日本レースクイーン大賞2018 表彰式レポート
ファン投票で人気No.1のレースクイーンが決定する一大イベント。その表彰式が「東京オートサロン」会場で開催された。5人の大賞受賞者はいずれも毎度ステージに上がる実力を持つ精鋭揃い。その中から2018年のグランプリに輝いたのは? 白熱する会場の様子をレポートする。
「日本レースクイーン大賞」は、ファン投票で人気No.1のレースクイーンが決定する一大イベント。表彰式は、毎年1月上旬に開催されるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」会場で開催されている。
1月12日(土)の「東京オートサロン」イベントホールには、グランプリ候補の20名を応援してきたファンと、大勢の取材陣が人気No.1のレースクイーンが発表される瞬間を待ちわびていた。
まずは「新人部門」と「コスチューム部門」受賞者たちが登壇!
最初に登場したのは、昨年すでに発表済みの「新人部門」受賞者3名。「新人部門」グランプリの林ゆめさん、準グランプリの小嶋みやびさんと特別賞の宮本りおさんがステージに上がった。昨年6月のグランプリ発表当日は、それぞれ気持ちが高ぶっていた3人も、それから半年以上が経ち、この日はおだやかな笑顔で感謝の気持ちを改めてファンに伝えていた。
新人部門受賞者3名。左から宮本りおさん、林ゆめさん、小嶋みやびさん。「新人部門」グランプリ発表の様子は『【日本レースクイーン大賞2018】新人部門グランプリ発表!』でも紹介しているので併せてご覧いただきたい。
続いて登場したのは、コスチューム部門でグランプリを受賞したチーム「KT Honey」の山下莉果さん、小嶋みやびさん、河瀬杏美さんがステージへ。チームの3人を代表して、河瀬杏美さんが涙ぐみながら関係者とファンのみなさんに感謝の意を伝えた。また、一緒に登壇したコスチュームデザイナー清大輔さんからはデニムを使って甲冑をイメージしたというコスチュームのアピールポイントが紹介された。
コスチューム部門グランプリを受賞したチーム「KT Honey」の3人。左から山下莉果さん、小嶋みやびさん、河瀬杏美さん。「コスチューム部門」グランプリ発表の様子も『日本レースクイーン大賞2018 コスチューム部門の第1位は「KT Honey」に決定!』で紹介しているのでチェックしてほしい。
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続いてはグランプリ候補20名の中から、選ばれる賞の発表!
グランプリ候補20名の中から、各受賞者が次々と登壇
ここからは、レースクイーン大賞のグランプリ候補となるファイナリスト20名を中心に選ばれる賞の発表だ。まずはレースクイーン大賞実行委員会が選ぶ「特別賞」を川村那月さんと星野奏さんが受賞。
「日本レースクイーン大賞実行委員会 特別賞」を受賞した川村那月さん。
同じく「日本レースクイーン大賞実行委員会 特別賞」を受賞した星野奏さん。
「ヤングマガジン MFゴースト賞」にはチャナナ沙梨奈さん、「週刊プレイボーイ賞」は太田麻美さんが受賞した。
「ヤングマガジン MFゴースト賞」を受賞したチャナナ沙梨奈さん。この賞を受賞することで、講談社ヤングマガジン連載「MFゴースト」に登場する「MFGエンジェルス」をイメージしたレースクイーンチームの仲間入りを果たすことに!
撮りおろしソログラビアに起用される「週刊プレイボーイ賞」を受賞した太田麻美さん。「この賞を受賞したかった」と満面の笑みで語った。
また、自動車ニュースメディア clicccar.comが選ぶ「クリッカー賞」と「福岡アジアコレクション賞」は中村比菜さんがダブル受賞となった。
中村比菜さんは「クリッカー賞」と「福岡アジアコレクション賞」を受賞。「福岡アジアコレクション賞」を受賞するとファッションショーでランウェイを歩くことができ、レース業界以外でも大きな活躍が期待される。
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いよいよ大賞受賞者5名が決定!
