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クルマ最終更新日:2018.04.03 公開日:2018.04.03

誕生60周年!世界で愛されるスーパーカブを、16名のイラストレーターが描き下ろしたのがユニーク!

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五月 ケイ子によるスーパーカブの描き下ろし作品

 ホンダは今年スーパーカブ誕生60周年を記念し、世界各国のイラストレーターがそれぞれの国や地域の「スーパーカブのある風景」を描いたスペシャルコンテンツ『WORLD OF CUB』を、3月29日に同社の公式サイトとTwitterで公開した。

世界中で愛されるスーパーカブ

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2017年に発売された新型スーパーカブ50。ヘッドライトに初のLEDライトを採用。フロントには初代カブを彷彿とさせるロゴを刻んだエンブレムが配置されている。

 スーパーカブは1958年(昭和33年)に発売。高性能・高耐久性の小型オートバイとして、出前、新聞配達など市民の日常生活において幅白い用途で使われ親しまれてきた。
 世界市場には、1962年にアメリカに進出。アメリカ仕様は、2人乗り仕様でウインカー未装着など国内仕様とは異なる作る設計となっている。1998年にブラジルで発売された「C100 BIZ」は、シート部に収納スペースを備えているが、これはブラジル人にとって手荷物を抱えてバイクに乗るのは格好悪いという理由からだという。東南アジアでもタイを中心に年齢を超えて幅広い層に親しまれてきた。
 各地域のニーズに合わせ、様々な形に姿を変えてきたスーパーカブは、2017年に世界⽣産累計台数1億台を突破。もはや世界のバイクといえよう。

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 そんなワールドワイドなスーパーカブを描き下ろしたクリエーターは16人。⽇本のテレビでも知られた「ミスター・カブ」ことネイサン・コネリーや、バイク⼤国ベトナムのイラストレーター、ロン・ファムなど、世界で活躍するイラストレーターのほか、⽇本からはNoritake、100%ORANGE、五⽉⼥ケイ⼦の⽇本のアート・カルチャーをリードする3名が参画している。

 イラストとともに添えられたコメントからは、それぞれの土地の⽂化に馴染みながら愛され続けているスーパーカブの姿が伝わってくる。思い出と結びついたロングセラー製品ならではの情感世界が堪能できる。日本製品がこのような形であちこちで貢献しているのを見るのも嬉しいことだ。

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イラスト作品をご紹介!

五⽉⼥ ケイ⼦(日本)

⼭⼝県出⾝。成城⼤学⽂芸学部芸術学科卒業。 原⾊を多⽤したシュールなイラストが特徴。本業のみならず、タレントやコラムニストなど幅広く活動。朝⽇新聞の元⽇号に毎年、作品を掲載している。

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【コメント】⽥舎では、カブといえばお坊さんでした。袈裟とカブのミスマッチ感が、なんともいえずオシャレで、いまも思い出すと故郷の⾵の匂いがよみがえります。

100%ORANGE(日本)

及川賢治と⽵内繭⼦の2⼈組。東京都在住。イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。『よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし』で第13回⽇本絵本賞⼤賞を受賞。

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【コメント】スーパーカブのエンジン⾳とスタンドをガチャっと⽌める⾳は僕にとっての「お早う」なのです。働くスーパーカブはボロボロになっていてもいつも優しくて格好いいです。

Rồng Phạm ロン・ファム(ベトナム)

ベトナムのイラストレーター。⾃⾝も90年代から2000年代のモデルのカブを愛⽤。

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【コメント】モダンなバイクがますます増える中で、カブはまだベトナムの多くのお年寄りの⻑年の友であります。

Nathan Connelly ネイサン・コネリー(アメリカ)

⽇本では「ミスター・カブ」という名前で親しまれ、⼤好きなスーパーカブを乗り回し、タレントとしても活動する反⾯、本国アメリカではアニメのディレクターとしても活動する。

04supercub.jpg【コメント】カリフォルニアの美しいシャスタ⼭。そこからのびる道をカブに乗って急ぐことなくゆっくりと味わう。その気持ち良さをイラストにしました。

Noritake(⽇本)

モノクロドローイングを軸に広告、書籍、雑誌、ファッション、壁画など国内外で活動。デザインやディレクション、作家活動のほか、イラストを用いたノートなどのプロダクト制作も行う。

03supercub.jpg【コメント】こどもの頃、祖⺟がカブに乗っている姿を⾒て「かっこいいな、⼤きくなったら運転してみたいな」と思っていました。イラストにしたのは、そのころ、私の頭の中にあった⾃分の姿です。

2018年4月3日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

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