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最終更新日:2019.05.17 公開日:2019.05.17

自動車税をクレジットカードで支払うメリット・デメリット。

5月は自動車税を納付する時期。納付書は届いたけれど、GWで大きな出費があり、次の給料日まで支払いを先延ばしにしているという人もいるのではないだろうか。そんな自動車税は、クレジットカードで支払うことで、実際に現金が出ていくのを先に延ばせることをご存じだろうか?

自動車税とは?

 自動税とは、毎年4月1日時点で車検証上の所有者に対して課せられる地方税。自動車の総排気量によって下表のように税額が決まっている。(※本記事では、乗用車の場合について紹介する)

※軽自動車は、市町村税である軽自動車税が一律1万800円課される。

 一般的には5月上旬に納付書が届き、納期限は5月末日(※1)。納付書を持って金融機関やコンビニエンスストアに行って支払うという方法が普通であるが、近年ではクレジットカード払いに対応している都道府県が増えている。各都道府県の公式サイトや提携サービスのWEBサイトで支払うことが可能なのである。(※2)

※1 青森県、秋田県は6月末日が納期限。
※2 秋田県、石川県、山梨県、徳島県、高知県はクレジット非対応(2019年5月現在)

クレジットカードでの支払い方法

愛知県の自動車税納付書のサンプル。

 自動車税をクレジットカードで支払う方法は、一般的には以下の通りである。

1.自動車税納税通知書とクレジットカードを準備する。 

2.各都道府県の「公式納付サイト」「Yahoo!公金支払い」「モバイルレジ」などのWEBサイトにアクセスする。
 ※居住する都道府県によって、納付サイトは異なる。各都道府県の税務課にて要確認。

3.各種注意事項への同意
 各種注意事項が表示されるので内容を確認する。問題なければ、同意して次のページへ進む。

4.納付情報を入力する。
 納付番号、確認番号、納付区分を入力する。

5.クレジットカード情報を入力する。
 クレジットカード番号、有効期限、セキュリティ番号などを入力する。

6.支払い完了

クレジットカードで払うメリットとデメリット

 自動車税をクレジットカードで支払うと以下のようなメリット・デメリットがある。

【メリット】

・WEBサイトで支払うので、24時間どこからでも支払い可能。
・クレジットカードの特典であるポイントやマイルが貯まる。

 ※各クレジットカードのポイント規定により、ポイントの有無や還元率は異なる。

・クレジットカードの引き落とし日まで、実際の支払いに猶予が得られる。
・クレジットカードの分割払いサービスを利用できる。

【デメリット】
・納税証明書がすぐに発行できない。

 都道府県によって違うが、およそ2~3週間経たないと納税証明書が発行できない。そのため、自動車税を納付したあとすぐに車検を控えている場合、納税証明書が発行できず、車検が受けられないという可能性がある。車検の時期が近い場合は、納付書を使い現金で支払うといいだろう。

※国土交通省陸運局と都道府県税事務所がオンラインで納税の有無を確認できるようになり、紙の納税証明書を提出が必須ではなくなった。しかし、オンラインで確認できるようになるまでに同じくらいの日数がかかるという。

・クレジット決済手数料がかかる。

 各都道府県により手数料は違うので下表を参照。クレジットカードのポイント還元率が1%以上かつ自動車の総排気量が1リットル以上の場合、ポイントと相殺されて実質手数料がかからないかプラスになる場合もある。

 ここで「トヨタ・プリウス」を自家用で所有する東京在住のAさんの場合を試算してみよう。プリウスの排気量は1.8リットルなので、自動車税は3万9500円。東京都のクレジットカード支払い手数料は、納税額3万円~4万円で315円である。もし、ポイント還元率1%のクレジットカードで支払ったとすると3万9500円の1%=395ポイントが付与される。1ポイント1円換算とすると395円なので、80円得することとなる。

 このように、自動車の排気量とクレジットカードの組み合わせによっては、手数料を浮かせることが可能である。また、支払いに行く時間がない人などはこの方法を便利に感じることだろう。もちろん、手数料の分損してしまう可能性もあるので、自分の状況に合わせて納税して欲しい。

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