~6月(減少)(※4)
出口:3月半ば~6月(減少)
(14)五城目八郎潟(ごじょうめはちろうがた)IC
入口:3月半ば~6月(減少)(※5)
出口:3月半ば~6月(減少)
【E48山形自動車道】
(15)鶴岡(本線)IC
出入口とも:4月~6月(減少)
→ 次ページ:ETCレーン閉鎖時のETCの利用方法について
ETCレーン閉鎖時にETC割引を利用する方法を解説
今回の東北地方の長期工事では、E4東北道・大鰐弘前ICの出口でETCレーンが閉鎖される。入口でETCレーンを通過して、出口のETCレーンが閉鎖されている場合の手順は、以下の通りだ。
【入口はETCで出口が一般の場合】
(1)入口ETCレーンを通常通りに(ETC無線走行で)ゲートを通過。
(2)出口ETCレーンが閉鎖中の場合は、係員のいる一般レーンを利用。
(3)係員にETCカードを渡す。障がい者割引を利用する際は、係員に障がい者手帳を呈示する。
このほか、14の入口においてETCレーンが減少する。もし入口で一般レーンしか利用できなかったとしても、ETC割引を利用することは可能だ。その手順についても触れておく。
【入口のETCレーンが閉鎖されている場合のETCの利用】
(1)入口でETCレーンが閉鎖されている場合は一般レーンを利用。
(2)発行機から発行される通行券を受け取る。
(3)出口料金所ではETCレーンを利用せず(ゲートバーが開かないため)、係員のいる一般またはETC/一般レーンを利用。
(4)出口係員に通行券とETCカードを渡す。なお時間割引適用の場合は、出口係員にその旨を伝えること。また障がい者割引の利用の場合は、出口係員に障がい者手帳の提示が必要だ。