【もうすぐ東京モーターショー2017】トヨタ追加情報-新型タクシーは、走る “おもてなし” カー。
トヨタは10月23日、新型車「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を発売すると発表した。同車は東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017(10月27日~11月5日(一般公開は10月28日から))で展示される。
誰もが一度はお世話になったことがあるであろうトヨタ製のタクシー。新型は、これまでのコンフォートシリーズのようなセダンタイプではなくなる。低床フラットフロア、大開口リアスライドドアを備えたミニバンライクなタクシー専用車になる。
後席には車椅子のまま乗降できる機構が備わり、その隣に介助者が座れるほど室内は広く取られている。ラゲッジスペースには大型のスーツケースなら平積み2個、ゴルフバッグなら4セット収納できる。上級グレードでは天井にサーキュレーターを設置、風量を客自身がコントロールできるレバーや、リアシートヒーターも装備する。ナビ画面や料金メーターを客が見やすいように設置できるようにするなど、タクシー専用車として開発するにあたって細かいところまでこだわったという。
パワーユニットは、プリウスなどに搭載されるハイブリッドシステムを、タクシーならではのLPG燃料(液化石油ガス)に対応させた、新開発のLPGハイブリッド専用エンジンを搭載。排気量は1.5Lで燃費は19.4km/Lだ。
トヨタは”おもてなしの心”を形にしたとし、流行に左右されないスタイリングのJPN TAXIが普及することで日本の風景を変え、バリアフリーな街づくりや観光立国への貢献を目指すとしている。
2017年10月25日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)