【TAS17特集・前夜】日産のブースでは、ニュル仕様のGT-R NISMOを見よ!
17年型GT-R NISMO(NISSAN CROSSINGにて撮影)。同車に、「N Attack Package A-Kit」を装着した、「GT-R NISMO N Attack Package」は今年の日産ブースの目玉のひとつ。
明日開幕の東京オートサロン2017(幕張メッセ)。現時点で判明している各社の出展状況をレポートする。
日産は、例年通り、関連会社である、モータースポーツ部門のNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)と、カスタマイズ部門のオーテックジャパンと共に多数のカスタマイズカー、チューニングカーを出展。
チューンしたスーパーカーにさらに猛烈なキットを装着した1台!
中でも特に注目したいのが、17年型「GT-R」をベースにしたNISMO仕様のチューンを施した「GT-R NISMO」に、17年春発売予定の「N Attack Package A-Kit」を装着した「GT-R NISMO N Attack Package」。
同キットは、世界で最も難しいサーキットとして知られる独ニュルブルクリンクサーキット北コース(20.832km)において、13年に量産車世界最速となる7分8秒679を叩き出した際に(車両は2014年モデルのテスト車両)装着されていたパッケージそのもの。
同キットは、装着するには、後席をつぶして2シーター化を行って構造変更届を出す必要があるという超本格仕様。14年・15年型GT-R用としても同キットが販売されていたが、なんと価格は885万6000円(税込)! 同じ価格だとした場合、17年型GT-R NISMOの車両価格が1870万200円(税込)なので、合計2755万6200円(税込)となる。もはや、公道も走れるレーシングカーといっていい1台だ。
モータースポーツ系の車両もGT-R
スーパーGTのGT500クラスで14、15シーズンと2年連続王者となった「MOTUL AUTECH GT-R」の16年仕様を展示。
そのレーシングカー関連では、スーパーGTの14年、15年と2年連続でGT500クラスでドライバーとチームのダブルタイトルに輝いた「MOTUL AUTECH GT-R」の16年仕様を展示(全8戦中5勝しながら王座に届かず)。
また、タレントの近藤真彦氏が監督を努めるKONDO Racingと、日産自動車大学校が共同運営するチームで、学生たちがレース活動に取り組むプロジェクトの「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(16年のスーパー耐久シリーズのST-Xクラスで王座獲得)も同様に展示される。こちらの車両は、FIA(国際自動車連盟)公認の国際レース規格である「GT3」に対応させたレース用モデルだ。
日産ブースは西ホール2と3の間だ。
2017年1月12日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)