2021年02月10日 19:50 掲載

クルマ 運転免許の更新を忘れたらどうなる?免許の色とともに解説

クルマの運転免許は、有効期限が過ぎる前に更新をしなければならないもの。しかし中には、うっかり期限を過ぎてしまうケースもあるだろう。理由によっては再発行が可能な場合もあるので、万が一に備えて知っておこう。一緒に免許の色についても解説する。

くるくら編集部 会田 香菜子

運転免許が失効してしまっても、必要な手続きをすれば更新できる場合がある。

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運転免許が失効しても、3年以内なら再取得手続き可能

運転免許証の区分一覧図

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 まずは運転免許の色について説明しよう。運転免許には、グリーン、ブルー、ゴールドの3種類がある。初めて運転免許を取得した人はグリーンの免許証を持つことになり、有効期限は3年間だ。そして、初回更新者、一般運転者、違反運転者が持つことになるのがブルーの免許証。初回更新者とは、免許を取得して最初の更新者のことで、いかに優良運転者であっても、ゴールドにはならず、必ずブルーを通過することになっている。一般運転者は、過去5年間で軽微違反(3点以下)が1回以下の人が対象だ。また、違反運転者はそれ以上の違反を重ねた場合である。有効期限は初回更新者と違反運転者が3年間、一般運転者は基本的に5年間だが、70歳は4年間、71歳からは3年間となる。

 ゴールドの免許証はいわゆる「優良ドライバー」の証でもある。5年間の無事故、無違反が条件となり、有効期限も5年間だ。

 これらの運転免許の更新のタイミングは、更新の年の誕生日1か月前から1か月後に設定されている。期限が近づくと更新のハガキが郵送されてくることはご存じだろう。そして、この有効期限を過ぎると運転免許が失効となってしまう。

 運転免許が失効すると、その後の再取得手続きは、まず失効後6か月以内と6か月以降の区分があり、それぞれ手続きが異なる。さらに、その失効理由がやむを得ない理由があるかないかによっても異なる。

 まず、いずれの場合においても、基本的には運転免許センターにて手続きをする。申請手続きには以下のものが必要となる。

【申請手続きに必要なもの】
・手数料(免許種別、講習区分により異なる)
・本籍(国籍等)が記載された住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
・失効した運転免許証
・申請用写真1枚(縦3cm×横2.4cm、申請前6か月以内に撮影したもの)
やむを得ない理由がある場合、その理由及び期間等を証明する書類(パスポート、入院証明、診断書、在監証明等)

70歳以上の場合は、高齢者講習修了証明書、特定任意高齢者講習終了証明書、運転免許取得者教育終了証明書のいずれかが必要
※ 外国籍の人は、外国人登録証明書と登録原票記載事項証明書(全部記載)が必要

【失効後6か月以内の手続き】
 では、6か月以内と6か月以降の手続きについてそれぞれ見ていこう。まず6か月以内であれば、やむを得ない理由の有無にかかわらず、学科試験と技能試験が免除される。そのため、適性試験と講習を受けるだけで更新が可能だ。

【失効後6か月以降の手続き】
 次に、失効後6か月以上経過した場合を見てみよう。やむを得ない理由がなく失効後1年以内の場合、取得していた免許の種類に応じて、適性試験のみで仮免許を取得できる。仮免許の取得なので、運転免許の再取得には、その後、学科試験と技能試験に合格しなくてはならない。また、仮免許の有効期限は6か月なので、その期間以内に運転免許試験を受験する必要がある。

 やむを得ない理由がなく、失効から1年以上が経過すると、完全に始めから取り直しとなる。

【やむを得ない理由がある場合】
 やむを得ない理由がある場合なら、学科試験と技能試験が免除となる期間が3年まで延びることになる。そのため、適性試験と講習を受けるだけで更新が可能だ。ただし、再申請の手続きができるようになってから1か月以内に申請しなくてはならない。申請の際には、その理由及び期間を証明できる書類を用意する必要がある。また、「仕事が忙しかった」「更新のハガキを見ていない」等の理由は該当しないので覚えておこう。

 ちなみに、失効後に再取得した運転免許証の色は、やむを得ない理由があり、かつ6か月以内であれば、以前のものを引き継ぐことができる。しかし、理由の有無にかかわらず、6か月以降ではゴールドでの再取得はできず、有効期限も3年間になるので注意しよう。

 そして、いかなる場合でも失効から3年以上が経過してしまうと、更新は不可能になってしまうので要注意だ。以下に、有効期限が過ぎてしまった場合の手続きについて表にまとめた。

【運転免許の有効期限が過ぎてしまった場合の手続き概要】

<やむを得ない理由がある場合>

運転免許の有効期限が過ぎてしまった場合の手続き概要(やむを得ない理由あり)

<やむを得ない理由がない場合>

運転免許の有効期限が過ぎてしまった場合の手続き概要(やむを得ない理由なし)


 なお現在は、新型コロナ感染対策として、運転免許証の更新手続き窓口に人が集中することを避けるため、運転免許証の有効期限を3か月延長できる措置を実施している。対象者は、更新期限が2021年3月31日の人までとなっているので、こちらも確認しておくことをおすすめしたい。

 運転免許の更新期間は2か月間。あとから更新に行こうと思っているうちにうっかり忘れてしまった......というケースも考えられるため、更新ハガキを受け取ったら早めに手続きをするように心がけたい。

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