激辛グルメなら「激辛グルメ祭り2019」 2nd、3rdラウンドのメニューを紹介。
「激辛グルメ祭り2019」が8月7日~9月18日まで、新宿歌舞伎町大久保公園にて開催されている。同イベントは1stラウンド~6thラウンドまでの6ラウンド構成となっていて、自慢の激辛メニューを提供する飲食店が計46店舗出店する。本記事では2ndラウンド(8月16日~21日)、3rdラウンド(8月23日~8月28日)に提供されるメニューを紹介しよう。
激辛グルメ祭りとは
「激辛グルメ春祭り」は、8月7日~9月18日まで新宿歌舞伎町大久保公園にて開催されるフードイベント。2013年から毎年8月~9月に開催され、延べ70万人以上を動員。今年は過去最多46店舗、過去最長38日間にかけて開催されている。
同イベントは、1stラウンド~6thラウンドまでの6ラウンド構成となっていて、ラウンドごとに店舗や料理が入れ替わるため、何度訪れても違うメニューを楽しむことができることが特徴。1stラウンドがTBSのバラエティ番組「王様のブランチ」で紹介されるなど注目を集めている。2ndラウンド、3rdラウンドで提供される、次なる激辛メニューはどんなものなのだろうか。
激辛グルメ祭り 2ndラウンドで提供されるメニューを紹介
それでは2ndラウンド(8月16日~21日)に提供されるメニューを紹介しよう。2ndラウンドでは計9店舗(入れ替え6店舗、継続3店舗)の激辛メニューが味わえる。店舗入れ替えで登場する6店舗を紹介しよう。
チーズとジビエ 咖哩なる一族
「淡路島カレー×キャロライナリーパー」 1,200円(税込)
こちらは、淡路島産プレミアム玉ねぎを1食に丸ごと1つ分を贅沢に使用した淡路島カレーをベースに、唐辛子で辛さを加えた激辛カレー。
辛さはジョロキア(約100万SHU)、トリニダードスコーピオン(約146万SHU)、キャロライナリーパー(約156万SHU)の3種類から選ぶことができる。()内の数値は辛さの指標で、唐辛子などに含まれる辛さの成分「カプサイシン」の割合を示すスコヴィル(SHU)という単位で示している。ちなみに日本でも馴染みのある鷹の爪の辛さは約4万~5万SHUなので、最も辛いキャロライナリーパーは鷹の爪の約30~40倍の辛さである。
口に入れると、玉ねぎの甘さとコクが感じられ、後から辛さが追いかけてくるんだとか。上にトッピングされているのは、淡路島産玉ねぎをスライスして揚げた「フライドオニオン」。香ばしさと素材の甘さ、食感が良いアクセントになっているという。見たところ、ご飯の量が少なく、辛さを中和できる要素はフライドオニオンしかない。ビールなどを準備して挑みたい。
Tokyo spice curry 赤と黒
「黒のカシミールカレー」 S:800円 M:1,000円
人気カレー店「横浜ボンベイ高田馬場店」の系列店「赤と黒」からは「黒のカシミールカレー」が登場。
「カシミールカレー」とは、基本的にサラサラとして黒っぽい色合いのルーにチキンやジャガイモの入ったシンプルなカレー。「黒のカシミールカレー」は、そのカレーをアレンジして、そのサラサラとした見た目からは想像できないほどに、玉ねぎなどの野菜の甘みと旨味、スパイスの刺激的な辛さが絶妙なバランスで共存しており、クセになる味わいだという。ご飯の上に乗ったチキンも香ばしい焼き色がついて美味しそうである。辛口から超極辛まで選べるそうだ。ルーが激辛だとしても、これだけご飯の量があれば安心して挑める。
バインセオ サイゴン
「激辛バインセオ」 1,000円(税込)
「バインセオ」は、日本では「ベトナム風お好み焼き」などと呼ばれるベトナム料理の定番。米粉とターメリックの入った生地をクレープのように薄焼きにして、モヤシや豚肉、エビなどさまざまな具材を挟んで食べる料理である。外側はパリパリ、内側はモチモチとした食感が楽しめる。
通常は玉子焼きのような黄色い生地なのだが、そこは激辛グルメ祭り、写真のように真っ赤に染まっている。そう、生地の中に唐辛子が練りこまれているのだ。挟む具材も唐辛子で激辛に味付けされている。
モンゴリアン・チャイニーズBAO
「羊の激やっこ」 1,000円(税込)
