【TAS17速報】モータースポーツで築く「安心と愉しさ」。
東京オートサロン2017(幕張メッセ)がいよいよ開幕。メーカーの報道発表などを中心に、初日の模様をお届けする。
富士重工とスバルテクニカルインターナショナル(STI)の記者発表会では、モータースポーツ参戦の概要が発表された(発表者は、スバルテクニカルインターナショナルの平川良夫社長。同社は富士重工のモータースポーツ統括会社)。
今年のモータースポーツへの参戦を発表する、スバルテクニカルインターナショナル(株)の平川社長。
手前が「SUBARU BRZ GT300 2016モータースポーツ参戦車」。2016年 第45回インターナショナルSUZUKA1000kmのGT300クラスでの優勝車だ。
この発表でのポイントは3つ。
1. 第45回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ、5/25~28)への出場
2008年から出場を続ける「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に今年も参戦(SUBARU WRX STIで)する。SP3Tクラス(排気量2L以下のターボ車のクラス)で3年連続5度目のクラス優勝を目指す。
2.SUPER GTシリーズへの出場
日本国内最高峰のモータースポーツカテゴリーであるSUPER GTシリーズのGT300クラスに、昨年に引き続いてSUBARU BRZ GT300で参戦する。特に今シーズンは、昨年の雪辱を果たすべく、軽量化、空力性能の向上、慣性モーメントの改良、水平対向エンジンの熱効率の改善などを行い万全の態勢で臨む。
3.グローバルラリークロス選手権への支援
サーキットレース、オフロードレース、ラリーの要素を併せもち、アメリカで人気のグローバルラリー選手権(GRC)に参戦しているSUBARUラリーチームUSA(SRTUSA)への技術支援を本格化する。今シーズンは、信頼性向上に重点を置いたエンジン開発、車体の軽量化、剛性の強化、慣性モーメントの最適化を図るなどの技術支援を行う。
初公開の「SUBARU WRX S4 STI Sport CONCEPT」は、精悍なデザインが印象的。
「SUBARU LEVORG STI Sport -STI Performance-」 参考出品車(カスタマイズモデル)。
ブースでは、「SUBARU BRZ STI Sport CONCEPT」と「SUBARU WRX S4 STI Sport CONCEPT」を初公開。走りの愉しさや走行安定性を追求したSTIのパフォーマンスパーツを装着した「SUBARU LEVORG STI Sport -STI Performance-」「SUBARU IMPREZA G4 -STI Performance-」を展示。多くのモータースポーツファンの注目を集めていた。
2017年1月13日(JAFメディアワークス IT Media部 上條 謙二)