クルマ系のパズル&シミュレーションゲーム6選! 反射神経を使わずに頭脳で勝負!!
スマホのゲームアプリの中でも、クルマ系のゲームはたくさんリリースされている。ここでは、パズルとシミュレーションゲームを3作品ずつ紹介する。レースやモータースポーツなど、反射神経や精密操作が必要なゲームは苦手という人でも、頭を使って楽しむことが可能だ。
クルマ系ゲームアプリというと、レースやモータースポーツを連想しやすいが、それ以外のジャンルのゲームも数え切れないほど存在する。そこで今回は、判断力や洞察力、推理力などで勝負するクルマが題材のパズルやシミュレーションゲームを、それぞれ3本ずつ紹介する。
また今回の6作品は、日本語化されていないものもある(英語表記)。ただし、ゲームとしてはシンプルでわかりやすいので、言語の壁を感じずにプレイできるはずだ。アイテムの購入など、アプリ内課金が用意されているゲームも多いが、基本的にはすべて無料でプレイすることが可能となっている。
同色のクルマ3台をくっつけて消す3マッチパズル
「Traffic Puzzle」(Puzzle Saga Studio)
「Traffic Puzzle」(日本語タイトル「消せ!カーパズル – 交通問題を解決しよう!」)は、交通渋滞を題材にした、ステージクリア型の3マッチパズルだ。画面上部に表示されるターン数以内に、盤面上のクルマ(一般車)をすべて消して、渋滞を解消するのが目的だ。
遊び方は、まずそのターン数の表示エリアに出ているクルマを、盤面の上下左右の端にある矢頭が描かれたマス目のいずれかに置く。すると、そのクルマは矢頭の方向に進み、同色のクルマが3台並ぶとクルマが消え渋滞が少し解消。クルマが消えてできたすき間には、盤面上に残っているクルマが進行方向に向かって進んでいく。もし進路上にほかのクルマがなければ、そのまま盤面の端まで走っていって消えていく。移動した先で同色のクルマが3台並べば、それも消えることになる。これを繰り返し、滞っているクルマをすべてなくせば渋滞解消となり、ステージクリアだ。
また、プレイヤーには消せない救急車(画像2)や、クルマをどかしてランディングエリアを確保する必要があるヘリコプター、線路上で渋滞しているクルマをどかすと通行可能となる汽車なども登場し、単純な3マッチパズルに終始しないよう、ステージごとに特色が設けられている。
雑多に止められたクルマを駐車場から全車退出させよう
「Parking Jam 3D」(Popcore)
「Parking Jam 3D」は、多数のクルマが雑多に止められた駐車場から、すべてのクルマを退出させるパズルゲーム。退出のさせ方は、クルマをタップして退出させたい方向にフリックするだけ。あとは自走してくれる。ただし、退出させる順番を考慮しないと、きちんと全車を退出させることはできない。なお、クルマがほかのクルマや駐車場のフェンス(壁)、鉢植えやコーンといった障害物にぶつかっても特にペナルティはない。当てられたクルマのドライバーがちょっと怒るだけである。
そうした中、駐車場で最も厄介な存在が、カートを押しながら一定のルートを行ったり来たりしているお婆さんだ。お婆さんは全ステージに出てくるわけではないが、出てくると進路をふさぐようにウロウロするため、うまくタイミングを見極めないと接触してしまってやり直しとなる。
またステージを決められた数だけクリアすると、チャレンジステージがアンロックされていく。チャレンジステージは、クルマを動かせる回数が決められており、その回数以内に全車を退出させないとクリアとならない(画像3)。しかも一般ステージ(画像1)と比べて遥かに広く、退出させねばならないクルマの台数も多い。一般ステージで物足りなくなってきたら、こちらのチャレンジステージにトライしてみよう。
自ら道路を通せば旅は果てしなく続く
「Road Trip FRVR」(FRVR)
「Road Trip FRVR」は、ステージ上の地形パネルと道路パネルを入れ替えて、道路を通して次のステージへと向かうパズルゲーム。パネルには、動かせるパネルと動かせないパネルがあり、ゲームの難易度を上げている。山、家などのパネルは動かせず、また川に橋を架けることはできない。森、草原、砂漠などの動かせるパネルと道路パネルを入れ替えて、道路を通していく。道路パネルはすべて使う必要があり、マップの各所にコインやヒント用のマップなどが落ちているので、それらをうまく回収できるルートに設定するのがベスト。貯めたコインは愛車のデザインを変更することなどに使える。
序盤は比較的マップも小さめで簡単だが、だんだんと道路のパネル数も増え、すべての道路パネルを使い切ってつなげるのが困難となっていく。ただし、動かせるパネルの枚数やターン数、時間といった制限は設定されていないので、パズルとしての難易度はそれほど高くない。時間をかけてゆっくりと解くタイプのパズルゲームとなっている。どこまでも続く旅を、自らが通した道路で続けていこう。
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続いてはシミュレーションゲームを紹介
大型バスの駐車テクニックはこれでマスター!?
