はじめよう、クルマのある暮らし。

真剣なレースでありながら、参戦するマシーンがバラエティに富んでいることでも人気を集めているSUPER GT。KURU KURAの視点で、この日本を代表するレース・シリーズの面白さを紹介していきます。
Cars

公開日:2026.04.07

レースって、やっぱり面白い。スーパーGT 2026年シーズンまもなく開幕!──ストリートの、その先へ Vol. 1

SUPER GT 2026 Beyond the Street

サーキットで浴びるエンジン音とスピード感はやっぱり特別だ。「スーパーGT」には、自動車メーカーとチームの本気が詰まっている。KURU KURAは今シーズン、日本独自に進化してきたGTレースの面白さを、サーキットの現場から届けていく。

文=吉田拓生

写真=河野マルオ(maruo kono)、富士スピードウェイ

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音とスピードを楽しむ! 日本伝統のGTレース

「今シーズンからKURU KURAでスーパーGTをレポートしまーす!」突然そんな宣言をしたら、「エッどうして?」って感じる人も多いのでは?

確かにそう、過去記事を掘ってみてもKURU KURAがちゃんとレースをとり上げてきた実績はない。それに今どきは、普通にクルマ趣味を楽しむことと自動車レースの世界に入り込むことの距離感が昔より広がっているような気もしている。

それはつまり、僕たちが普段触れているようなクルマと、トップレベルのレースを走っているマシーンの中身が違い過ぎているということも、その原因のひとつなのかも。

開幕戦のチケットを購入すればテストの入場料が無料になるとあって、一般公開された3月7日の公式テストには熱心なファンが数多く岡山国際サーキットを訪れ、今年のシリーズの行方を占っていた。
テストの終盤にはスタート練習も行われた。トップで1コーナーに入っていくのは昨年のタイトル奪取でGT500クラス3連覇を達成したauトムススープラ。坪井翔と山下健太のコンビで4連覇を狙う。テストなのにスタートまで見れちゃう、サービス精神旺盛なスーパーGTのテストなのだ。
今シーズン、KURU KURAが密着レポートをする予定のアステモ リアル レーシング。マシーンは新型のHonda HRC PRELUDE-GTを投入。ドライバーはベテランの塚越広大とGT500デビューを飾る期待の若手、野村勇斗だ。
1993年でグループAツーリングカーレースが終了し、1994年に誕生した全日本GT選手権(JGTC)。様々なマシーンに門戸を開いたこのレースが今日のスーパーGTの前身。5月1日の最初のレースではスカイライン勢が目立っていた。

市販車ベースのBNR32やF40が駆け抜けた日本独自のレース

その昔、グループA規定で争われていた全日本ツーリングカー選手権で活躍していたBNR32のスカイラインGT-Rは、かなりしっかりと市販車をベースにしていたわけで……。

そんなみんなのヒーロー、GT-Rがマッチョな姿になって、誕生したばかりの全日本GT選手権を制覇(1993年のプレシーズンに3戦全勝)しちゃうんだから、盛り上がらないワケがない。

その流れは今日のスーパーGTへと繋がっているし、日本独自のレースの歴史もあるのだ。

1995年のレース。2024年のGT300クラスで初のタイトルを獲得したランボルギーニだが、早くからJGTCで活躍していた。当時はGT1とGT2というクラス分けになっていた。
1995年のレース。2024年のGT300クラスで初のタイトルを獲得したランボルギーニだが、早くからJGTCで活躍していた。当時はGT1とGT2というクラス分けになっていた。
こちらも1994年5月1日のレース、フェラーリF40やポルシェ962といったこれまでのクラス分けの垣根を超えたマシーンが戦うことですぐに人気のレース・シリーズとなっていったのである。
こちらも1994年5月1日のレース、フェラーリF40やポルシェ962といったこれまでのクラス分けの垣根を超えたマシーンが戦うことですぐに人気のレース・シリーズとなっていったのである。

スーパーGTは、クルマ好きのフェスになる

昔のように“市販車をベースに”って感じのレースじゃなくなったのはクルマ好きとしては寂しさもあるけれど、もう一方では「たくさんの自動車メーカーのマシーンが参加して盛り上がっている自動車の一大イベント!」という見方もできるだろう。

そう、レースの勝ち負けも興味深いのだけれど、もう一方では何かと世知辛い世の中で自動車の音やスピードを合法的に楽しむなんて、モータースポーツの場でしかできなくなっているというのも確か。

「愛車はシェアカー、でもスーパーGTは大好き!」なんていうカジュアルな立ち位置も、今どきらしいと思うのだ。

KURU KURA × スーパーGTでひとりでも多くのファンが「レースってカッコイイ! 面白いかも!」と思ってくれたら嬉しいし、実際にサーキットに足を運んでみるきっかけになったら? マシーンやドライバー、そしてチームのファンになってくれたら最高だ。

GT300クラスも実際のレースと同じく、GT500クラスから少し遅れてスタート。レクサスやメルセデスベンツ、ランボルギーニ、GR86、ポルシェ、ニッサンのGT-Rなど、日本の3メーカーが対決するGT500よりも豊かな顔ぶれが特徴だ。
お昼休みの時間に開催されたピットウォークも大盛況。テストとはいえファンサービスもいっぱい。公式テストはスーパーGTファンにとっては欠かせないイベントとなっているようだ。
トヨタ86、スバルBRZはファンにとってもなじみのある車輛だが、その中身はカーボンモノコック製のマザーシャシーが使用されている。エンジンは4.5ℓのV8を搭載している。
全日本GT選手権発足当初から活躍し続けてきたポルシェ911。昨シーズンからフル参戦を開始し、すでに1勝をあげているセブンバイセブンレーシングが911GT3R EVOを走らせる。
日本に到着したばかりというBMW M4 GT3 evoを持ち込んだパシフィックレーシングチーム。完成度が高いGT3マシーンだけにいきなり好タイムを連発していた。
NISMOは昨年よりも1台少ない3台のフェアレディZをGT500クラスに送り込んでいる。ゼッケン23(ニッサン)は伝統的にNISMOのワークスカーが掲げるナンバーだ。
2025シーズンのGT300クラスでタイトルを獲得したLEON PYRAMID AMG。過去2回と合わせ3度の王者に輝いた強豪だ。実績のあるメルセデスAMG GT3 evoは今シーズン5台がエントリー。

SUPER GT 2026年 カレンダー

Round 01
第1戦 岡山
4月11日(土)〜12日(日)
開催サーキット:岡山国際サーキット

Round 02
第2戦 富士
5月3日(日)〜4日(月)
開催サーキット:富士スピードウェイ

Round 03
第3戦 セパン(マレーシア)
6月20日(土)〜21日(日)
開催サーキット:セパン・インターナショナル・サーキット

Round 04
第4戦 富士
8月1日(土)~2日(日)
開催サーキット:富士スピードウェイ

Round 05
第5戦 鈴鹿
8月22日(土)~23日(日)
開催サーキット:鈴鹿サーキット

Round 06
第6戦 SUGO
9月19日(土)〜20日(日)
開催サーキット:スポーツランドSUGO

Round 07
第7戦 オートポリス
10月17日(土)〜18日(日)
開催サーキット:オートポリス

Round 08
第8戦 もてぎ
11月7日(土)〜8日(日)
開催サーキット:モビリティリゾートもてぎ

Information

サーキットの外でも、レースははじまっている。
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