2021年06月12日 14:40 掲載

旧車 1960年代の名車に出会える自動車博物館【Part1】

人々の生活とともに、日本のモータリゼーションも大きく進展した1960年代。多くのメーカーがこぞって新型車を市場に投入し、トヨタ・2000GT、日産・スカイライン、ホンダ・S800など、今もなお人気を誇る名車が多数誕生した。そんな1960年代を彩ったクラシックカーを展示する自動車博物館を紹介しよう。

くるくら編集部 大槻 祐士

 1960年代製のクラシックカーを多数展示する自動車博物館と、各博物館スタッフが選出したイチオシの展示車を紹介する(五十音順)。

伊香保おもちゃと人形自動車博物館

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|伊香保おもちゃと人形自動車博物館|内観11960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|伊香保おもちゃと人形自動車博物館|内観2

写真提供:伊香保おもちゃと人形自動車博物館

 伊香保おもちゃと人形自動車博物館は、昔懐かしい昭和風の町並みが再現された館内で、ブリキのおもちゃやテディベア、自動車など、さまざまな展示が楽しめる博物館。スポーツカーやクラシックカー、ユニークな軽自動車など、1960年代製の自動車に限っても44台。全体で102台もの名車がずらりと展示されている。

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|伊香保おもちゃと人形自動車博物館|トヨタ・2000GT|フロント

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|伊香保おもちゃと人形自動車博物館|トヨタ・2000GT|サイド1960年代|自動車博物館|クラシックカー|伊香保おもちゃと人形自動車博物館|トヨタ・2000GT|リア

写真提供:伊香保おもちゃと人形自動車博物館

 同館スタッフが選んだイチオシの1960年代製展示車は、トヨタ・2000GT。「やはり格好良さナンバー1です」とはスタッフ談。なんと、同館にはトヨタ・2000GTが2台も展示されているのだとか。ロングノーズ・ショートデッキの特徴的なエクステリアは惚れ惚れするデザインだ。クルマの周りには2000GTのミニカーやボストンバッグなどの関連グッズも展示されている。

【伊香保おもちゃと人形自動車博物館】
群馬県北群馬吉岡町上野田2145水沢観音下
大人 1100円、中・高校生 880円、小学生 440円

九州自動車歴史館

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|九州自動車歴史館|内観1

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|九州自動車歴史館|外観

写真提供:九州自動車歴史館

 九州自動車歴史館は、スバル360やダットサン210、トヨタ・パブリカなどのクラシックカーや戦後に活躍したオート三輪、バブル時代のスポーツカーなど、さまざまな自動車を70台、バイクを30台も展示する博物館。それぞれの時代背景に合わせた、背景や小道具を展示スペースに配置し、その世界観も合わせて楽しめる。なお、1960年代製の自動車は約30台、バイクは約20台展示されている。

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|九州自動車歴史館|ダットサン・フェアレディ2000|フロント

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|九州自動車歴史館|ダットサン・フェアレディ2000|サイド

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|九州自動車歴史館|ダットサン・フェアレディ2000|リア

写真提供:九州自動車歴史館

 同館スタッフが選んだイチオシの1960年代製展示車は、ダットサン・フェアレディ2000。フェアレディZの前身といえる車両で、当時の日本車としては最速の時速205kmに達する性能を有し、レーシングカーとして活躍した。同館に展示されているのは、気品を感じるシャンパンゴールドの個体だ。

【九州自動車歴史館】
大分県由布市湯布院町川上1539-1
大人 800円、子ども 400円

GLION MUSEUM

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|GLION MUSEUM|外観

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|GLION MUSEUM|内観

写真提供:GLION MUSEUM

 GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)は、100年近い歴史を持ち、近代文化遺産として価値の高い築港赤レンガ倉庫をリノベーションしたスペースに、世界中から集められたヴィンテージカーを展示している博物館。なんと世界で3台しかないと言われるロールスロイス・ファントムⅡも展示されている。

