【TAS17特集・前夜】トヨタは、オープンピット・オープンガレージ
TOYOTA GAZOO Racingコンセプトの「アクア」(左)と、「ヴィッツ」。
明日開幕の東京オートサロン2017(幕張メッセ)。現時点で判明している各社の出展状況をレポートする。
トヨタは、今回の出展テーマを「オープンピット・オープンガレージ」としており、モータースポーツの参戦車両を多数展示する予定だ。
WRC17シーズンを戦うヤリスWRCを出展!
最大の目玉は、トヨタが18年ぶりに復帰する世界ラリー選手権WRCの2017シーズンに投入するラリーカー「ヤリスWRC」(日本名:ヴィッツ)が展示されることだろう。
ヤリスWRC。復帰1年目の2017シーズンで台風の目となれるか?
そして、国内で最も人気を誇るレースカテゴリー・スーパーGTの2017シーズンに投入される、レクサス「LC500」(17シーズンは、これまでのレクサス「RC F」との2車種が投入される)も展示される。
それに加え、2016シーズンの世界耐久選手権WECのル・マン 24時間レースで、残り5分でまさかのトラブルで優勝を逃した耐久レースカー「TS050 HYBRID」や、スーパーGT・GT500クラスの16シーズン王者マシン「DENSO KOBELCO SARD RC F」も展示。
そのほかは、市販車の販売が始まったばかりの「C-HR」をベースにしたニュルブルクリンク24時間耐久レースの16シーズン参戦車「C-HR Racing」も。
裏の目玉はレクサス「RC F GT3」
またレース関連では、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のTAS17公式サイトで、現在シルエットのみが掲載されているのが、「RC F GT3」。
RC FをFIA(国際自動車連盟)公認の国際レース規格である「GT3」に対応させたレース用モデルは2015年から供給されているが、その2017年モデルと思われる。
そのほか、「ヴィッツ」や「アクア」のTGRコンセプト、「86」やC-HRなどをベースとした、系列会社トヨタテクノクラフトの持つスポーツブランドTRD(TOYOTA Racing Development)や、カスタマイズカーパーツを手がける系列会社トヨタモデリスタインターナショナルによるカスタマイズカー・チューニングカーも複数が出展される予定だ。トヨタブースは、「東ホール8」となっている。
トヨタ・レクサスブースのイメージ。テーマは「オープンピット・オープンガレージ」だ。
2017年1月12日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)