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最終更新日:2019.01.18 公開日:2019.01.18

トヨタ&モデリスタ&TRD編:「スープラ」や「センチュリー GRMN」など!【東京オートサロン2019】(1)

国内最大のチューニングカー・カスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」。 2019年は1月11日から13日まで開催された(幕張メッセ)。 まずはメーカー別にどのようなクルマが出展されていたのかをお届けしていく。 その1は、トヨタと系列のモデリスタおよびTRDだ。

17年ぶりの復活となったトヨタ「GRスープラ」のコンセプトモデル。「GRスープラ」は、GRコンセプトとしては初めてワールドワイドに展開することが1月14日にトヨタから発表された。国内では「スープラ」としては3代目となるが、北米などの海外では初代「セリカXX」が初代「スープラ」となるため、5代目となる。

 トヨタブースで目を引いたのが、センターに配置された2台の新型「スープラ」。国内では初代「セリカXX」から始まる、グランツーリスモ(グランドツーリングカー)の5代目である(国内では「スープラ」としては3代目)。

 上の画像が、市販される「GRスープラ」のコンセプトモデル。1月14日に米デトロイトモーターショーで世界初披露され、国内での発売は2019年の春頃となっている。

 もう1台は、TOYOTA GAZOO Racingが2020シーズンからスーパーGTのGT500クラスに投入するレーシングカーのコンセプトモデル「GRスープラ スーパーGT」。それに伴い、レクサス「LC500」での参戦は2019シーズンとなる。

2020シーズンからスーパーGTに投入される計画の「GRスープラ スーパーGT」のコンセプトモデル。かつて、スーパーGTの前身である全日本GT選手権時代から数えて、「スープラ」は4度の王座に輝いたマシン。「GRスープラ スーパーGT」にもトヨタファンに熱い期待が寄せられている。

走りを追求したコンプリートカーGRシリーズは、「センチュリー」や2代目「マークX」、ダイハツ「コペン」など3車種を展示

「センチュリー GRMN」。このモデルはブラックだが、ホワイトのモデルも存在している。

 GRコンセプトは、世界最長・最難関といわれる独ニュルブルクリンク・サーキットにおいて、「クルマの味づくり」を行っているGAZOO Racingによるコンプリートカーブランド。エントリーモデルのGRスポーツ、本格派のGR、そして台数限定の”究極のスポーツモデル”とするのがGRMNだ。今回はGRMNの参考出展2車種と最新モデル1車種が展示された。

 その中で目玉はトヨタのフラッグシップセダン「クラウン」のさらに上位の最高級エグゼクティブ・セダン「センチュリー GRMN」。参考出品のため、詳細は不明だが、ナンバープレートがあるとおりに公道走行可能な1台だ。

2代目「マークX GRMN」。今回出展されたGRMNの中では、唯一発売されるモデル。「マークX」は近年は少なくなったFR車で(4WDグレードも設定されている)、GRMNシリーズの頂点として位置づけられている。

 もう1台は3月11日から発売を開始する2代目「マークX GRMN」。GRMNシリーズの頂点に位置するモデルとして、2015年に初代が限定100台で販売されたが、パワーアップして帰ってきた。FRセダン「マークX」の最上位グレード「350RDS」をベースとし、専用6速トランスミッションに換装した1台である。今回は限定350台で、東京オートサロン初日の1月11日より注文受付がスタートした。

初出展となったダイハツの軽スポーツカー「コペン」をベースとした、「コペン GRスポーツ コンセプト」。

 トヨタ傘下のダイハツから、走りを追求した軽自動車「コペン」が参考出品ながらGRMNの仲間入りを果たした。各種パーツなどの詳細は不明。正確には、エントリーモデルの「GRスポーツ」の1台となっている。

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続いては「モデリスタ」と「TRD」の出展車両

モデリスタの新型SUV「UX」は歩車間コミュニケーションを想定した1台

「UX モデリスタ コンセプト」。歩行者へドライバーの意思をわかりやすく伝えるため、フロントグリルがディスプレイとなっている。オーバーフェンダーに後方向きのカメラを備えていることから、ドアミラーレスとなっており、車内にデジタルミラーがあるという設定。

 2018年11月からレクサスより発売となった”都会派クロスオーバー”と銘打たれた完全新型車「UX」。トヨタ系列の架装メーカーであるモデリスタでは、その「UX」のコンセプトモデル「UX モデリスタ コンセプト ビヨンド ザ エモーション」を展示した。

 「UX モデリスタ コンセプト ビヨンド ザ エモーション」最大の特徴は、歩車間のコミュニケーションなどを目的として、フロントグリルがディスプレイになっていること。ただし、今回は曲面ディスプレイを採用しておらず、投影した映像でのコンセプト展示だった。また、サイドカメラ付きオーバーフェンダーを装着したことで、ドアミラーレスになっている点もエクステリアで目立つポイントだ。そのほかには、フロントやリアのスポイラーなど空力パーツもオリジナルに換装されている。

「プリウス A”ツーリングセレクション”」をベースとした、モデリスタの「プリウス アイコニック スタイル」。マイナーチェンジ直後にもかかわらず、モデリスタからは早くもエアロキットやインテリア関連なども発売中だ。

 2018年12月にマイナーチェンジしたトヨタ「プリウス」。モデリスタからはフロント部分のLEDが立体的な光り方をするように配置された「プリウス アイコニック スタイル」。

 またフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートの3種類がセットのモデリスタエアロキット「アイコニックスタイル」や、ヘッドライトガーニッシュとリアガーニッシュがセットになった「アイコニックガーニッシュセット」などが発売されており、それらを装着。内外装共にすぐにカスタマイズできるようになっている。

レース部門TRDの「プリウス」は精悍な顔つき!

TRDによる「プリウス アグレッシブスタイル」。こちらもベース車両のグレードは「A”ツーリングセレクション”」。

 トヨタのレース部門のTRD(Toyota Racing Development)はレース活動を担当しているだけでなく、そこからフィードバックした技術でもって各種パーツも開発している。今回、TRDはモデリスタと足並みをそろえ、同様にマイナーチェンジしたばかりの「プリウス」をベースとしたカスタマイズカー「プリウス アグレッシブスタイル」を出展した。

 TRD製の「プリウス」用エアロパーツは、その名の通りに攻撃的なデザインであることが特徴。各部にスポイラーやカナード、ガーニッシュなどが装着された結果、「プリウス アグレッシブスタイル」はエコカーとは思えないような精悍なイメージとなったのである。これらTRD製エアロパーツもすでに発売中だ。

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