「Bus Parking King」(mobirix)
「Bus Parking King」(日本語タイトル「バス駐車王」)は、大型観光バスを駐車させる内容のドライビングシミュレーションゲームだ。駐車場内のみが舞台となっており、大型観光バスが何台も並んだ間のギリギリの駐車スペースに止めたり、ほかの大型観光バスや普通車が行き交う中をぶつけないよう慎重に移動して、決められた駐車枠に止めたりする内容である。ステージクリア型となっており、さまざまなシチュエーションの駐車場がプレイヤーを待ち受ける。
運転の仕方は、画面右側にあるハンドルを指で回し、左側のアクセルボタンとブレーキボタンを使い分け、そして画面右上のオートマのセレクターを切り替えて行う。また曲がる際は、大型バスならではの長いホイールベースによる内輪差を考慮しないとならない。しかも、曲がったあともバスの向きを真っ直ぐにするだけでも一苦労。「Bus Parking King」をプレイすれば、バスの運転がどれだけ大変かがわかるのだ。
ガソリンスタンド併設のカーショップを切り盛り!
「Tiny Auto Shop」(Tapps Games)
「Tiny Auto Shop」は、ガソリンスタンド併設のカーショップの日々の営業を題材にした運営・経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは店長として日々店舗の切り盛りをし、そして設備投資をして店舗を拡充し、サービス内容をより充実させていくのが目的だ。遊び方は、来店客が入口の駐車スペースにやって来て、どのサービスを利用したいかアイコンを表示するので、そのクルマをタップして目的のサービスの設備まで移動するだけ。あとは来店客自らが運転してその設備に入庫させ、一定時間をかけてそのサービスを受けることになる。来店客によっては、複数のサービスを希望する場合もある。
サービスは5種類あり、最初は給油(2台分)と洗車(2台分)からスタートだ。食事スペース、整備場、カスタムコーナーの3種類は、あとから設備投資することで追加することができる。設備は、1種類につき最大で3台分まで増設可能(画像6)だ。またレベルも設定されており、最大の4まで上げると、レベル1の半分の時間でサービスを済ませられるようになる。
なお、店長として最も注意すべきなのが、来店客の顔色だ。4段階で表示され、ずっと待たされていると、黄→オレンジ→緑→青と顔色がどんどん悪化し、最後には怒って帰ってしまう。タイミングによっては、どうしても来店客が同じサービスに集中してしまうことがあるが、そこが腕の見せ所であり、うまくいった時の達成感は本作の魅力のひとつでもである。
本格的な自動車整備シミュレーションゲーム
「Car Mechanic Simulator 2018 MOBILE」(PlayWay SA)
「Car Mechanic Simulator 2018 MOBILE」は、自動車整備士気分を堪能できる本格的な整備シミュレーションゲーム。プレイヤーは自動車整備士として、中古車をレストアして売却し、利益を上げていくのが目的だ。中古車は、街のどこかの納屋に眠ったままになっており、専門家に依頼したり、自らマップの納屋をクリックしたりして見つけ出し、まずは安く入手。そして部品を交換したり、ボディのサビを取り除いて全塗装をしたりして、新品同様に仕立てて高い価格で売却して利益を出すのである。
とにかく驚かされるのが、エンジンや足回り、排気系などの整備場面のクォリティ。例えばエンジンひとつを取っても細かく表現されており、プラグやタイミングベルト、吸排気系など、いくつものパーツとして分解することが可能だ。それらのパーツはひとつひとつ名称を確認でき(日本語化されている)、まさに図鑑として活用できるほどである。
そしてパーツ交換のリアルさも魅力だ。パーツは、画面上でタッチすれば即交換完了といった単純なものではない。交換したいパーツは外す必要があるのだ。それも、外側のパーツから順番に外していかないと、内側のパーツを外せないようになっている。例えば、ブレーキローターを外したいとしても、ブレーキキャリパーやブレーキパッドを先に取り外すという、実車同様の手順を踏まねば外せないのだ。そして交換したいパーツをショップで入手し、今度は外す時とは逆の手順で新品をつけ直すのである。本格的な自動車整備の世界が、手のひらでシミュレーションできてしまうのは驚きだ。
今回は、レースやモータースポーツ以外のクルマゲームを紹介した。どれも面白いが、個人的なオススメは最後に紹介した「Car Mechanic Simulator 2018 MOBILE」だ。クルマのメカが好きという人は、とにかくそのリアルさに驚くはずである。そして「Tiny Auto Shop」も、ついのめり込んでしまう中毒的な楽しさを持った1本だ。