【フリフリ人生相談】元妻が忘れられない
42歳のバツイチ男です。
4年前に離婚していまは独身ですが
どうしても元妻のことが忘れられません。
元妻はすでに去年再婚をしているのですが私は独身。
あれっ? これって山田一郎と由佳理の関係と同じじゃないっすか!?
私も元妻とは関係性は悪くなく、年に一度くらい食事に行ったりします。
一郎さんはそれでとても幸せそうですけど、私はつらいです。
モヤモヤします。
山田一郎
うちは参考になりませんよ
ぼくと同じ?
そうですね、離婚して、いまでも元妻と仲がよくて……。
そのあたりは同じですが、うちの場合は、少しばかり特殊です。
離婚した理由が、
元妻・由佳理の親の決めた再婚バナシだからです。
ふたりの仲が悪くなったわけではなく、事情があって離婚したので、
いまでも気持ちは変わっていませんし、
毎週のように、いや週に数回、2日にいっぺん、いや、
毎日なんてこともあるくらい、頻繁に会っています。
しかも、それを妻の夫=高橋純一さんも許している、
というか、ぼくも純一さんと仲がよくて、
花子(再婚後に生まれた由佳理の娘=高橋家の子ども)も、
とてもよく、ぼくになついています。
それくらい特別で不思議な関係なので、
ちっとも参考にならないでしょうから、ごめんなさい。
でも、ひとつだけ。
モヤモヤすることは、正直、あります。
そういうときは、正直に由佳理(元妻)に言います。
すると、由佳理は、
「じゃあ、ふたりで食事する?」
と、時間をつくってくれて、
麻布とか銀座のお店に連れてってくれます。
純一さんの運転手であるゴンザレス(あだ名)が、
純一さんのベントレーを運転して、由佳理を大宮から送り届けてくれます。
おっしゃりとおり、ぼくは幸せですね。
すみません。
参考にならなくて……。
他の人のアドバイスも聞きたい
由佳理
言った方がいいですね
私たちの話は、あまり参考にならない、
という話は、一郎さんがしていると思いますので、
置いといて……。
バツイチ男さんのお悩みについて考えてみました。
やっぱり、素直に、元妻さんに、
「いまでもきみのことが忘れられないんだよ」
ということを言ったほうがいいと思います。
そういうことを言われると、女の気持ちとしては、あまり悪い気はしません。
でも、もしかすると、元妻さんは、
「そんなことを言われても困る」
「私はまったくそんなつもりはない」
「そういう気持ちなら、今後、会うことない」
なんて言いだすかもしれません。
それなら、それで、いいじゃないですか。
元妻のことを、きれいさっぱり忘れるきっかけになりますからね。
「いまでもきみのことが忘れられないんだよ」
って言ったら、
「あら、うれしい」
「私も、その気持ち、わからないでもない」
みたいなことになったら、それもいいですね。
新しい関係のはじまりです。
でも、ひとつだけ。
そうなると、大切なのは、元妻さんの旦那さんの気持ちですよね。
そのあたりを考えると、
やっぱり私の旦那さまは、特別なんだと思いますよ。
他の人のアドバイスも聞きたい
純一
理想は、再婚してから
よくあるのは、離婚のプロセスで、
お互いのことを嫌悪するようになるという状態です。
弁護士が入って家庭裁判所で調停、みたいなパターンをたどると、
感情的にはまったく未練のない、すっきりした気持ちで別れられます。
きっと、バツイチ男さんは、
離婚のときには、あまり揉めることなく別れたのでしょうね。
なので、いまでもときどき会って食事して、
「忘れられない」という気持ちを持っておられる。
自分の妻が、前の夫から、きらわれたり憎まれたりしているより、
いまでも好かれているほうが、
夫の立場でいうと、うれしい気もします。
いやな男ならイヤですけど、前の夫といい関係が成立するなら、
それはそれで、すばらしいことだと思います。
そういうふうに考えていくと、
理想的なのは、
バツイチ男さんが再婚して、新しい奥さんと、
元妻さんと、元妻の旦那さんの4人で、仲よく食事できるようになる、
ということかもしれませんね。
他の人のアドバイスも聞きたい
ライター・松尾の右往左往
相談者のバツイチ男さんが「山田一郎」の名前を出してくれたので、
当事者たちの話を聞こうと、
山田一郎、
その元妻・由佳理、
由佳理の再婚相手・高橋純一
この3人に登場してもらいましたが、
やっばり、こいつら、ちょっとヘンですね。
常識的には、ありえない感覚なのかもしれません。
山田一郎と元妻・由佳理のつきあいを許している高橋純一が、
いちばんヘンなのかもしれませんが……。
でも、その高橋が言う、
「バツイチ男さんが再婚して、4人で食事が理想」
っていうのは、なるほど、と思いました。
なので、
元妻のことより、新しい相手ですよ、
バツイチ男さんに、いま必要なのは……。