2020年01月08日 17:30 掲載

ライフスタイル ル・マンの大逆転を描いて全米1位発進!映画「フォードvsフェラーリ」が熱い


くるくら編集部 小林 祐史

無理難題に挑んだ男たち

 そんな状況下でプロジェクトリーダーに抜擢されたのが、カーデザイナーのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。しかも3年目は絶対に優勝しろという条件付き!! コブラなどのスポーツカーの開発・製造・レースで実績を持っていたシェルビーでも、打倒フェラーリは容易なことではなかった。

映画「フェラーリvsフォード」のマット・デイモンとクリスチャン・ベイル

プロジェクトリーダーとなったキャロル・シェルビー(左/マット・デイモン)と、フォードのレーシングドライバーとなったケン・マイルズ(右/クリスチャン・ベイル)。

1965年ル・マンのキャロル・シェルビー

ル・マンでのキャロル・シェルビー本人(左)。 写真提供:フォード

 そこでシェルビーが呼んだ助っ人は、レーシングドライバーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)。マイルズは一流のドライビングテクニックやマシン開発スキルを持っているが、短気な性格から周囲と衝突を繰り返していた。

映画「フォードvsフェラーリ」シェルビーとマイルズのシーン

シェルビーはマイルズのマシン開発能力を見込んで、プロジェクトへの参加を要請する。

 しかしマイルズには衝突する理由があった。目的のためには妥協しないという仕事の流儀が彼の矜持だった。それはシェルビーも同じ。2人はマシン開発で衝突を繰り返すが、それは妥協しないから。それが原動力となりフォードGT40の開発ピッチは加速する。ついにはル・マンの前哨戦で、GT40に確かな手ごたえを感じるまでに仕上げた。

映画「フォードvsフェラーリ」クリスチャン・ベイルとマット・デイモン

"妥協しない"ことから、シェルビーとマイルズは激しく衝突する。

1966年ル・マンのケン・マイルズ

1966年ル・マンでのケン・マイルズ本人(左)。 写真提供:フォード

映画「フォードvsフェラーリ」ル・マンのスタートシーン

映画でのル・マンのスタートシーン。1966年のスタート方式はローリングスタートではなく、ドライバーがマシンから降りた状態でスタートする「ル・マン」式。ドライバーは走ってクルマに乗り込んでから、エンジンを始動させていた。つまりエンジン始動性の良し悪しもスタートダッシュの重要な要素となっていた。

1966年ル・マンのスタート

実際の1966年ル・マン24時間レースのスタートシーン。 写真提供:フォード

 そしてフェラーリと雌雄を決するために、シェルビーとマイルズは、1966618日のル・マン24時間レースのスタートラインについた。

→本物がひっそりと混じっています

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