2023年04月29日 06:00 掲載
ライフスタイル 車中泊のプロがおすすめ! 車中泊マストグッズ&便利アイテム40選
車中泊をするようになると、クルマ旅の楽しみがぐっと広がりますね。
これから車中泊を始めたい人は、どんなアイテムが必要なのか気になっているはず。すでに車中泊の楽しさに目覚めている人も、もっと快適に過ごすための便利グッズを探しているのではないでしょうか。
そこで、今回は、車中泊の旅を楽しむこと20年以上のクルマ旅専門家、稲垣朝則さんに、車中泊のマストアイテムとおすすめ便利グッズを紹介していただきました。
車中泊のプロならではのアドバイスも満載です。ぜひ楽しいクルマ旅にお役立てください!
記事提供元/カエライフ
▼監修・執筆
稲垣 朝則(いながき とものり)さん
クルマ旅専門家。 車中泊の旅を始めて20年以上。年間の車中泊数は平均60泊、多い年は100泊を超える。著書に『ミニバン車中泊バイブル』(マイナビ)、『車中泊の作法』(ソフトバンク新書)などがある。公式サイト「ワンランク上の車中泊クルマ旅 Auto-Packer」
「車中泊」と「車中泊キャンプ」に分けて役立つグッズを紹介
まず「車中泊」にもいろいろなスタイルがありますが、基本的な意味としては「クルマの中で寝ること」を指して言います。
長距離輸送トラックの運転手さんがサービスエリアで一夜を明かすのと同じように、旅行や帰省、あるいは遠方のテーマパークなどに出かけた際の「宿泊手段」として、RV(リクレーショナル・ヴィークル)の登場とともに普及してきました。
それに対し、車外で料理をしたり団欒を楽しんだりすることを「キャンプ」と呼びます。近年ではテントサイトにクルマを横づけする「オートキャンプ」、さらには純粋な「車中泊」と混同するのを避けるために、「車中泊キャンプ」と表現することもあるようです。
そこでこの記事では、「車中泊」と「車中泊キャンプ」に分けて、それぞれに役立つグッズを紹介していきましょう。
【1】便利グッズ ~車中泊編~
もっともわかりやすいのは週末のお出かけでしょう。車中泊のクルマ旅では、金曜日に仕事から帰宅した後、夕食と入浴を済ませて自宅を出発するのが基本です。それは土曜日の朝の高速道路の渋滞回避にもつながり、より遠くまで出かけやすくなるからに他なりません。
その際に注意すべきは荷物の量です。たとえば目的地で車中泊キャンプやウインタースポーツなどを楽しむ場合、途中の車中泊スポットでは荷物をすべて積んだまま寝られなくてはなりません。
ルーフボックスで収納スペースを拡張する方法もありますが、そうすると一部の立体駐車場が利用できなくなる弊害が生じます。ベターなのは持参する荷物を減らすことと小型化することで、その典型的な事例として、布団ではなくシュラフ(寝袋)を利用することが挙げられます。
またフリードプラスのように、収納性を高める工夫が施された車種を選ぶことも有効です。デッドスペースをなくせば居住空間が広がり、寝心地の良さにも通じます。
※サービスエリア・道の駅・観光地の駐車場などでは車中泊が禁止されていることがあるため、事前に確認しましょう。より安心で快適に車中泊が楽しめる駐車場としては、日本RV協会が認定しているRVパークがあります。
カテゴリー1:車内のプライバシーを守るグッズ
1 カーテン/シェード
車内のプライバシーを保護するだけでなく、サービスエリアや道の駅にある照明灯の強い光や朝日、また窓から侵入してくる冷気を遮断するものとして、筆者が「車中泊の三種の神器」に挙げている重要なアイテムです(ちなみに、筆者が考える「車中泊の三種の神器」は、「カーテン/シェード」「マット」「ネックライト」です)。
キャンプで使う「銀マット」などでDIYすることも可能ですが、末永く車中泊をしようと思っているのなら、クオリティーの高いメーカー品や純正オプション品の使用をおすすめします。
N-VANの純正アクセサリー「プライバシーシェード」
フリードの純正アクセサリー「プライバシーシェード」
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ライフスタイル