ファイナリスト20名の中からグランプリ候補5名が登壇!
ファイナリスト20名の中から、グランプリ候補となる「大賞」に選ばれた5人は、生田ちむさん、小越しほみさん、林紗久羅さん、林ゆめさん、藤木由貴さん。この中から1名のみがグランプリとなる。
ちなみに生田ちむさん、小越しほみさん、藤木由貴さんの3人は昨年に続いての大賞受賞者。また、林紗久羅さんは一昨年の大賞受賞者だ。そして残る林ゆめさんは、本年の新人部門グランプリ獲得に続いて、まさかの大賞ノミネートとなった期待のルーキー。前代未聞の「新人部門」&「大賞グランプリ」のダブル受賞はあるのだろうか? いずれにせよ、この5人はレースクイーン界の精鋭中の精鋭。誰がグランプリになっても決して不思議ではない。
グランプリの発表前には、この5名の中から選ばれる特別賞の発表がある。まずは小越しほみさんが「テレビ東京賞」を受賞。高校生の時には病気がちで学校も休んでいた時期があり、レースクイーンの活動も1年休止していたという彼女。復帰した際に、同期のレースクイーンたちが活躍しているのを見て「私の人生はみんなに追いつかないことばかりだな」と感じていたという。そんな経験を乗り越えて今、このステージに立てていることの感謝と喜びを涙ながらに語った姿が印象的だった。
「テレビ東京賞」を受賞した小越しほみさん。スピーチでは、このステージで受賞したことへの思いを熱く語った。
続いては生田ちむさんが「東京中日スポーツ賞」を受賞。天真爛漫な笑顔で人気を博し、2年連続でファイナリストに選ばれた。いつも笑顔でいるように見える彼女だが、表彰式直前の数日間は急に怖くなってプレッシャーに耐えられなくなったという。そんな彼女を支えてくれたのは、やっぱりファンの声援。スピーチでは、笑顔の裏にある本音を素直に語ってくれた。
「東京中日スポーツ賞」を受賞した生田ちむさん。笑顔の裏に隠された本音を語ったスピーチが印象的だった。
また、イメージガール就任が約束されている「沖縄カスタムショーアワード」に選ばれたのは、林紗久羅さん。昨年は大賞の5人に残れなかったものの、1年のブランクを経てこのステージへ立てたことへの感謝。そしてレースクイーンが自分の生きる道で誇りであるとの思いを、しっかりと噛みしめるようにスピーチした。
「沖縄カスタムショーアワード」に選ばれた林紗久羅さん。写真左にいる宮本りおさんは、本年度の新人部門特別賞受賞者。彼女は林さんとともに同じ「D’STATIONフレッシュエンジェルズ」にも所属している仲間だ。「沖縄カスタムショーアワード」では、ともにイメージガールとしても肩を並べることとなる。
今回、特別賞を獲ることがなかったものの、昨年は5つの特別賞のうち4つの賞を総ざらいしたのが藤木由貴さん。2018年は雑誌のグラビアにも幾度となく登場し、写真集を出版するなど話題に事欠かなかった。レースクイーン歴4年目にして、3年連続で大賞受賞者の5人に勝ち残った彼女。ここまで来られたことへの感謝を伝えるとともに、今期でレースクイーンを引退することを表明。少しさみしいが、彼女の新しいフィールドでの活躍には、さらなる可能性が広がっているはずだ。
満面の笑みで4年分の感謝を伝えた藤木由貴さん。その表情は実に晴れやかだった。
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ついに頂点となるグランプリ受賞者の発表!
2018年の頂点となるグランプリは誰の手に?
