【ドライブミュージック】来日間近!音楽界のレジェンド「ボブ・ディラン」
近年、夏のイベントの定番としてすっかり定着した感のある音楽フェスティバル(以降音楽フェス)。さまざまな音楽フェスが全国各地で開催されており、友人や家族同士で車に乗り合わせて参加する方も多いのではないだろうか?
夏真っ盛り!フェスシーズン到来!
大自然の中にある野外ステージ。フジロック以外にも全国各地で音楽フェスが開催されている。
数ある音楽フェスの中でも最古参のグループに入る「フジロックフェスティバル」(以降フジロック)は、1997年にスタートし、今年で22年目を迎える。「自然と音楽の共生」をテーマにしたフジロックは、苗場スキー場(新潟県湯沢町)で開催され、大自然の中でテントを張って寝泊まりし、国内外のアーティストのライブやDJプレイを鑑賞できる。
山奥で天候が変わりやすく、大雨に濡れることもしばしばあるが、それもまた楽しみの一つ。また、子供向けのアスレチックや、自然の中に設置されたアート、フードイベントさながらの飲食エリアなど、音楽だけでなく、その周りを取り巻く文化も体感できるのも魅力だ。
今回紹介するのは、そんなフジロック最終日のヘッドライナー(複数アーティストが参加するフェスにおける主役)として出演する「ボブ・ディラン」である。
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歌手がノーベル文学賞を受賞?ボブ・ディランってどんな人?
言わずと知れた、音楽レジェンド「ボブ・ディラン」
現在77歳のボブ・ディラン。2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞。
©ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
1941年5月24日に生誕し、現在77歳のボブ・ディランは1962年にデビューした。全世界でのアルバム・トータル・セールスは1億枚を超え、38作のオリジナルアルバムを発表している。ライヴ盤やコンピレーション盤を合わせると実に60作以上のアルバムと、延べ600曲以上もの楽曲を世に出し、半世紀にわたって常に第一線で活躍している世界的なアーティストである。
またロックの殿堂、グラミー、アカデミー、ゴールデングローブなどさまざまな賞を受賞していて、2016年10月にはノーベル文学賞まで受賞したのは記憶に新しい。今回のフジロック出演は、ノーベル文学賞受賞後初の日本公演である。彼の出演は、ファンのみならず、大きな話題になることだろう。
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ドライブにおすすめな曲は、あの自動車のCMソングだった!
ドライブにおすすめのアルバムはこちら!!
1965年に発売されたアルバム「追憶のハイウェイ61」©ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル。
本年の来日を記念したアナログレコード盤発売。
ボブ・ディランの作品の中でも、特にドライブにおすすめなのは、1965年8月30日に発売されたアルバム「追憶のハイウェイ61」である。ディラン最大のヒット・シングルである「ライク・ア・ローリング・ストーン」を1曲目に収録し、「廃墟の街」を除いて、すべての曲がバンドサウンドで録音されている。また60年代のロック変革期を象徴するとされ、彼の名声を高めた作品でもある。
1曲目の「ライク・ア・ローリング・ストーン」は日産セレナのCMソングに起用されたこともあり、誰もが一度は耳にしたことがある楽曲と言っていいだろう。イントロのギターとハモンドオルガンがユニゾンしたフレーズが印象的なミドルテンポな曲で、たとえ渋滞していても、イライラせずにゆったりとした気持ちで運転させてくれる曲ではないだろうか。
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来日記念!あの伝説のライブを収めた希少音源が発売!
世界初!「風に吹かれて」の初披露音源がCD化!
2018年7月18日発売。「ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス」©ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル。日本では正式発売されたことのない希少音源ばかりで、世界初CD化の音源が30曲中24曲収録。
そんなボブ・ディランの、7月29日のフジロック初参戦に先駆け、7月18日には来日を記念したライブ盤『ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス』がソニーミュージックから発売された。このアルバムにはロック史に残る伝説の瞬間や歴史的瞬間を捉えた超貴重なライヴ音源の数々が収録されている。なんと1曲目には今も歌い継がれる名曲「風に吹かれて」の初披露の音源が収録されている。
1962年4月16日、ボブ・ディランはこの曲をコーヒーショップで書き上げ、その数時間後に出演したガーディズ・フォークシティで初披露。これまで日本では正式発売されたことのない希少音源なので、ファンならずとも是非手に入れたいところだ。
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外部リンク
2018年7月25日(JAFメディアワークス IT Media部 大槻 祐士)