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クルマ最終更新日:2018.03.03 公開日:2018.03.03

ごっつくてデッカイ! 日本でなかなか見られない大型車を集めてみた!

 大型車は取り回しは大変だが、憧れる人が多いのもまた事実。しかも、国産メーカーや日本法人のある海外メーカーでも、日本国内の道路事情などにそぐわないことから販売していない車種が存在する。ここでは、そうした日本ではなかなか見られない大型車をピックアップしてみた。

トヨタ「タンドラ」の巨大さ!

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日本の自動車メーカーというと、どうしてもコンパクトな燃費のみを重視しているようなイメージが強いが、米国のように日本とはまったく異なる道路事情・交通事情の国では、専用の大型ピックアップトラックなどを販売している。展示車両は、東京オートサロン2018(TAS18)のMLJブースの「フレックスドリーム タンドラ」。

 北米トヨタのみで販売されている車種がいくつかあるが、大型ピックアップトラック「タンドラ」はその代表格だ。

 ご覧の通り、日本国内では大通りしか走れないのではないかというほどの存在感があり、ディメンションは全長5814×全幅2029×全高1930mmというビッグサイズ。車重は3039~3175kgだ。V8エンジンの排気量は4.6~5.7L。6m近い全長、2mオーバーの全幅、3tを超える車重と、貫禄たっぷりの1台である。

 ちなみにバスやトラックを除いたトヨタ車の国内のラインナップ中で、最も大型なのが「ハイエース」の内の「スーパーロング」グレードで、5380×1880×2285mm。「タンドラ」の方が全長で40cm強、全幅でほぼ15cm大きく、日本の狭い裏道での取り回しはなかなかやっかいそうな大きさなのを実感してもらえるのではないだろうか(ただし、車重は両車ともほぼ同じ)。

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こちらの「タンドラ」は、トヨタの「5大陸走破プロジェクト」で使用されたもので、MEGA WEBにて撮影。おそらく、多くの方が「こんなに横幅があると、うちの近所の細い道に入れない! 曲がり角でこする!」と思うのではないだろうか?

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日産の国外専売は3車種!

日産の国外専売車を3車種紹介!

 日産も世界100か国以上でグローバル展開しており、国外専売車がいくつか存在する。今回は、日本では現時点では発売されていない3車種を取り上げてみよう。

大型SUV「パトロール」

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かつて日本では「サファリ」の名で販売されていた大型SUVが「パトロール」。ノーマル車のサイズは5165×1995×1940mm、車重は3500kg。排気量は5.5L。現在は、海外市場で販売されている(北米市場ではまた別の「アルマダ」というSUV)。展示車両の「GReddy PATROL」はTAS18のTRUSTブースで撮影したもので、外装もかなり手が入れられているが、エンジンもとてつもなくパワーアップが図られている。同社オリジナルのビッグタービンのツインターボが装着され、出力は400馬力を2000馬力にアップ!

大型ピックアップトラック「ナバラ」

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「ナバラ」は、かつて日産が国内でも販売していたピックアップトラックである「ダットサントラック」の系譜に連なる車種。北米などを除いた海外市場で販売されている(北米では「フロンティア」と「タイタン」を販売)。ノーマル車のサイズは、5120×1790×1735~80mm、車重は2800~2910kg、排気量は2.3L。展示車両「NISSAN NP300 NAVARA NC1」は、TAS18のRANGERSブースで撮影したもので、ピックアップトラックを都会向きにする「ピックアップトラックアーバンプロジェクト」の第1弾。フェンダーやホイールが交換されている。

大型ワゴン「NV400」

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日産の商用車「NV」シリーズは、数字が大きくなるほど車格が上がる。国内では、「NV350 キャラバン」が最も大型のワンボックスとして販売されているが、画像はその上の車名を与えられた「NV400」。英国など欧州で販売されている。ノーマル車のサイズは5048~6848×2470×2303~2808、車重は3500~4500kg。排気量は2.3L。展示車両は、TAS18のオートモーティブデザイン・ブースにて撮影した「NV400 トランスポーター」。オーバーフェンダーが装着され、ホイールも交換されている。

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最後はドデカイアメ車たち!

米国のドデカイクルマたち!

 やはり大型車といったら米国のクルマたちというイメージが強いのではないだろうか。最後は、そうした米国製の大型車を紹介しよう。

GMC「トップキック」

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GMのブランドのひとつであるGMCからかつて販売されていたピックアップトラックが、「トップキック」。展示車両の「FIELD トップキック」は、TAS18のエアフォース&ジャッツ/メガキングドットコムで展示されていた1台で、「トップキック」の車高を上げて、大型のタイヤを装着してある。前に車高が1m位しかないスーパーカーなどがいたら、間違えて踏んでしまいそうな運転席の高さである。

フォード「F-150 ラプター」

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フォード「F-150」は米国におけるピックアップトラックの顔ともいうべき1台。サイズは、全長5588~5890×全幅2172(ミラーをたたんだ状態)×全高1994mm。排気量は2.7~5.0L。車重は2002~2584kg。展示車両は、TAS18のトーヨータイヤブースに展示されていた「F-150」の最上位グレード「ラプター」をベースとした「TOYO TIRES-RAPTOR type 1」。フロントバンパーなどのエアロパーツがオリジナルとなっている。

キャディラック「エスカレード」

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GMで最も高級なブランドであるキャディラック。その8人乗り大型SUV「エスカレード」をベースとした「ZERO DESIGN ESCALADE」。TAS18のアズールモータリングブースで撮影した。「エスカレード」は全長5195×全幅2065×全高1910mm、車重2670kg、排気量6153cc。価格は1000万円オーバー。キャディラックは日本で購入可能だが、なかなか見かけない高級ブランドなので、ここでは取り上げてみた。

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かつてGMのSUVブランドだったハマーの「H3」。ハマーの4輪駆動車というと、米陸軍の軍用車「ハンヴィー」を民生用にした「H1」のイメージがあるためか、ミリタリー色が強い。「H3」もとてもごつくて軍用車両としてそのまま使えそうな雰囲気を醸し出しているが、実際には軍用車両とは直接は関係はないモデルである。TAS18のラバーディップ・ブースにて撮影。

2018年3月3日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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