長時間ドライブの大敵、脚のむくみを解消
長時間のドライブでよく耳にするお悩みが、脚のむくみです。そもそも脚は心臓から遠い位置にあるので、血液の流れが悪くなりやすく水分が溜まりやすいため、むくみやすいのです。筋肉を動かさずに同じ姿勢でいる車の中は、とくにむくみやすい条件が揃っています。そこで今回は長時間ドライブをより快適に過ごしてもらうために、脚のむくみを解消するエクササイズをご紹介します。
時間がないときはエクササイズ1のみでも、エクササイズ1と2のセットでもOKです。エクササイズ3に関しては、エクササイズ2が3のウォーミングアップになっているので、エクササイズ2と3は必ずセットで行いましょう。
エクササイズ1
爪先の上げ下げで、ふくらはぎを動かそう!
車のボディなどに両手をついてバランスを取り、爪先で立ちます。
その後、爪先を上げ(写真下)、爪先立ち→爪先上げ、を数回繰り返します。
爪先を上げ下げすることで、ふくらはぎの筋肉が動き、滞っていた血の巡りが良くなります。
エクササイズ2
内太ももを伸ばす(内転筋のストレッチ)
続いては、血液、リンパ液が詰まりやすい脚の付け根と内太ももを伸ばすストレッチです。両脚を肩幅の倍に開いて、爪先と膝を外側に向け、そのままお尻を真下に下ろします。
両手は膝の近くの太ももに置き、体を左によじりながら、右手で右内太ももを押し、右脚の付け根から内太ももを伸ばしながら、約5秒キープ。反対側も同様に行います。
エクササイズ3
ワイドスクワットで、下半身のむくみスッキリ
エクササイズ2はエクササイズ3を行うためのウォーミングアップでもあるので、3のワイドスクワットは、必ずエクササイズ2の後に行いましょう。
まずは脚を肩幅の2倍に開き、両手を胸の前でクロスさせ両肩に置きます。
爪先と膝を外側に向け、そのままお尻を真下に下ろします。
余裕のある人は、太ももが地面と平行になるまで下ろしましょう。各自無理のない範囲で数回行います。
指導:大久保圭祐(おおくぼ けいすけ)
パーソナルトレーナー・ロルファー™。
中央大学卒業。同大学キックボクシング部に在籍し、主将として活躍。在学中、プロライセンスを取得し本場タイのムエタイジムに留学。卒業後は様々なフィットネスクラブの専属パーソナルトレーナーを経験し、フリーランスとして独立。ボディワークの”Rolfing®”に興味を持ち、渡米してRolf Institute®を卒業。筋膜メソッド+パーソナル技法で女性の身体を美しく整えるケイスケ式メソッドを綴った初の著書『筋膜ボディセラピー』(三栄書房)好評発売中。大久保圭祐先生のWEBサイト http://www.keisuke-o.net/
撮影=中村レオ 企画・編集=鈴木珠美(オフィスタマ)