新型「スープラ」、予約受注開始。限定900台の幸運に与れるのは誰だ!
UKトヨタは10月8日、新型「スープラ」(写真上:カラーリングはダミー)の予約受注を開始したと発表した。
今年3月、スイスで開催されたジュネーブショーで「レース仕様」が公開されて話題になった新型「スープラ」。かつて名を馳せた(モータースポーツでも活躍していた)、トヨタを代表するスポーツカーの車名の復活だけに、その登場にファンの気持ちはいやがうえにも昂まっている。
その新型スープラの予約受注を開始するとEUトヨタから発表されたのは10月2日。欧州で900台限定での販売となるというアナウンスだった。今回の発表で、そこから300台がイギリスに割り当てられることが明らかになった。生産を2019年に開始し、デリバリーは夏以降になる見込みだ。EUトヨタでは、この最初の限定900台のオーナーは、「スープラ900クラブ」の会員となりさまざまな特典を受けられるとしている。
BMWと共同開発した新型スープラのスペックは?
新型スープラは独BMWと共同で開発され、BMWからはオープン2シーターの「Z4」(写真上)としてリリースされる。だが、Z4はおしゃれで爽快なドライビングを提供する車で、一方のスープラはサーキット走行をも主眼に置いた、あくまでピュア・スポーツカーだ。両車はベースこそ共用しているが、まったく異なる運転感覚になるはずだ。
新型スープラに搭載されるエンジンは、3L直列6気筒で300馬力オーバーと公表されているが、Z4では多様なエンジンが用意されることが明らかになっているので、スープラにも直4ターボモデルや、大排気量のフラッグシップエンジンが搭載される可能性もある。エンジンはフロントに搭載され、リアタイヤを駆動。車体は50:50の前後重量配分になっていて、2シーターであることが、エンジン形式と合わせて公表された。
なお、トヨタ国内広報によると、日本導入の時期や価格、スペックについて、現時点で明らかにできる情報はないということだった。国内販売の続報が待ち遠しい。