今回のランキングの参考資料。GW期間の高速道路における、ピーク時25km以上の渋滞発生予測表。出典:NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センター
NEXCO3社、JB本四高速、日本道路交通情報センターが注目する、特に規模が大きくなりそうな渋滞。
渋滞発生規模の比較表。上が2022年実績と2023年予測の比較で、下がコロナ禍以前の2019年実績と2023年予測の比較。
全国の高速道路での、10km以上の渋滞発生回数。
東北道で特に大きな渋滞は、5月3日(水)川口JCT~館林IC(下り)の40km
渋滞原因:羽生PA付近のサグによる無意識の速度低下
補足:東北道ではGW期間中に25km以上の渋滞は3回発生する見込み。5月3日の川口JCT→館林IC(下り)区間では6:00~15:00の9時間に渡り、最大40kmまでの渋滞が発生、通常時の約3倍の通過時間を要する可能性がある。渋滞発生区間内のSA/PAは蓮田SAと羽生PA。
中央道で特に大きな渋滞は、5月3日(水)高井戸IC~相模湖IC(下り)の45km
5月3日~4日の高井戸IC~相模湖IC(下り)は早朝から40km超えの大渋滞が発生する見込み。渋滞を回避するには、3日は17時以降、4日は13時以降の利用がおすすめ。高井戸IC~相模湖ICまでのSA/PAは石川PAのみなので、注意が必要。5月5日の大月IC~八王子JCT(上り)では、9:00~26:00で17時間に渡る渋滞が発生、これは終日渋滞と言って差し支えないだろう。
第6位は九州自動車道。5月3日の若宮IC~鳥栖JCT(下り)鳥栖JCT付近では、最大40kmの渋滞が発生する見込みだ。
関越道で特に大きな渋滞は、5月5日(金)藤岡JCT~鶴ヶ島IC(上り)の40km
関越道ではGW期間中に25km以上の渋滞が5回発生する見込み。5月5日の藤岡JCT→鶴ヶ島IC(上り)区間では、13:00~23:00の10時間に渡り、最大40kmまでの渋滞が発生、通常時の約3倍の通過時間を要する可能性がある。同日の渋滞を回避するなら、13時前か23時以降の利用であれば約30分での通過が見込める。渋滞発生区間内のSA/PAは上里SA、寄居PA、嵐山PA、高坂SAの4か所。
GW期間中に25km以上の大渋滞が6回と、最長50kmの渋滞が発生する見込みの東名高速を2023年のGW渋滞予測ランキング1位とした。救いは渋滞の長さに対して通過所要時間が長過ぎないことか。東京IC~秦野中井IC(下り)では、5月2日の平日にも関わらず、夜の21:00から渋滞が発生し、翌日の夕方18:00まで21時間も連続で渋滞が続く見込みだ。また、5月7日の御殿場IC~横浜町田IC(上り)での渋滞も午前中から深夜1:00まで続く見込みなので、翌日から通常勤務が始まる人は、疲れを残さぬよう6日中に通過しておくことを推奨する。
第4位は名神高速道路・新名神高速道路。5月4日に名神・新名神高速では同じタイミングで渋滞が発生する。渋滞長は25kmだが通過に2時間以上を要するため、まるで進めない状況が何度も訪れそうだ。名神高速での最大の渋滞は5月3日に茨木IC→大津ICで最大35km。通常時の約5倍の通過時間を要する可能性がある。同日の渋滞を回避するなら、6時前か18時以降であれば、約30分での通過が見込める。大津SAは常に混雑しそうだ。
昨年と同様に、今年もGW期間中の「休日割引」は適用されないので、覚悟しておこう。
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