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最終更新日:2017.04.25 公開日:2017.04.25

【モータースポーツジャパン2017】GTマシンにラリーカー! デモ走行の様子を動画で

ピットストップコンテストに向けてコースサイドで待つGTマシンたち。先頭が17年式ホンダ「NSX GT」のARTA8号車。左は13年式日産GT500仕様R35型「GT-R」23号車。NSX GTの後ろにいるのが、17年式レクサスGT500仕様「LC 500」のテスト車両093号車。

 4月15・16日の2日間にわたって、お台場の青海地区で開催された「モータースポーツジャパン2017」。

 モータースポーツに参戦している国内外の自動車メーカーやタイヤメーカーなどが一堂に会し、レーシングカーやラリーカーなどの展示やデモランなどを実施。なかなかサーキットまでは足を運べないというモータースポーツファンたちの目や耳を楽しませた。

 ラリーカーとGTマシンのデモランの様子を動画でお届けする。コースは普段は駐車場なので路面コンディションも決してよいわけではなく、スペースがあまりないが、それでもプロのドライバーたちはその持てる力を発揮し、迫力のある走行を披露した。

この日、最も速く駆け抜けたラリーマシンたち!

 まずはラリーカーのデモランから。デモランを行ったのは、新井敏弘、奴田原(ぬたはら)文雄、勝田範彦の3選手。ドライブしたラリーカーは、もちろん実際にラリーに参加する際の車両(現在は、3人とも全日本ラリー選手権が主戦場)。

 新井選手と勝田選手が登場したのはスバル「WRX STI」、奴田原選手は三菱「ランサーエボリューションX」だ。

新井選手のWRX STIのデモランの様子。舗装路(ターマック)用セッティングをきちんと出してあったそうで、3台の中でも最もアグレッシブな走りを見せていた。コースと撮影エリアを仕切るガードレールをギリギリで通過していったので、今回最も迫力ある走りを撮影できた。

奴田原選手のランエボXによるデモランの様子。セッティングが決まっていなかったのか、それほど攻めた走りは披露しなかった。

勝田選手は新井選手と同じWRX STIだが、セッティングが大きく異なった模様。サスが柔らかめにしてあったため、コーナーで新井選手ほど攻められなかったようだ。

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続いてはダカールラリーに参戦したあのトラック!

日野「レンジャーGT」(ダカールラリー2014年クラス優勝車)

 写真ビストロ SNAP×SNAPのこちらでも紹介している日野レンジャーGTの2014年ダカールラリークラス優勝車。

 14年式はエンジンの排気量が8000cc、450馬力だった。その後に9000ccにアップされ、17年式の馬力は約650馬力だそうである。

 前ページの全日本ラリーで活躍しているようなマシンほどの速度はないが、その分、大型車ならではの迫力が見所だ。ドライバーは、17年は念願のトップ10入り、8位入賞を果たしたチーム・スガワラの菅原照仁選手。

前ページのWRX STIが販売時の車重で約1.5t。それに対してレンジャーGTは6.7tと4倍以上。重量級の迫力をご覧あれ。

 そしてデモランの後のグリッドウォーク中に行われたのが、プロによるタイヤ交換デモ。動画は前後編に分けて収録した。

 タイヤ1輪の重量は、ホイールだけで50kg、タイヤが100kgで、合計で150kgになる。直径も125cmだ。そんな重量物であるトラック用タイヤをどう交換するのかご覧いただきたい。

レンジャーGTのタイヤ交換デモ前編。タイヤ交換の裏話も聞ける。1号車のナビ・高橋貢と、2号車のナビ・杉浦博之の両選手が説明をしながら実際にタイヤ交換。

150kgのタイヤをどうやってはめるのか? 今回はメカニック2名のサポートも得て3人体制だったが、通常はドライバーとナビの2人ではめるので、非常に大変である。

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国内3メーカーがスーパーGTで対決!!

最速はどのメーカーだ!? スーパーGT・タイヤ交換対決

 レクサス(トヨタ)、日産、ホンダの国内3大メーカーがしのぎを削る、市販ベースのGTカーによるレースであるスーパーGT。

 さすがにGTマシンがレースで対決するには狭すぎるコースのため、3大メーカーが「ピット・ストップ・コンテスト」で雌雄を決することに。要は、実際にGTマシンを用いて、どのチームがタイヤ交換を最も早く終わらせられるか、という内容である。

 ホンダ、日産、レクサスの順で行われ、GTマシンのデモ走行も兼ねた対決となった。

ホンダ陣営からはARTAチームが登場。ドライバーは野尻智紀選手と小林崇志選手。マシンは、17年式「NSX GT」のARTA8号車。この日、ホンダ陣営のドライバーはこの日はあえてドタバタを演じるなど、観客を楽しませることに徹していた。

2番手は、日産陣営からワークスのNISMOチームが登場。同チームは昔からピットワークに定評があることで知られている。マシンは13年式のGT500仕様R35型「GT-R」23号車だ。ドライバーは松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手のベテランコンビ。

レクサスは17年式「LC500」GT500仕様のテスト用車両093号車で参加。動画は2日目に撮影したもので、このときは選手とチームが初日から変更となり、レクサス・チーム・ルマン・ワコーズが参加した。ステアリングを握ったのは、大島和也選手とアンドレア・カルダレッリ選手。

2017年4月24日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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