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道路・交通最終更新日:2023.06.19 公開日:2022.07.15

駐車場の選び方で世代が分かる?時間貸駐車場アンケート結果

パーク24が「時間貸駐車場」に関するアンケート調査を行ったところ、駐車場を探す手段として、30代以上は「現地で目視」を重視するのに対して、20代以下は「アプリ」という面白い結果が出た。

文=原田磨由子

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駐車場選びの8割は「料金」か「目的地までの近さ」が決め手

(c)beeboys – stock.adobe.com

 パーク24株式会社が今年2月に実施したユーザーアンケート調査によると、時間貸駐車場を選ぶ際の基準は、1位「料金」が80%、2位「目的地までの近さ」が75%と突出しており、3位以降と50ポイント以上の差がついている。上位2項目については、2016年の調査開始以来、変動はない。

男女差が大きいのは2つの項目。「とめるスペースの広さ」は、運転技術の習熟度や自信によって変わってくると思われるが、女性の方が重視する割合が高い。「店舗提携による駐車料金割引の有無」は、最も男女差がついた点。ポイント活動、いわゆるポイ活を好む比率が男性が77.8%、女性が86.3%という結果を見ても(※1)、駐車料金の割引があるかどうかを重視する女性が多いのは納得だ。

※1 ネットエイジア 「日本人のポイント活用に関する調査2020」調べ

アンケート資料=パーク24

「料金」と「目的地までの近さ」の重要性は年代でどう変わる?

年代別で見ると、年代が上がるほど目的地までの近さを重視し、料金を重視する割合については、60代以降はやや低く、それ以外の年代ではほぼ変わらない。年齢が高くなると、駐車料金よりも優先したい条件がでてくるようだ。たとえば、天候や路面状況が悪ければ、砂利の駐車場よりアスファルト舗装の駐車場を選ぶことを重視したり、同乗者の体調を思えば料金よりも目的地に近いことが優先される、ということが想像できる。

駐車場から目的地までの距離は「5分以内」がベスト

時間貸駐車場から目的地までの距離の許容範囲は、徒歩「3~5分」が最多の4割超。年代や性別による傾向の違いは見られなかったというが、興味深いのが「7~10分」も「1~3分」も2割とほぼ同じという点だ。

駐車場探しにおいて、目的地の近くに駐車場がなかったり、あっても空きがなかったりというのはよくあるケース。また、観光地のような混雑した場所で、そもそも駐車できないリスクもある中、ある程度の妥協は必要だと考えているのだろう。目的地まで10分以内まで許容する、というのは、そんな心理の表れともとれる。

駐車場探し、20代以下はアプリで検索

駐車場を探す際の手段のトップは「現地で目視」。これは30代以上のすべての年代で1位となり、回答した人の3割になる。2位は「カーナビ」「アプリ」「インターネット地図」となっている。

一方、注目すべきは20代以下のみ「アプリ」が1位で、インターネット地図で駐車場を探すことより、さらに一歩進んでいる感がある。駐車場探しにおいてもスマートフォンで情報を集め、効率性を重視する若い世代の意識が反映されている。

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