2019年03月12日 02:19 掲載

鉄道他 都内の公道をF1マシンが初走行! 神宮外苑いちょう並木が爆音に震えた!!【Red Bull Showrun Tokyo】

3月9日、都内の一般公道を初めてF1マシンが走行するイベント「Red Bull Showrun Tokyo」が開催された。場所は、通称「明治神宮外苑いちょう並木」と呼ばれる、東京都道414号。その模様をお届けする。

くるくら編集部 日高 保

F1レッドブルレーシングF1デモカーが都内の公道で初走行

アストンマーティン・レッドブル・レーシングのエース、マックス・フェルスタッペン選手によるデモ走行の様子。東京都内の一般公道を閉鎖してF1マシンが走ったのは初めてだ。

 3月17日に、オーストラリア・メルボルンで第1戦の決勝が開催されるフォーミュラ1世界選手権の2019シーズン。今年は、ホンダが2チームにパワーユニットを供給するのが話題のひとつだ。1チームは、トップチームのひとつであり、ホンダが初めてコンビを組むアストンマーティン・レッドブル・レーシング。そしてもう1チームが、そのジュニアチームともいえるレッドブル・トロロッソ・ホンダで、こちらは2018シーズンから引き続き供給となる。

 開幕戦を1週間後に控えた3月9日、通称「明治神宮外苑いちょう並木」と呼ばれる、東京都道414号を舞台に、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手とピエール・ガスリー選手がデモ走行する無料イベント「Red Bull Showrun Tokyo」が開催された。舞台となる東京都内の公道をF1マシンが走るのは初めてということもあり、来場者は1万人超え。入場制限がかかるほどの大盛況となった。

マックス・フェルスタッペン選手とピエール・ガスリー選手

コースの下見を兼ねてファンに挨拶するマックス・フェルスタッペン選手(左)とピエール・ガスリー選手。イベントには1万人を超えるファンが駆けつけ、入場制限がかかるほどだった。

 ふたりはアストンマーティン「DB11」のオープンカーに乗ってコースの下見がてら、ファンへの挨拶を行った後、まずはチーム初年度となるガスリー選手から走行。ガスリー選手は全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017シーズンに参戦していた「日本育ち」。日本のファンを前に、2往復目にコース中央でドーナツターンを披露した。しかし、大きく回りすぎてスタックさせてしまう。メカニックの手を借りてゴールとは逆方向に再スタートし、お詫びとばかりにもう半周追加するサービス精神を発揮した。

 一方、2016年のシーズン途中に移籍して今年でレッドブル・レーシングで4シーズン目となるフェルスタッペン選手は、タイヤスモークを上げるサービスを披露するも、落ち着いて走行させた。ちなみにマシンは「レッドブルレーシングF1デモカー」という名称で、型式などは非公開。フェルスタッペン選手が走り終えると、今度は2台同時走行というサプライズラップも行われた。

レッドブルレーシングF1デモカーが都内の一般公道で走行

ジュニアチームのレッドブル・トロロッソ・ホンダで2018シーズンを戦い、2019シーズンはトップチームのアストンマーティン・レッドブル・レーシングに加入したピエール・ガスリー選手のデモ走行の様子。

【Red Bull Showrun Tokyo】公式動画(総時間1時間12分8秒)。動画は7分過ぎからスタート。

 今回の東京の公道におけるF1マシン初走行に対し、ガスリー選手は「F1で東京の道を走るなんて考えてもいなかったので、本当に最高でした。大勢のファンの前で走れたのも良かったし、これからもチャンスがあればいいなと思います」とコメント。

ピエール・ガスリー選手

ピエール・ガスリー選手がデモ走行後、レッドブルを飲んでいるところ。F1マシンには地面に押さえつけるダウンフォースが必要だが、CMのようにレッドブルを飲んで翼を生やして空へ舞い上がってしまわないか心配?

 フェルスタッペン選手は、「今日は大勢のファンのみなさんと接することができて、ありがとうございました。鈴鹿(サーキット)でも会えることを楽しみにしています」とした。さらにフェルスタッペン選手は、父親のヨス・フェルスタッペン氏が現役時代、ホンダF1の試作車をテストしていたことについても質問を受け、振り返りながらこう応じた。「そのクルマに乗っている写真が家に飾ってあるし、僕もはっきりと覚えているよ。父の後を継いで(ホンダF1ドライバーとしての)2代目として、しっかりと頑張っていくよ」。父親への敬意と自身の決意が表れている。

マックス・フェルスタッペン選手

マックス・フェルスタッペン選手。近い将来のチャンピオン候補と期待される逸材。父親のヨス氏も、かつてはF1ドライバーだった。

 ちなみに開幕前のホンダ勢の状況は好調と伝わっている。アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマシン「RB15」とレッドブル・トロロッソ・ホンダの「STR14」は、スペイン・バルセロナのカタルーニャ・サーキットで開催された開幕前の合同テストで、8日間の合計で1768周、およそ8230kmを走行。順調な走り込みに成功しており、活躍が期待されている。

 また開幕戦の決勝については、17日(日)13時50分からホンダウェルカムプラザ青山の大型スクリーンで無料パブリックビューイングも実施される(座席は200席)。さらに同日までは、ホンダF1マシン第1~第3期の各期の初優勝マシンと、第4期の1台で2018シーズンに走行したレッドブル・トロロッソ・ホンダ「STR13」+ホンダのパワーユニット「RA618H」も展示中だ(「STR13」+「RA618H」のみ19日(火)まで展示)。今年のホンダは、ウェルカムプラザのある青山からヒートアップ。大勢の観客の期待を胸に早くもフルスロットルである。

ホンダF1キックオフ会見

9日午前中にウェルカムプラザ青山で開催された、「2019 ホンダ F1 キックオフ記者会見」での集合写真。前列左端のふたりがアストンマーティン・レッドブル・レーシングのふたり。ガスリー選手(左)とフェルスタッペン選手。前列右端のふたりが、レッドブル・トロロッソ・ホンダのふたり。ダニール・クビアト選手(左)と、アレクサンダー・アルボン選手。

ホンダF1マシン

現在、ホンダウェルカムプラザ青山で展示中のホンダF1マシン4台。左から、第1期でリッチー・ギンサーの手により初優勝した「RA272」(1965年メキシコGP)。エンジンもシャシーもオールホンダ。その隣は、第2期でケケ・ロズベルクの手により初優勝したウィリアムズ「FW09」(1984年アメリカGP)。第2期はエンジンサプライヤーとしてコンストラクターにエンジンを供給した。※3台目と4台目は次の画像で紹介。

ホンダのF1マシン

右から2台目が、第3期にジェンソン・バトンの手により優勝したオールホンダの「RA106」(2006年ハンガリーGP)。右が2018年にレッドブル・トロロッソ・ホンダとしてピエール・ガスリー選手が走らせた第4期の「STR13」。