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最終更新日:2023.06.19 公開日:2018.11.29

ミシュランガイド東京2019 星の格付けの基準とは?

今年も発表されたミシュランガイド東京のセレクション。星の格付けの基準は? 高級店だけ選ばれる? 今さら聞けない基本をおさらい。

(C)MICHELIN

 ミシュランは11月28日、「ミシュランガイド東京2019」(写真上)のセレクションを発表した。ミシュランガイド東京は、東京の厳選した飲食店と宿泊施設を紹介するガイドブック。2007年にアジア初の発行を遂げて以来、毎年その内容が更新されている。

発行12年目を迎える今回は、484の飲食店と35の宿泊施設が掲載された。星の数で店の評価を表すことで知られ、最高評価は「三つ星」となっている。その三つ星を獲得したのは13の飲食店。二つ星は52の飲食店、一つ星は165の飲食店だった。ちなみにこの星の数は、フランス・パリの118軒を大きく超え、世界一位となっている(ミシュランはフランスに本拠地を置くタイヤメーカー)。

ミシュランガイドは、独自の5つの評価基準を基に店を評価。三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」、二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」、一つ星は「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」と評価する。このほかに、ビブグルマン「価格以上の満足感が得られる料理」という掲載基準もある。

こうした評価のなか、12年連続三つ星の飲食店に、「かんだ」(港区/日本料理)、「カンテサンス」(品川区/フランス料理)、「ジョエル・ロブション」(目黒区/フランス料理)、「すきやばし 次郎 本店」(中央区/寿司)が選ばれている。

そう聞いて、星を獲得した店はさぞかし高級な飲食店ばかりなのだと想像していたが、実はそうではなかった。今回選ばれた店を見てみると、なんと家族でよく行くラーメン店が掲載されているではないか。自分の舌が”合っていた”という満足感を味わうとともに、ただでさえ行列だった店がさらに並ぶことになると思うと複雑な心境である。ラーメン店だけではなく、今年選ばれた店に「おにぎり 浅草 宿六」があるというから、「他にも調べれば、星獲得店で手が届く価格帯の店あるかも」という気になってくる。

日本ミシュランのポール・ペリニオ社長は今回の発表に際し「良質な食材と、それを調理する素晴らしい腕前の料理人が国内外から集まる東京は、美食都市として世界をリードし続ける。ミシュランは今後もガイドブックを通して新たな発見の喜びを伝える」と述べ、ミシュランガイド東京2019への自信をのぞかせた。ガイドブックは11月30日から発売される。価格は3,240円。

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