全長3000×全幅1300mm以内という当時の軽自動車規格にしたがったため、リアオーバーハングが極端に短い。
F1エンジンのミニチュアのようだといわれたスポーツ360のDOHC4気筒4キャブレターエンジン。356ccから33ps以上/9000rpmのパワーを出すとされた。
初の市販型ホンダスポーツ、S500。軽自動車規格に収める必要がないため、ボディサイズは3300×1400×1200㎜に拡大されている。
S500とS600のテールランプはシンプルな丸形。シルバーのダッシュボードにウッドリムステアリングが標準装備。
大幅に性能が向上したS600は、上下方向に広がったフロントグリルと、それに沿って形状変更されたバンパーがS500との外観上の主な違い。
オープンモデルのおよそ1年後に追加されたS600クーペ。日常使いもできるS600のキャラクターを一段と明確にしたモデルだった。(クルマ中心にトリミング)
S800はフロントグリル内側とウインカーのデザインがS600と換わり、ボンネットにパワーバルジが備わったのが外観上の特徴で、これは国内販売モデル。
これは左ハンドルの輸出仕様で、グリル内のウインカーが国内仕様より大きい他、ボディサイドの前後にリフレクターが追加され、ミラーの位置とサイズも異なる。
輸出仕様S800クーペのリアスタイル。イギリスのスポーツクーペのようなテールゲートを備える。S800のテールランプはオープンもこういうデザイン。
国内販売仕様の最終モデルとなったS800M。前輪ディスクブレーキとラジアルタイヤが標準装備されるなど近代化され、価格は75万円。
S800Mはフェンンダー前後に輸出仕様と同様のリフレクターが備えられた。ソフトトップは脱着が用意で対候性も良好、オプションでハードトップも用意された。
S800Mのエンジン。基本構成は360やS500から変わらず、オールアルミ製DOHC4気筒で、4基のCVキャブレターを備える。791cc、70ps/8000rpm。
S800Mのメーターパネル。タコメーターは8500rpmからレッドゾーンだが、筆者が乗っていたS800エンジンはサーキットでは10000rpm+まで問題なく回った!
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