【東京モーターショー2019】国内メーカーの見どころまとめ!トヨタ&トヨタ車体・スバル・ダイハツ編
東京モーターショー2019の青海展示棟Bホールに出展したトヨタ&トヨタ車体、スバル、ダイハツを紹介する。またトヨタは同施設以外にもニューモデルやコンセプトカーを出展しており、それらも合わせて取り上げる。
従来の展示型ではなく参加・体験型ブースとしたトヨタ
今回のトヨタブースは参加・体験型となっており、来場者がクルマを見る以外の楽しみ方を用意していたのが特徴だ。ロボットも複数種類が出展されていて、例えばヒューマノイドロボット「T-HR3」は来場者のじゃんけんの相手をしてくれる。
また、ブース内のチェックポイントを回ってポイントを貯めると、ブースの一角にある「トヨタコンビニ」内でオリジナルグッズに交換できるようになっていた。
そして主役のクルマたちは未来的なコンセプトカーのみで構成。その中で唯一、2020年になれば公共交通として誰でも乗れるようになるのが、Autono-Maas(※1)専用EV「e-Palette(東京2020オリンピック・パラリンピック仕様)」だ。
Autono-Maas専用EV「e-Palette(東京2020オリンピック・パラリンピック仕様)」
2人乗りEVスポーツカー「e-RACER」
“人機一体”モビリティ「e-broom」
そしてトヨタが、東京モーターショーのブース以外でニューモデルやコンセプトカーを展示したのが、青海展示棟に近いMEGA WEBや、同施設に隣接するショッピングモールのヴィーナスフォートなどだ。これらも見落とさないようにしよう。
コンパクトカー「ヤリス」(4代目)
総合家電メーカーやIT企業、ドローンメーカーなど約60社が参加し、日本の近未来を題材とした体験型無料展示が、MEGA WEBで開催中の「FUTURE EXPO」だ。搭乗型ドローンやAIコンシェルジュなどが展示される中、トヨタはAI搭載車「LQ」などのコンセプトカーを出展している。
“新しい時代の愛車”「LQ」
フルサイズの高級ワゴン「グランエース」を世界初披露したトヨタ車体
2018年にミニバン事業をトヨタから移管され、その企画・開発・生産を担うことになったトヨタ車体。今回は「Creating New Value」をテーマに、トヨタに隣接してブースを構えた。注目を集めたのが、世界初披露となったフルサイズの高級ワゴン「グランエース」だ。
高級フルサイズワゴン「グランエース」
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続いてはスバルブースを紹介!
新型「レヴォーグ」や「WRX STI」特別仕様のプロトタイプを公開したスバル
「believe.」(信じる)を出展コンセプトとしたスバルは、ステーションワゴン「レヴォーグ」の新型(2代目)プロトタイプを世界初公開。クルマの自動運転化が進む中、スバルは「誰もが自分の意志で、運転をどこまでも愉しめる未来」を実現するクルマとして、新型「レヴォーグ」を開発しているという。
新型「レヴォーグ」では、スバル車のアイコンのひとつであるボクサー(水平対向)エンジンが新開発の第4世代1.8L水平対向直噴ターボエンジンとなる。また安全運転支援システム「EyeSight」も、前後合計4つのレーダーを加えたニューバージョンが投入される予定だ。
ステーションワゴン・新型「レヴォーグ」(プロトタイプ)
長らくスバルのモータースポーツ活動を支えてきた名機で、第2世代に含まれる「EJ20型」エンジンが2019年内で生産終了となる。そこで、限定555台(WRC参戦時代のスポンサーロゴにちなむ)として世界初公開とされたのが、同エンジンを積むスポーツモデル「WRX STI」の特別仕様車「EJ20 Final Edition」だ。ちなみにEJ20型の生産終了に伴い、「WRX STI」の現行モデルも2019年12月23日をもって注文受け付けを終了する。
スポーツセダン「WRX STI EJ20 Final Edition」(プロトタイプ)
SUV「ヴィジヴ アドレナリン コンセプト」
4ドア・ハッチバック「インプレッサ スポーツ」ビッグマイナーチェンジモデル
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最後はダイハツブースを紹介!
コンセプトカー4車種や、謎の新型コンパクトSUVなどを出展したダイハツ
ダイハツブースのテーマは「つどい ~みんなの暮らしをあたたかく~」。人々や日本の各地域がクルマをきっかけに元気になっていく「あたたかな未来の暮らし」を、ブース全体で表現するというコンセプトだ。
それに則り、4種類のコンセプトカーを世界初公開。ファースト/ラストワンマイル用途の自動運転車「IcoIco(イコイコ)」、大きなキャビンと荷台を併せ持った次世代軽トラック「TsumuTsumu(ツムツム)」、3列6人乗車ながら運転しやすいコンパクトサイズのミニバン「WaiWai(ワイワイ)」、ダイハツならではのクルマ本来の楽しさを形にしたという軽クロスオーバーSUV「WakuWaku」の4台だ。
ファースト/ラストワンマイル向け自動運転車「IcoIco」
次世代軽トラック「TsumuTsumu」
3列6人乗り小型ミニバン「WaiWai」
軽クロスオーバーSUV「WakuWaku」
そしてダイハツブースでは、市販予定の新型コンパクトSUVも展示されていた。車名や発売時期などは未発表だが、スペックは公開されており、近日中に正式発表が行われるものと思われる。
市販予定の謎の新型コンパクトSUV
今回紹介した、東京ビッグサイトの青海展示棟Bホールでは、ほかにも日産車体や小規模EVメーカー、もしくは海外製小型EVの正規輸入代理店なども出展している。現状購入可能な小型EVを見て回りたい場合は、青海展示棟Bホールは要チェックだ。
また青海エリアと東京ビッグサイトのある有明エリアは、無料シャトルバスで往来が可能である。ただしもし時間があるのなら、両エリアを結ぶシンボルプロムナード公園が舞台の「OPEN ROAD」(約1.5km)を歩いてみるのもありだ。ここも東京モーターショー2019の無料会場のひとつで、スーパーカーやカスタムカー、キャンピングカー、最新バイクなど、約70台のクルマやモビリティが展示されている。さらに、電動キックボードやパーソナルモビリティ、超小型モビリティなどの試乗も行え、通り過ぎてしまうにはもったいない充実した内容だ。