【TAS17速報】ホンダ、スーパーGTチーム体制発表、「NSX-GT」17も展示
5チームの監督とドライバー(1名を除く)が集合。16シーズンは1勝もできなかったということで、17シーズンは巻き返しを図るとした。
東京オートサロン2017(幕張メッセ)がいよいよ開幕。メーカーの報道発表などを中心に、初日の模様をお届けする。
ホンダは、17シーズンのスーパーGTの参戦体制について発表。16年12月14日の時点でチーム・無限とエプソン・ナカジマ・レーシングの2チームに関しての発表を行っていたが、今回、残りの3チームに関しての発表も行われた。s9おして、5チームの監督とドライバー(ドライバーは、ナカジマのベルトラン・バゲット選手が欠席)が登壇した。
またブース内には、新型「NSX」をベースにした、17シーズンのスーパーGT・GT500マシン(64号車EPSON NSX-GT)も展示。NSX-GTのスペックは次ページで紹介する。
新型NSXをベースに開発された17年型NSX-GT。実際のところ、市販車のNSXとは別物といっていいスペック。
チーム体制は以下の通り。先に発表されたチームも含めて紹介する。
【Honda GT プロジェクトリーダー】
本田技術研究所 佐伯昌浩氏
【オートバックス・レーシング・チーム・アグリ】
マシン:ARTA NSX-GT
カーナンバー:8
タイヤ:ブリヂストン
監督:鈴木亜久里氏
ドライバー:野尻智紀(のじり・ともき:27歳)/小林崇志(こばやし・たかし:29歳)
【ケーヒン・リアル・レーシング】
マシン:KEIHIN NSX-GT
カーナンバー:17
タイヤ:ブリヂストン
監督:金石勝智氏
ドライバー:塚越広大(つかこし・こうだい:30歳)/小暮卓史(こぐれ・たかし:36歳)
【チーム・無限】
マシン:MUGEN NSX-GT
カーナンバー:16
タイヤ:ヨコハマ
監督:手塚長孝氏
ドライバー:武藤英紀(むとう・ひでき:34歳)/中嶋大祐(なかじま・だいすけ:27歳)
【エプソン・ナカジマ・レーシング】
マシン:Epson NSX-GT
カーナンバー:64
タイヤ:ダンロップ
監督:中嶋悟氏
ドライバー:ベルトラン・バゲット(30歳)/松浦孝亮(まつうら・こうすけ:37歳)
【チーム・クニミツ】
マシン:RAYBRIG NSX-GT
カーナンバー:100
タイヤ:ブリヂストン
監督:高橋国光氏
ドライバー:山本尚貴(やまもと・なおき:28歳)/伊沢拓也(いさわ・たくや:32歳)
NSX-GTのスペック
ベースのNSXはハイブリッドだが、NSX-GTには電動パワートレインは搭載されていない。
寸法・重量
全長×全幅:4650mm×1950mm
ホイールベース:2750mm
車両重量:1049kg以上(ドライバー、フューエル含まず)
パワープラント
エンジン形式:HR-414E
エンジン種類:水冷直列4気筒横置インタークーラー式ターボエンジン
弁機構:DOHCギア駆動 吸気2 排気2
総排気量:1995cc
最大出力:440kw(600ps)以上
スロットル制御方式:ドライブ・バイ・ワイヤ
燃料供給装置形式:直噴
使用燃料種類:無鉛プレミアムガソリン
潤滑方式:ドライサンプ方式
動力伝達・走行装置
変速機形式:常時噛合式
変速機操作形式:ステアリング パドルシフト式
ステアリング装置形式:ラック&ピニオン式(油圧PS付)
タイヤ(前/後):前 300-600 R18/後 320-710 R18
そのほか
主ブレーキの種類・形式(前/後):油圧式ベンチレーテッドカーボンディスク
サスペンション方式(前/後):ダブルウィッシュボーン式
スタビライザー形式(前/後):トーションバー式
NSX-GTの側面。
NSX-GTを斜め後方から。
2017年1月13日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)