モンゴルの家庭料理が楽しめる「BAO(バオ)」が提供するのは「羊の激やっこ」。その名の通り、冷やっこの上に羊肉のあんがかかったおつまみである。
羊肉のあんは、黄唐辛子と青唐辛子の入ったオリジナルの辛味噌で味付け。口に入れると羊肉の芳醇な香りと唐辛子の辛さが一気に広がるという。冷やっこなのに汗がダラダラと垂れてきそうである。ビールと一緒に楽しみたいメニューだ。
タイ田舎料理 クンヤー
「ガパオライス」 1,200円(税込)
タイ東北部イサーン地方出身のスタッフが作る池袋のタイ料理店「クンヤー」は「ガパオライス」を提供。
ガパオライスとは、タイのバジル「ガパオ」と鶏ひき肉をナンプラー、オイスターソースなどで甘辛く炒めた料理。鷹の爪の2~3倍程度の辛さがあると言われるタイ産の激辛唐辛子「プリッキーヌ」で辛さを加え、粉末の唐辛子「プリックポン」を投入して激辛に仕上げたという。写真右上に写っているのが、そのプリックポン。一味唐辛子のような見た目だ。目玉焼きを崩せばマイルドに、さらキュウリのみずみずしさが舌休めになるだろう。
プサンアジメ
「タッカルビ」 S:800円 M:1,000円(各税込)
韓国・ソウルでは55店舗以上出店する人気韓国料理店「プサンアジメ」からは定番韓国料理「タッカルビ」が登場。コチュジャンや粉の唐辛子を入れた甘辛のタレに漬け込んだチキンをキャベツなどの野菜と一緒に焼き上げた一品。
ジューシーなチキンが真っ赤なタレで包まれていて、見るからに辛そう。チキンからは唐辛子の辛さに負けない旨味が感じられるという。
なお、2ndラウンドでは、1stラウンドから3店舗が継続出店する。これらは別記事で紹介しているので参照されたい。
激辛グルメ祭り 3rdラウンドで提供されるメニューを紹介
続いて3rdラウンド(8月23日~8月28日)に提供されるメニューを紹介しよう。3rdラウンドでは、継続出店する店舗はなく、新たに9店舗が登場する。
拉麺一匠 DEAD or ALIVE
「死神オブザデッド」 1,200円(税込)
神奈川県相模原市のラーメン店「DEAD or ALIVE」からは、地獄の業火のようなラーメンが登場。その名も「死神オブザデッド」。真っ赤なスープとふりかけられた粉末状の唐辛子を見ているだけで、汗が噴き出してきそうだ。
なんと同店のオーナーは、TBSのバラエティ番組「マツコの知らない世界」で「唐辛子の世界」を紹介するプレゼンターとして出演した唐辛子研究家・一匠さん。オーナー自ら日本全国を回って仕入れた唐辛子や調味料を使用したこだわりの一杯だという。
ソウルフードインディア
「チキンと野菜のカレー」M:800円 L:1,000円(各税込)
カレー激戦区の木場で店舗を構えるソウルフードインディアの「チキンと野菜のカレー」は、本場インド人シェフが作るスパイシーなインドカレー。サラサラなルーにごろごろと大きめにカットされた野菜がたっぷりと入っているのが特徴。
一見すると辛くなさそうだが、小辛~激辛まで辛さを調整することができる。カイエンペッパーのストレートな辛さと玉ねぎや野菜の甘み、チキンの旨味がしっかり感じられる旨辛な味わいだという。
チャンドゥ・ハウス
「 紅妖(赤鬼)担々麺(ホンヤウタンタンメン)」 1,000円(税込)
上野の人気中華店「晴々飯店」の姉妹店として4月にオープンした「チャンドゥ・ハウス」は、中国四川省成都のローカルフードを激辛にアレンジして提供。
「紅妖(赤鬼)坦々麺」は、その名の通り赤鬼をイメージした汁なし担々麵。真ん中の唐辛子が鬼のツノを表している。見るからに赤い、赤すぎる、真っ赤に染まった麺を口に運べば、一気に汗が噴き出すことだろう。パクチーの緑色が辛さの中に爽やかなアクセントを加えている。
台湾小吃 美(タイワンシャオツー メイ)
「辛々麺」 S:800円 M:1,000円 L:1,200円(各税込)
東急東横線の元住吉で本場台湾料理を提供する「台湾小吃 美(タイワンシャオツー メイ)」からは「辛々麺」が登場。
もちもちの平太麺に激辛の肉みそをたっぷりかけた一品。ジューシーなひき肉に絡む味噌の甘味と唐辛子の辛さのバランスを楽しみたい。台湾出身の店主・メイさんは激辛料理が大好きで、満を持しての同イベント出店なんだとか。
