「激辛グルメ春祭り」に行列店が集結!5月10日から新宿で開催。
立春も過ぎ、日差しの強い日が増えてきた。そんな汗ばむ季節に、さらに汗が噴き出る激辛料理はいかがだろうか。「カレー」「中華」「タイ料理」など、さまざまな種類の激辛料理が一度に楽しめるイベント「激辛グルメ春祭り」を紹介しよう。
激辛グルメ春祭りとは
「激辛グルメ春祭り」は、5月10日~20日まで歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で開催される。2013年から毎年8月~9月に開催され、延べ70万人以上を動員した「激辛グルメ祭り」のスピンオフイベント。今回、初めてこの時期に開催される。
同イベントは、1stラウンド(5月10日~14日)と2ndラウンド(5月16日~5月20日)の2ラウンド構成となっていて、6店舗ずつ計12店舗が参加する。
行列の絶えない人気店が集結!
同イベント主催者が発表した「辛さレベル」(メニュー名左の赤文字)が「激辛」以上のメニュー6品を紹介しよう。
クレイジーホット 「世界一辛いカレー」 サフラン池袋 幻のインド料理
出店期間:5月10日〜14日
世界一辛いカレーは、タバスコの約200~400倍の辛さを誇る唐辛子「ブートジョロキア」を使用。ブートジョロキアとは、北インドやバングラディッシュで生育している唐辛子の品種。2007年にギネス世界記録でハバネロを抜いて世界一辛い唐辛子となった。(2019年4月現在は、ドラゴンブレスチリが世界一)
ここでの辛さとは、唐辛子などに含まれる辛さの成分「カプサイシン」の割合を示すスコヴィル(SHU)という単位で比較している。タバスコの辛さは約2500~5000SHU。ブートジョロキアの辛さは100万7286SHUであるという。
いったいどれだけ辛いのか想像できないので、食べてみるしかない。ちなみに、味は辛いだけでなく、マイルドさとコクもあわせ持つ絶妙なバランスなんだとか。全体としては、バターチキンカレーなどと変わらない見た目だが、真ん中の赤いオイルが何やら辛そうである。
激辛~超辛 「本場の四川麻婆豆腐 ごはん付き」 京華樓
出店期間:5月10日〜14日
見るからに辛そうである。写真を見る限り、普通の麻婆豆腐と比べるとかなり赤いように見える。こちらは、中国・四川省出身のシェフが作り出す本場の味。四川豆板醤を改良したお店オリジナルの豆板醤と唐辛子、花山椒など18種類の香辛料・調味料を使用しているそうだ。シェフによると「激辛だけどコクも感じる絶妙な一品」だという。
花山椒の舌にピリピリくる辛さと唐辛子の辛さのコンボでごはんが進みそうだ。メニューは「ごはん付き」であるが、その量が気になるところである。
激辛 「バッファローウイング(カレー味)4ピース」 麻布バッファローウイングス
出店期間:5月10日〜14日
米国・ニューヨーク州バッファロー生まれのソウルフードで、刺激的でやみつきになる辛酸っぱい味が特長のバッファローウィング。 今回提供されるカレー味はイベント限定品で、数十種類のスパイスを使用した店舗オリジナルのカレー粉を使用しているそうだ。
上にかかった赤い粉は、完熟した唐辛子の身を乾燥させた香辛料「カイエンペッパー」だろうか。カイエンペッパーの辛さは3万~5万SHUといわれていて、タバスコの約10倍の辛さ。このまま触るとその刺激で指が痛くなってしまいそうだ。しかしそこは心配ご無用。ビニール手袋も一緒に渡してくれるそうだ。
辛口~激辛 「情熱の激辛イベリコパエリア」 スペインクラブ 出店期間:5月10日〜14日
「激辛イベリコパエリア」は、世界で2番目に辛い唐辛子(2019年4月現在)「キャロライナリーパー」を生のまま使用。ごはんの上にドーンと乗っている真っ赤なソースに包まれたものは、イベリコ豚である。豚肉に見えないほどに赤い。イベリコ豚を味わいたいなら、その辛さも一緒に味わうしかない。イベリコ豚の旨味を感じられるか、我々の舌が試されている。さらにその上に輪切りの唐辛子が乗って、辛さを後押ししている。これは激辛好きにはたまらない。
中辛~激辛 「ガパオライス」 アジアンタワン168 出店期間:5月16日〜20日
ガパオライスとは、タイのバジル「ガパオ」と鶏ひき肉をナンプラー、オイスターソースなどで甘辛く炒めた料理。こちらの「激辛ガパオライス」は、タイ・チェンマイ出身のシェフがタイ人も唸るという「激辛」に仕上げたもの。鷹の爪の2~3倍程度の辛さがあると言われるタイ産の激辛唐辛子「プリッキーヌ」をこれでもかと投入。パッと見ただけでも8本ほど入っているのではなかろうか。目玉焼きとライスが良い舌休めになるだろう。見ているだけで汗と一緒に唾液も出てきそうだ。
激辛~鬼辛 「赤い壺一味唐辛子薫る小籠包&蒸し餃子」 旨辛ダイニング 赤い壺
出店期間:5月16日〜20日
テレビ、ラジオ、雑誌などの多くのメディアに取り上げられる激辛グルメ専門店「赤い壺」から、オリジナル小籠包(4個)と蒸し餃子(2個)の点心セットが登場。具に点々と赤い唐辛子が見えている。これは肉専用の一味唐辛子を練りこんでいるんだとか。肉汁と一緒に唐辛子の辛さがしみ出すという。「肉汁まで辛くて旨い」とは店長談。
小籠包をレンゲの上でつぶすとアツアツのスープが溢れ出してくる。そのスープを一口すすると、口の中に肉汁の旨味とともに唐辛子から染み出た辛さも広がり、旨味と辛さの絶妙なバランスに歓喜の汗が噴き出すことだろう。
同イベントホームページには「おいしくても辛い料理を食べすぎると体調を壊すことがあります。ご自身の体調と相談しながら激辛グルメをご堪能ください」と注意書きがあり、その辛さにかなりの自信があるようだ。
我こそはという激辛好きの人は、この機会にさまざまな激辛グルメを食べ比べてみてはいかがだろうか。詳しくは下記参照のこと。
「激辛グルメ春祭り」開催概要
日程:1st ラウンド 5月10日〜14日
2nd ラウンド 5月16日〜20日
営業時間:11時~21時
会場:歌舞伎町シネシティ広場特設会場
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-19
入場料:無料
購入方法:食券制 サイズ・メニューにより800円、1,000円、1,200円の3種類(税込)