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ライフスタイル最終更新日:2023.07.06 公開日:2018.02.01

【フリフリ人生相談】適切な労務管理とは

関東の中堅繊維会社の部長職の男です。
名前は……Kとしておきます。

詳細は書けませんが、
電通やNHKほど話題にはならないまでも、
当社でも、過労による自殺未遂が発生しました。

その一件以来、社員の労務管理の方法を改善し、
また、部下の指導にも気をつかうようになりました。
それはいいのですが、
若い社員を指導するときに、
どうしたらいいのか、迷う場面が出てきました。
これは社内の中間管理職に共通する悩みです。
個人的に指導しようとすると、
若い社員のなかにはICレコーダーをこれみよがしに
デスクに置いたりする者がいます。
もちろん叱責する言葉など口にできません。
このままでは、どんどん社内がギクシャクして、
そのうち業績に影響すると危惧しています。

過労は問題あると思いますが、
仕事の進めかたや効率に問題がある社員がいるのも事実です。
そういう連中を指導する方法や、
組織づくりに、少し悩んでいます。


バンジョー

笑って暮らしたい

なんか、みんな、ギクシャクしているね。
町を歩いてても、眉間にシワを寄せて、怖い顔をしている人が多い。

働きすぎなんだね。
働きすぎなんだよ。

働いても働いても景気がよくならない、
なんて時代がずっと続いているんだから、
働きすぎるなんて、まったく無駄で意味がないってことだ。

なんのために働いているか、というと、
楽しい人生を送りたいから、だよね。
楽しく働くことができれば、こんなに最高なことはない。

「適切な労務管理」っていうのは、
そういうことじゃない?

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恵子

純一


純一

働きかた改革ですね

オックスフォード英語辞典にも
「karōshi(カロウシ)」という語句が掲載されたそうです。
いまや、どこの会社も頭を悩ませている問題なのかもしれません。
ひとつ言えることは、
これまでの過剰な働きかたは、根本的に改められるべき時期ということです。
がむしゃらに働いて成績をあげることが、ほんとうに仕事の幸福なのか、
考える必要がある、そういう時期ではないかと思っています。

「褒めて伸ばす」という言葉があります。
おもに教育の方法論として語られますが、
悪いところを叱責するのではなく、いいところ、できたところを褒めることで、
その子の才能が伸びる、ということです。

恐らく、どこの職場でも、そういう感覚が必要になっているのです。

「仕事の進めかたや効率に問題がある社員」は、どこにでもいます。
その社員を叱責するのではなく「褒めて伸ばす」にはどうしたらいいか、です。

会社ごとに事情が違うので、ひとことでは言えませんが、
問題は、意外に、その社員個人ではなく、
その社員が置かれた環境や根本的な作業手順に隠れています。

たとえば「100をクリアする」というようなことが、
仕事の目標になってはいませんか。
「100をクリアする」ためには、どうするか、
上司としての経験や工夫を語ったり教えようとしていませんか。
そうではなく「クリアするべきものは、なにか」を
改めて、設定しなおすことが、求められているのではないか–。
そんな気がするのですが、どうでしょう。

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バンジョー

恵子


恵子

部長が辞めればいいんでない?

そうかぁ、昨今は、
上司が叱責しようとすると、
これ見よがしにICレコーダーを見せるのか。
すごいね。
私も、それ、やってみようかな……。

なんて思うのは、職場環境がよくないせいですね。
殺伐としているわけですよ。

と、叱責される立場で言わせてもらうと、
部長であるKさんに反省すべきところが多いんじゃない?
未遂とはいえ、実際に、社員がそこまで追いこまれたってことは、
これまでの延長線で改革とか改善とかやっても、
なにも解決しないってことではないですかね。

Kさんが部長を辞めるってあたりに、ほんとうの解決策がある気がするなぁ。
もしくは、社長? 役員? そのあたりだね、問題の根本原因は。

「顧客満足度」って、このところよく聞くけど、
「顧客満足度」をあげるために、社員が疲弊しているのは、
やっぱり違うでしょ?
バックヤードで尻を蹴られて罵倒されて、
それで、お客さんの前では笑顔でおもてなしって、ないわあ。

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バンジョー

純一


ライター・松尾の右往左往

働きかた改革、ですね。
ある意味、それは、働かせ改革でもあるなぁ、
と、今回の3人に答えてもらいながら、考えてしまいました。

最初は、この部長さんも大変だなぁと同情しつつ、
いつもの仲間たちをまわって、回答してもらったのです。
すると、みんな、わりと辛辣。
けっしてKさんに同情しない。逆に、責める言葉が多かったのです。

まぁ結局のところ、
「フリフリ」な連中なんでしょうかね。
会社ありき、仕事ありきって考えかたは、基本的にないのかもしれません。

とくに、
このところ、仕事でちょっと殺伐とした人間関係を強いられている恵子は、
自分の悩みとか重ね合わせて、爆裂ぎみです。

今度、彼女にお悩みを投稿してもらおうと思っている、私です。

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