居酒屋 とよじろう
「デス辛鹿児島産黒ブタのもつ煮込み」単品1,000円/丼ぶり 1,200円(各税込)
二子新地の居酒屋「とよじろう」は、自慢のモツ煮込みを激辛にアレンジして提供。
「デス辛鹿児島産黒ブタのもつ煮込み」は、鹿児島県産の黒豚のモツをじっくりと煮込み、仕上げに唐辛子の粉末をこれでもかと投入。唐辛子の赤が豚モツの白を隠すほどに覆っていて、まさにデス辛な見た目である。具材からしみ出た旨味と味噌の甘み、唐辛子の辛さが一体となり、夏にぴったりの肴に。ビールやレモンサワーのお供に最適だろう。
ソウルフードバンコク
「空心菜炒め」 M:1,000円 L:1,200円
都内に数店舗を構える人気タイ料理店「ソウルフードバンコク」からは、タイの熱気と活気を感じさせる現地屋台の味「空心菜炒め」が登場。ニンニクの旨味とタイの唐辛子「プリッキーヌ」の辛さ、タイの味噌「タオチオ」の豊かな風味が味わえる一品である。プリッキーヌは、鷹の爪の2~3倍程度の辛さがあると言われ、その量を調節することで小辛~激辛まで辛さを調節することができる。夏の夜に空心菜炒めとビールで乾杯すれば、そこはまさにバンコクの屋台のよう。
ロータスパレス
「激辛牛すじカレーフォー」 1,000円
ベトナム中部フエ料理の名店「ロータスパレス」が提供するのは、ベトナムの定番麺料理「ブンボーフエ」をアレンジした「激辛牛すじカレーフォー」。写真の通り、スープが真っ赤で表面に浮いた油分もなにやら辛そうである。米粉麺「フォー」とレモングラスの香る鶏ガラスープにスパイスを投入。柔らかく煮込まれた牛すじの旨味とカレーのスパイシーさを感じる一杯だという。
炎麻堂(エンマドウ)
「炎魔麻婆豆腐」M:ライスなし 800円/ライスあり 1,000円、L:ライスなし 1,000円 / ライスあり1,200円
「毎日でも食べたくなる麻婆豆腐を作る」をコンセプトに都内3店舗で営業する「炎麻堂(エンマドウ)」は、激辛グルメ番組にも多数出演。リピート率90%以上を誇る中華料理店。
そんな同店が激辛グルメ祭りに送り込むメニューは「炎魔麻婆豆腐」。麻婆豆腐の基本となる「麻=花椒のしびれ」と「辣=唐辛子の辛さ」をしっかりと感じられるように、オリジナルブレンドの山椒と弱火でじっくり丸1日かけて自家製したラー油を使用。さらに高級豆板醤「ピーシャン」で香り豊かな辛さを加えているそうだ。しびれと辛さで麻痺した舌をライスが癒してくれることだろう。プラス200円でつけられるライスの量が気になるところだ。
スペインクラブ
「情熱のイベリコパエリア」 M:800円 L:1,200円
1994年創業、都内で複数店舗展開する人気スペイン料理店「スペインクラブ」が提供するのは「情熱のイベリコパエリア」。世界で2番目に辛い唐辛子(2019年8月現在)「キャロライナリーパー」を生のまま使用。ごはんの上にドーンと乗っている真っ赤なソースに包まれたものは、イベリコ豚である。豚肉に見えないほどに赤く、イベリコ豚を味わいたいなら、その辛さから逃れることはできない。イベリコ豚の旨味を感じられるか、我々の舌が試されている。さらにその上に輪切りの唐辛子が乗って、辛さを後押しするようだ。
2nd、3rdラウンドそれぞれ9店舗が提供する激辛グルメを味わうことができる。ちなみに激辛グルメ祭りの公式ツイッターによると「夕方から日が落ちるまでは、会場内が比較的空いているので狙い目」だという。詳しくは下記参照のこと。
激辛グルメ祭り2019 開催概要
日程:1stラウンド 8月7日~8月14日
2ndラウンド 8月16日~8月21日
3rdラウンド 8月23日~8月28日
4thラウンド 8月30日~9月4日
5thラウンド 9月6日~9月11日
6thラウンド 9月13日~9月18日
※8月15、22、29日、9月5、12日は店舗入れ替えのため休業
※雨天開催(荒天時は中止の可能性あり)
会場:新宿・歌舞伎町大久保公園特設会場
(東京都新宿区歌舞伎町2-43)
営業時間:11:00~21:00
入場料:無料(飲食は有料)
購入方法:食券制 サイズ・メニューにより800円、1,000円、1,200円の3種類(税込)