【フリフリ人生相談】ふたりの子どもを連れて、離婚を考えています。
30代前半のヒトミです。小学2年の男の子、保育園に通う女の子の母です。
地元の小さな工務店で事務の仕事をしています。
夫はスーパーマーケットに勤務しており、結婚当初はやさしかったのですが、子どもに手がかかるようになって、しだいに帰りも遅くなり、家のことをなにも手伝ってくれなくなりました。
私は、仕事と子育てに振りまわされて、少し疲れています。
先日、ふいに夫が「離婚」という言葉を口にしました。
私は驚いてしまったのですが、だんだん、それも人生の選択かもしれないと思うようになってきました。
でも、自分ひとりでふたりの子どもを育てられるのか心配ですし、なにより、離婚するとなると、いろいろと精神的にも金銭的にも大変そうで、どうすればいいのか、考えがまとまりません。
夫の浮気とか金銭的なトラブルとか、そういう問題が起こっているわけではありません。けれど、もしかすると、そういうこともあるのかもしれない、と、夫の態度を見ていて思います。
あまり具体的なことを書けなくて申しわけないのですが、なにかアドバイスがありましたら、よろしくお願いします。
山田一郎
え、
離婚はさびしいじゃないですか
へ? 人生相談なんですか。まじで? ぼくが答えるんですか。
そんなの、無理ですよ、無理無理。
うーん、ほんとに?
わかりました。
どれどれ……うーん、離婚ですか。
離婚はよくないと思いますけどねぇ。さびしいから。
さびしいですよ、やっぱりね。ぼくなんか、そのクチですから。
子どもがいるんでしょ。ふたり? 上が男で下が女?
会えなくなっちゃうかもしれないんですよ。
そんなの、やっぱり、さびしいですよ。
あ、そうか、ママは離婚しても子育てをするのかぁ。
でも、大変ですよ。大変。
すみません。答えになってませんね。
でも、これを読む限りでは、まだ旦那さんのことを嫌いになったとか、憎いとかじゃないんだから、もっと話し合うべきだと思いますけどねぇ。
離婚してもパパはふたりのお子さんの父親なんだから、そういうこともしっかりと話し合ったほうがいいと思います。
とにかく。話し合いですね。小学2年の男の子なら、そういう話し合いに参加してもらってもいいんじゃないですかね。
とにかく、みんなの問題だと思うんですよ。
あまり急がないで、時間をかけて、あれこれとできるだけたくさん話すのがいいと思いますけどね。
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天空
結婚を超越するのじゃ
離婚するのはいいけど、そのあとどうするのか、よく考える必要がある。
結局、ヒトミさんがひとりになって、ふたりの子どもを育てるしかないのだとしたら、その前に、誰かと住むことを視野に入れるべきだな。
最近、おれは、この「誰かと住む」というのが、これからの時代、大切なキーワードになると思っている。ヒトミさんが離婚して、すぐにほかの男と住むなんていうのは非現実的なのだとしても、親でもいいし、友人でもいい、誰かと住むんだ。
わかるかな?
同じように離婚して、子どもを抱えた女友だちがいたら、相談してみたらどうだい? 「いっしょに住まないか」って。女友だちが子どもひとりだったら、ママがふたりで子どもが3人っていう「家族」ができるわけだな。
そういう共同生活が、これからのいろいろ大変な人生に、すごく大きな役割を果たしてくれるのではないか、と、おれは思うわけだ。
子育てのこととか仕事のこととか将来のこととか、いろいろと不安になったりするんだけど、そういうのをいっしょに考えてくれる相手が同じ屋根の下にいるということがいいんだよ。
精神的にはもちろん、子どもたちの世話とか、日常的なあれこれも助けあえるしね。
ひとりで抱えずに、誰かと分かち合う。
離婚するひとがどんどん増える。結婚しないって選択肢も、ますます増えるだろう。そういう社会でうまく生きていく新たな選択肢が「誰かと住む」ということではないだろうか。
と、これはもう、おれの日本の社会に対する、コスモスパワー的な提案だな。
これからも、おりに触れて、この思想を広めていきたいと思っているので、よろしく。
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恵子
ちょっと我慢が足りないんじゃないの
うちの下の子も幼稚園なんだけど、もうね、ママたちがぞろぞろ離婚しているのよ。息子がよく言うの「なんとかちゃんの名前が変わるんだよ」って。そんな話ばっかりなのよ。
時代なのかなぁ。
なんて言うと、自分がオバサンになっちゃったみたいで、いやなんだけどね。
でも、時代の気分がそういう方向だとしても、私は、もうちょっと我慢したほうがいいと思う。
だって、まだ、旦那さんに大きな問題があるわけじゃないんでしょ。DVとかさ、酒癖が悪いとか、女とかさ……。
小学2年と保育園なんて、いまがいちばん大変な時期かもしれないし、この時期を乗り切れば、また気持ちも変わるかもしれないんだから。
離婚っていうのは、ものすごくエネルギーが必要だと思うのよね。だったら、そのエネルギーを「いまの人生を建て直す」ことに使ったって、遅くない気はするのよね。
私、言ってることがオバサン?
でも、この「お悩み」を読む限り、旦那に対してすごく不満があるとか、問題があるとかじゃなさそうだから、離婚なんて選択肢はないと思って、もうちょっとがんばってみるしかないよね。
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ライター・松尾の右往左往
今回は、山田一郎にも答えを求めてみました。
ほんとに人間的にチョー頼りないやつなのですが、これまでも、意外に誰かの相談相手になってたり、親身に誰かを助けたり、なんてことが多い男なんですね。
なぜ、ですかね。
すごい弱い部分で、相手のことを理解できちゃうから、なんでしょうか。
今回も、ママからの相談にもかかわらず、離婚したあとのパパの気持ちで答えてしまうところが、私としては新鮮でした。
「フリフリ人生相談 リアル相談編」も始まったばかりなので、そんなに深刻なお悩みが寄せられているわけでもなく、まだまだ「ほんとに深刻な悩み」になる前のことなので、私も、よく話し合ってみることが大切だと思います。
恵子も、話し合えとは言わないけども、ほかにやることがあるという提案です。離婚にいたる前に、まだまだやることはあると、私も思います。
と、そんなところで、天空がまたみょうなことを言いだしました。
「誰かといっしょに住む」かぁ。
どうですか、みなさん。
まぁ、確かに、それもひとつの考えかたかもしれません。
離婚したあとにいっしょに住んでくれる友人を探しているあいだに、そのひとにいろいろと相談できて、もしかすると離婚を回避できるかもしれないし、離婚したらしたで共同生活を送れる、と。こういうパターンが流行すれば、それはそれで、新しい家族のかたちができるかもれません。
コスモスパワーかどうかはべつにして、天空なりに、いろいろと考えているようです。今度、機会があれば、そのあたり、じっくりと聞いてみたいと思っています。