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最終更新日:2018.10.23 公開日:2018.10.23

エンジン音と震動が加わった新シリーズ「トミカ4D」第1弾は「GT-R」など

「トミカ4D」第1弾は計4種類が発売。そのうちの2種類が日産のR35型「GT-R」で、このバイブラントレッドと、メテオフレークブラックパールの2色が発売される。

 「トミカ」といえば、日本の男の子なら、誰もが一度は手にして遊んだことがあるだろう。先日、その大型サイズ1/43スケールの”大人のトミカ”「トミカプレミアムRS」が発表されたばかりだが(記事はこちら)、また早くも新シリーズが発表された。今回発表されたのは、クルマのエンジン音と震動を体感できる「トミカ4D(フォーディー)」で、10月27日の発売となる。価格は1,600円(税別)だ。

 1970年の誕生以来、「トミカが持ち続けている魅力を変えずに進化させ、子どもに驚きを与えたい」という想いから、クルマの立体図鑑(3D)ともいえるトミカにさらに”体感”を加えるというコンセプトで開発がスタート。3D+体感=「4D」なのである。 

大人の手のひらでこのサイズ。よって、3歳児から遊ぶことが可能なのがトミカの特徴。今回は走らせるとエンジン音がするので、口でエンジン音のまねごとをする必要がなくなる。それはそれでさびしい?

メーカー全面協力で”体感要素”を搭載

トミカの特徴であるサスペンションを押し込むことがスイッチとなって、エンジンが始動して音が出るように。そして、アイドリング状態になる。エンジンを切るときは、もう一度押し込むだけ。直感的に遊べる仕様。

 トミカの特徴のひとつが、平均して約1/60スケール(1車種ごとにスケールは微妙に異なる)という手のひらサイズながら、サスペンション機能を搭載していること。今回は同機能を活かし、車体を上から押し込むことで、実際にエンジンがかかったかのようなエンジン音とアイドリングの震動を体感することが可能となった。エンジンを切りたいときは再び車体を押し込めばいい。

 またアイドリング状態で車体を短く押し込むと、空ぶかしを行える。そして手で転がして走行させるとランダムに変化する走行音となり、同時に振動も変化する(モーターなどはついていないので自走はしない)。エンジン音は自動車メーカーの協力を得て、実車から収録された。ちなみにボタン電池「LR-44」を2個使用するが、連続稼働させた場合、寿命は約45分となっている。

 また「トミカ4D」は、「日本おもちゃ大賞2018」で、障がいのある子どもとそうでない子どもがともに遊べるさまざまな配慮がなされた玩具に贈られる「共遊玩具部門」の大賞を受賞。

 目の見えない子どもたちでもクルマの形状を触って知ることができるだけでなく、クルマの動きによって変化する実車のエンジン音と震動を耳と手で感じられ、臨場感のある手転がし遊びを十分に楽しめるという点が評価されたという。

走らせるとランダムでエンジン音が変化して、走行している風のサウンドに。口で「ブロロロ~」などという必要がない。

第1弾はスポーツカータイプとはたらくクルマの計4車種

日産「GT-R」のメテオフレークブラックパール。

 第1弾は、スポーツカータイプ2種(1車種2色)と、はたらくクルマ2種の計4種類が発売となる。スポーツカータイプは日産のR35型「GT-R」(全長78×全幅30×全高23mm)だ。フロントの形状から見ると、2017年式以降の後期モデル。カラーはバイブラントレッドとメテオフレークブラックパールの2色が販売となる。

 そしてはたらくクルマはどちらもトヨタで、「クラウン パトロールカー」(全長72×全幅28×全高27mm)と「ハイメディック救急車」(全長72×全幅28×全高27mm)の2車種だ。パトカーも救急車もサイレンが鳴る仕様だ。

 4車種とも発売日は10月27日(土)。価格は1,600円(税別)となっている。

はたらくクルマの1車種、トヨタ「クラウン パトロールカー」。

こちらもはたらくクルマの1車種、トヨタの救急車「ハイメディック」。ワンボックスカー「ハイエース」の特装車だ。

第2弾としてホンダ「NSX」も準備中!

ホンダの2代目「NSX」。こちらも2色用意されており、1色はモナコGP開催サーキットのモンテカルロ市街地コースのヌーベル・シケインが見下ろすモナコ湾の海の青さを表したという「ヌーベルブルー・パール」

 そして現在準備中なのが、ホンダ「NSX」(全長72×全幅33×全高19mm)だ。こちらはフロントのエンブレム下のパーツがボディーカラーとは異なるところを見ると、2016年式。カラーはヌーベルブルー・パールとカジノホイワイト・パールだ。

 価格は同じ1,600円(税別)だが、発売日は未定となっている。

「NSX」のもう1色は「カジノホワイト・パール」。モンテカルロ市街地コースのカジノコーナーにちなんで命名された。「NSX」にはもっと純白に近い「130Rホワイト」があるが、「カジノホワイト・パール」はややグレーがかかっているため、銀に近い。

10月最後の土日に横浜の日産本社でエンジン体感イベント!

 10月27日(土)から「トミカ4D」が発売されるのを記念して、横浜の日産グローバル本社ギャラリーで「トミカ4D”エンジン体感”イベント」が、27日と翌28日に開催される予定だ。無料で参加可能。10~17時まで開催される(ギャラリー自体は20時まで運営)。

 まず、「トミカ4D GT-R」体験コーナーに参加して抽選を行い、1時間に3組、1日合計21組限定で、実車の「GT-R」に搭乗し、スタッフが操作する形で車内にて生のエンジン音を体感できるというもの。聞き比べてみてはいかがだろうか。

2017年式R35型「GT-R」。フロント部分がそれ以前の年式のものと変更となり、わかりやすいのがヘッドランプの下の黒いエアインテークの形状。「トミカ4D GT-R」も同じ形状をしているので、2017年式だ。ちなみにギャラリー内ブティックにて、「トミカ4D GT-R」の2色もイベント時に発売される予定(販売個数に限りがあるため、ひとり各色1個)。「オートカラーアウォード2017」にて撮影。

2018年10月22日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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