 展示車は、全体で約50台。1960年代製に限ると5台を展示。トヨタ・2000GT、プリンス・スカイラインスポーツ、ルノーアルピーヌ・A110などの名車を間近で見ることができる。

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|GLION MUSEUM|プリンス・スカイラインスポーツ|フロント

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|GLION MUSEUM|プリンス・スカイラインスポーツ|サイド

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|GLION MUSEUM|プリンス・スカイラインスポーツ|リア

写真提供:GLION MUSEUM

 同館スタッフが選んだイチオシの1960年代製展示車は、プリンス・スカイラインスポーツ。同車は、クーペとコンバーチブルの2種類が発売されたが、両方合わせても60台しか生産されなかった希少な車両。なかなかお目にかかれない車両だが、同館にはクーペとコンバーチブルが1台ずつ展示されている。

【GLION MUSEUM】
大阪府大阪市港区海岸通2-6-39
大人(中学生以上)1000円、子ども(小学生)500円

四国自動車博物館

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|四国自動車博物館|内観3

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|四国自動車博物館|内観2

写真提供:四国自動車博物館

 四国自動車博物館は、1960~80年に製造された国内外のレーシングカーやスポーツカーをメインに自動車史に残る希少車を展示する博物館。自動車とバイクを合わせて約60台を所蔵し、そのなかの18台が1960年代に製造された車両。トヨタ・2000GT(前期型・後期型)、ホンダ・S800、スバル360などの国産車。フェラーリ・ディーノ206S、アルファロメオ・ジュリエッタ スパイダー ヴェローチェなどの外国産車と幅広いラインナップをカバーしている。

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|四国自動車博物館|トヨタ・スポーツ800|フロント

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|四国自動車博物館|トヨタ・スポーツ800|斜め前

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|四国自動車博物館|トヨタ・スポーツ800|リア

出典:四国自動車博物館

 同館スタッフが選んだイチオシの1960年代製展示車は、トヨタ・スポーツ800。通称「ヨタハチ」と呼ばれ、今もなお多くの自動車ファンに愛されるクルマだ。「軽い・非力・愛らしい・楽しい」とは語るのは同館スタッフ。空気力学に基づいた流線型のエクステリアデザインは、見た目にも可愛らしい雰囲気を醸し出している。

【四国自動車博物館】
高知県香南市野市町大谷896
大人 800円、高校以上 500円、小中学生 300円

ツカハラミュージアム

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|ツカハラミュージアム|内観1

1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ミュージアム|ツカハラミュージアム|内観2

写真提供:ツカハラミュージアム

 ツカハラミュージアムは、1台1台手作業で丁寧に修復した自動車を約50台展示している博物館。1960年代に製造された車両は、ロールスロイス・シルバーシャドー、ロータス18、ダイハツ・コンパーノ・ベルリーナ、トヨタ・カローラなど、7台を展示している。

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1960年代|自動車博物館|クラシックカー|ツカハラミュージアム|トヨタ・2000GT|リア

写真提供:ツカハラミュージアム

 同館スタッフが選んだイチオシの1960年代製展示車は、トヨタ・2000GT。同館に展示されている前期型は、総生産台数337台中110台しか生産されなかった希少な車両。内装からフレームまで、同館のスタッフが綺麗にフルレストアを行い、エンジンも最高のコンディションで展示しているのだとか。スタッフの思いの詰まった1台をご覧あれ。

【ツカハラミュージアム】
青森県八戸市北インター工業団地4-2-57 テクノクラフトC&V内
大人 500円、中学生以下は入場無料
※中学生以下の方は、大人同伴の場合のみ入場可能


 1960年代製のクラシックカーを展示する自動車博物館は、全国さまざまな場所にある。古き良きクラシックカーを前に、時代の移り変わりや技術の進歩へと思いを馳せてみてはいかがだろうか。

※本記事で紹介した料金は2021年6月10日現在の情報。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、時短営業や休館をしている場合あり。営業日・営業時間は、各博物館の公式サイトなどをご確認ください。

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