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クルマ最終更新日:2018.11.27 公開日:2018.11.27

綺麗な落葉を「押し葉」に! 簡単な押し葉の作り方。

ドライブに出かけた先々で「あ、綺麗だな」と思った落ち葉。 そっと拾って、長く保存できる「押し葉」にしては? 活用方法もいろいろ紹介!

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色とりどりの押し葉は、簡単に作れる。葉を拾った時の思い出とともに長く楽しめる。

 紅葉の季節になり、ドライブに出かけた先々やいつも訪れる公園、自宅の庭、通勤途中のペーブメントなどさまざまな場所で舞い散る落ち葉を見る機会が多くなった。ほんの少し意識して歩いてみるだけで、落ち葉には、自然が創り出した色や形の妙があることがわかるだろう。今回は、「綺麗だな」「面白い形だな」と思った落ち葉をそっと拾い、保管しておくために、「押し葉」の作り方を紹介したい。

とても簡単!落葉を使った押し葉の作り方

 簡単にできる「押し葉」の作り方は4ステップ。以下のものを準備したら始めよう。

用意するもの
・落ち葉(生葉を使う場合はなるべく薄いものを)
・新聞紙
・クラフト紙など厚みがあって大判の紙
・キッチンペーパーとクッキングシート(なくても制作可能)
・アルコールスプレー(なくても制作可能)
・アイロン

作り方

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新聞の上に並べて干す。紫外線に当たると、退色しやすいので、陰干しするといい。

1. 拾ってきた落ち葉は虫がついていることもあるので、新聞紙の上に広げて1時間以上干す。

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食品用のアルコールスプレー。目視できない小さな虫などを除去したい時に有効。

2. 使う落ち葉を選び、水を含ませてから絞った布巾かキッチンペーパーで汚れを拭き取る。その後、アルコールスプレーで消毒するとなおいい(アルコールを使うと色落ちする葉もあるので注意)。

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紙にはさんで2日後の葉。

3. クラフト紙や新聞紙などに、できるだけ重ならないように落ち葉をはさみ、上から重しをかけて1日程度(生葉に近いものや分厚い葉を用いる場合は、2~3日)なるべく湿度の低い場所に保管する。重しには書籍など面積が広いものを使って、均一に重量がかかるようにする。この工程は省いてもよいが、ここで重しをかけておくことでより美しく仕上げることができる。

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クッキングシートとキッチンペーパーを重ねて、落ち葉を挟む。

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アイロンを低温に設定して押し当てる。スチームを切ることも忘れずに。

4. キッチンペーパーの上に、クッキングシートで挟んだ落ち葉を置き、低温にセットしたアイロンをかける。アイロンは、まず5~10秒押し当てて離し、葉が冷えたらもう一度というように、5~10秒ずつ繰り返して、葉がパリッと乾燥すれば完成だ。葉によって乾燥の度合いが違うため、少し面倒でも一枚ずつアイロンをかけた方がきれいに仕上がる。

 また、作った押し葉の色を長持ちさせるコツは、日光を避け湿度を低く保つことだ。表紙がしっかりしたノートや厚紙などにはさみ、乾燥剤あるいは乾燥シートとともに密封袋にいれて保存をするといい。

押し葉はこんなアレンジで楽しんでみよう

 完成した押し葉は、思い出の品として保存し、時々眺めるだけでもいいが、積極的に利用することもできる。以下のような方法で、押し葉を活用してみよう。

1.もてなしの食卓を彩るアクセントに

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器と葉の色の相性を考えるのも楽しいだろう。

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盆や敷紙に押し葉を散らすと自然の風を食卓に呼び込むことができる。

 押し葉を食品に直接添えるのは衛生上避けた方がよいが、ソーサーや盆にあしらうだけで、季節感あふれる演出が可能。サンマや栗などの秋の食材を使った料理と押し葉で飾った食卓から風情を感じることができるだろう。流行りのSNSに投稿するのもいい。

2.カードやラッピングなどのデザインツールとして使う

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押し葉は壊れやすいので、扱う時にはピンセットを使うといい。

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はがきやカードを簡単にアレンジできる。

 押し葉を、はがきや便せんに貼り付けるといった定番はもちろん、カードやノート、さらには、プレゼントのラッピング用装飾として使用することもできる。世界に1つの押し葉なので、手軽にオリジナルのデザインが完成する。カードに貼る時は、まず葉を置いて位置決めをしてから、のりを使って貼り付けるといい。サンショウの葉など香りのある葉を押し葉にして使うのもいいだろう。

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ラッピングアクセサリーとして使う時は、押し葉同士をあらかじめ接着しておいてもよい。

3.フレームに入れて飾る、オブジェの素材として利用する

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フォトフレームに押し葉を入れるだけで、お洒落な雰囲気になる。

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穴開きや欠けのある葉、色ムラのある葉も独特のニュアンスがある。

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ツルで編んだボールに押し葉を刺すだけで簡単にオブジェが作れる。

 押し葉をフォトフレームや額に飾るだけで、簡単に室内を彩るインテリアを作ることができる。フレームに入れる時は台紙に貼り付けてから入れることで、思い通りのデザインにすることができる。また、厚めの葉を使ってモビールにしたり、アクリルケースの中にたくさん詰めてオブジェにしてもいいだろう。

 手軽に作れて自然を身近に感じられる押し葉。晩秋から冬の落ち葉のシーズンにぜひトライしてみて欲しい。ポストカードなどにアレンジすれば、大切な人にお裾分けをすることもできるのでおすすめだ。

2018年11月16日(雨輝・松本葉子)

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