そしてついに、グランプリ発表の瞬間が訪れる。発表を行うのは昨年度グランプリ受賞者の阿久津真央さんだ。「昨年の今頃を思い出すと、さっきも楽屋で泣きそうになりました」。苦笑いをしながらそう振り返りつつ、その手に握られた受賞者の名前を発表した。
照明が落ち、ドラムロールが会場内に響き渡る。いよいよグランプリ決定の瞬間だ。発表するのは昨年のグランプリ受賞者、阿久津真央さん。昨年のグランプリ発表の様子は『まさかの4賞同時受賞も! 日本RQ大賞2017結果発表』にて(新しいタブが開きます)。
「栄えあるグランプリに輝いたのは…林紗久羅さんです!」
大歓声に包まれる会場。ステージ上では、サプライズで林さんの両親が登場して喜びを分かち合った。
グランプリ決定の瞬間、林さんの両親が駆け寄って彼女の栄誉を称えた。
グランプリ受賞者・林紗久羅さんのコメント
「本当にありがとうございます。私の手元にあるグランプリのトロフィーはみんなで勝ち取ったものです。レースクイーン大賞に挑んで今年で4年目となりました。いちばん最初の2015年度はファイナリストのノミネートのみで幕を閉じ、2016年度は大賞5名に勝ち残ることができました。2017年度は残念ながら特別賞にとどまってしまい、この挫折が私を本気にさせてくれました。応援して下さる方々が増え、本当にサーキットを駆け抜けた一年だったと思います。自分ひとりではここまで来ることはできませんでした。グランプリ獲得を機に、より一層気を引き締めて、これからもレースクイーンの女王としてモータースポーツ業界、そしてレースクイーン業界をもっともっと盛り上げていきたいと思います」
涙ぐみながらもこれまでの感謝、そしてこれからの意志をしっかりと伝えた林紗久羅さん。その姿からは早くもグランプリの貫禄が感じられるかのようだった。
歓喜にむせびながら、言葉を噛みしめるようにスピーチした林紗久羅さん。
この勝利は、彼女のチームとしても大きな意義が!
今回、グランプリとなった林紗久羅さんの所属チームは「D’STATIONフレッシュエンジェルズ」。2018年のレースクイーン大賞を振り返ると、この1年は「D’STATIONフレッシュエンジェルズ」にとって、苦しい戦いが続いた1年でもあった。
「新人グランプリ」では、同チームの宮本りおさんが受賞したものの、グランプリには届かず特別賞となった。ステージを降りると悔し泣きが止まらない宮本さんを囲んでメンバーは彼女を必死に慰めていた。続く「コスチュームグランプリ」でも惜しくも3位。メンバーは再びステージで悔し涙を流すこととなった。
そして、最後のリベンジチャンスとなったこの日。チームリーダーである林紗久羅さんが、堂々の大賞グランプリに輝いた。チームメンバーにとってこれほどの喜びはなかったはずだ。このグランプリ受賞は「D’STATIONフレッシュエンジェルズ」のチーム全体の功績としても実に大きな意義のある勝利となった。
ちなみに編集担当のグランプリ予想は、 藤木由貴さん、川村那月さん、林ゆめさんの三つ巴バトルだった。メディア露出の多さを基準とし、タレントとしての活躍も目立った3人に注目したが見事に大ハズレ。しかし、この1年ずっと悔し涙に暮れていた「D’STATIONフレッシュエンジェルズ」のリーダーである林紗久羅さんがグランプリに輝いたことは、実にうれしい誤算だった。
今回で9回目の開催となった日本レースクイーン大賞。2018年に国内主要レースカテゴリーで活躍した400名を超えるレースクイーンの中から、その頂点となった林紗久羅さん。チームリーダーとしても誇らしい勝利となったことであろう。
GOODRIDE日本レースクイーン大賞2018
グランプリ:林紗久羅
レースクイーン大賞:生田ちむ、小越しほみ、林紗久羅、林ゆめ、藤木由貴
東京中日スポーツ賞:生田ちむ
テレビ東京賞:小越しほみ
沖縄カスタムカーショーアワード:林紗久羅
ヤングマガジン MFゴースト賞:チャナナ沙梨奈
週刊プレイボーイ賞:太田麻美
福岡アジアコレクション賞:中村比菜
クリッカー賞:中村比菜
日本レースクイーン大賞実行委員会特別賞:川村那月、星野奏