【フリフリ人生】話にならん!
ニックネーム:チョコ
性別:女性
年齢層:60代
夫がサプリメントを自分で注文して飲んで5か月なります。
5日前、振込み用紙を見ながら、
「もうこれいらないよ」
と言ったので、
私が、
「それ、自分で電話したら」
と言ったら、
「話にならん」
と、怒って部屋に行きました。
それから話をしません。
私がご飯とか声をかけた時、
「あ、お」の返事だけです。
ふたりだけなのにとても苦しいです。
恵子
話をしよう
これは、もう、チョコさんから話しかけてみるしかないですね。
「いったい、なにがどう問題なのか?」と。
「フリフリ人生相談ってサイトにこんな相談してみたんだけど……」
と言いつつ、お悩みの内容をそのまま見せてもいいと思いますよ。
きっと、どこかで誤解とかすれ違いが生じているはずです。
夫婦って、長くいっしょにいるから、
そういう誤解とかすれ違いをほったらかしにしがちですよね。
でも、小さなほころびから、どんどん亀裂が大きくなって、
やがて崩壊……なんてこともありがちです。
なにより、チョコさんの最後のひとこと、
「ふたりだけなのに、とても苦しいです」
っていうのが、重く胸に響いてしまいました。
とにかく、チョコさんも、いま、
「とても苦しい」ということを伝えるべきですね。
旦那さんもチョコさんも、怒っているのではなく、
きっと、ふたりして「苦しい」のだと思います。
そっと、おだやかに、話し合いましょうよ。
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天空
話にならん?
旦那さんの「話にならん」が解決のヒントなんだろうな。
なにが「話にならない」のか。
どういう内容なら「話になる」のか。
5か月前に旦那さんが頼んだサプリメントがどういうものか書いてないけど、
そこには、
旦那さんなりの「健康への不安」みたいなものがあったのではないか?
病院に行くほどではない、漠然とした疲労とか痛みとか……。
恐らくはささやかな不安なのだと思うけど、だからこそ、
旦那さんの心には、言葉にできない脅えがあるのかもしれない。
ところが、そのサプリメントは、そういう脅えの解消には役立たなかった。
だから、
「これ、もういらないよ」
健康への不安が消えたわけではなく、
サプリメントが、不安の解消に役立たなかったということだ。
ところが、チョコさんは、ひとこと、
「自分で電話したら?」
完全に、すれ違っているね。
旦那さんからしてみれば、まったくもって「話にならん」だよね。
チョコさんが、旦那さんの「不安」に気を配って、
「それ、効果ないの? 大丈夫?」
みたいなことを聞いてあげていれば、
旦那さんとしては「話になる」よね。
旦那さんのワガママなのかもしれない。
はっきり口に出してくれればよかったのかもしれない。
でも、たぶん、旦那さん自身、言葉にできない不安があるのだよ。
自分自身の心とからだの健康への不安。
老いへの不安ってことかもしれない。
お互い、そういう年齢だと自覚して、
ふたりでフォローしあえる関係をつくりたいね。。
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純一
話にはならない
このお悩みとは直接関係のないことかもしれませんが、
私もよく「話にならん!」と怒られたことがあります。
相手は、だいたいの場合、職人気質の会社の社長さんとか、ですね。
技術には自信がある経営規模が小さな町工場とか。
融資の話とか取引規模の拡大縮小に関して、
こちらがいくら理論的に話しても、
「話にならん!」のひとことで終わってしまうのです。
これはもう、それ以上の議論は意味をなさないのですね。
「話にならん!」と怒りだす人は、
理論的に話を進めても意味がないと思います。
理屈ではないんです。
経験的な感覚に裏打ちされた自信があるから、
そこを否定するような話になると「話にならん!」となる。
チョコさんのお悩みの場合、
夫婦間のことなので、より感情的なものがからんでいるのでしょう。
これはもう、話は進まないとあきらめて、
放っておくしかないような気がします。
ひとつ言っておくと「話にならん!」と怒るタイプの人は、
根っこの部分はまったく悪い人ではないので、
そのうち、なにごともなかったように明るくなるものです。
チョコさんも、現状を「苦しいです」なんて思わないで、
そういうものだと達観して、
余裕を持って「まだ不機嫌なのね」と苦笑していればいいんですよ。
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ライター・松尾の右往左往
恵子も言ってますが、
チョコさんが「ふたりだけなのにとても苦しいです」とおっしゃってるのが
とても気になりました。
旦那さんの事情よりも、
チョコさんの精神状態が心配ですね。
天空が言うように、
もしかすると、旦那さんも健康への不安を抱えているのかもしれない。
恵子の指摘どおり、話しかけてみるべきかもしれないし、
高橋純一の言うように、頑固な人は、話しても無駄かもしれない。
でも、とりあえず、
今回のサプリメントの話は避けつつ、
あえてまったく関係のないところを話題にして、
少し歩み寄ってみる、
もしくは、旦那さんに歩みよる場所をつくってあげる、
っていうのが、大切かもしれません。
夫婦なんです。
不倫とか無茶な浪費とかはべつにして、
たいがいのことでは、歩み寄れるものですよ。