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最終更新日:2018.04.19 公開日:2018.04.19

日産、商用分野でもEV活用を模索。「みらい工場」プロジェクトの支援を発表。

 日産は4月17日、「みらい工場」の本格始動に際し、このプロジェクトにEVを提供することでサポートすると発表した。「みらい工場」は日本ベネックスと住友商事が手がけるプロジェクト。再生可能エネルギーとEVのリユース蓄電池システム(写真上)、これにEVを組み合わせて利用し、エネルギーの効率的な利用を実現する”スマート工場”モデルの確立を目指すものだ。

 具体的には、蓄電池システムで太陽光発電(写真上)の出力の過不足を平準化しつつ、工場の電力需要ピーク時の補助電源として活用され、電気代を削減する。EVを従業員の通勤や外出時に使用して、使用済みバッテリーを蓄電池システムにおいて再利用することで、バッテリーのリユースモデルの構築も目指すとしている。

 日本ベネックス(写真上)は、1957年に創業し、おもに精密板金加工技術を基盤に産業・電気機器製造事業を手がけ、2012年に環境エネルギー事業に参入した会社だ。住友商事と共同開発した蓄電池システムなどの環境関連技術を備えたスマート工場のモデルを構築し、環境エネルギー事業のショーケースとしたい考えだ。

 このプロジェクトに提供されるEVは商用タイプの「e-NV200」。エンジンを搭載しない100%EVで、一回の充電での走行距離は190kmとされている。日産では10台を提供し、EVの有用性の検証も行う「みらい工場」プロジェクトをサポートすることで、EVの普及拡大につなげたいとしている。

2018年4月19日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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