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公開日:2026.01.30

マツダ「CX-50」はタフでワイルドな北米向けクロスオーバーSUV!【日本未発売のクルマたち#️13】

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

日本ではほぼ見かけない(正規販売されていない)クルマを取り上げる連載企画「日本未発売のクルマたち」。今回はマツダのクロスオーバーSUV「CX-50」をご紹介。

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

文=細田 靖

写真=マツダ

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CX-50のボディサイズは新型トヨタRAV4などに近い

2021年11月に世界初公開されたCX-50は、マツダにとって最重要市場のひとつである米国の基幹車種として、SUVらしい存在感やオフロード性能を求める米国ユーザーのニーズを取り込み、北米のラインナップに新たに追加されたクロスオーバーSUV。

米アラバマ州ハンツビルにあるトヨタとの合弁工場「マツダ・トヨタ・マニュファクチャリングU.S.A.」にて生産される初のマツダ車で、2022年1月から生産が始まった。

ボディサイズは全長4719×全幅1852×全高1613〜1623mmで、ホイールベースは2814mm。このサイズはトヨタ「RAV4」や日産「エクストレイル」などに近い。日本では昨年12月17日に発売された新型RAV4の米国仕様「ウッドランド」(日本仕様の「アドベンチャー」に相当)と比べると、CX-50の方が全長で96mm、ホイールベースで124mm長い一方、RAV4の方が全幅で28mm、全高で66〜76mm大きい。

タフさを重視したデザイン要素をバランス良く

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

デザインはマツダのSUV「CX」シリーズに新たな表現がもたらされた。マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」に、周囲の環境に優しく溶け込むアウトドア志向の存在感を融合。滑らかで長いシルエットとワイドなスタンスで、アウトドアでのタフさを重視したデザイン要素をバランス良く取り入れ、ダイナミックなプロポーションを実現している。ブラックのフェンダーアーチモールをはじめとするディテールも手伝って、CX-50ならではの存在感を主張する。

マツダ新世代モデルの例に漏れず、インテリアは丁寧な造り込みが特徴で、CX-50もドライバーを中心としたレイアウトを採用している。シート素材をはじめ、最新技術を採用したアウトドア用品からインスピレーションを得た各部のディテールは、冒険家だけでなく、アクティブなライフスタイルの人にもふさわしい、居心地の良い空間を演出。マツダ初(当時)となる新開発のパノラミックムーンルーフは、乗員が自然との繋がりをより深く感じられる空間の演出に貢献している。

メーターパネルは7インチTFT液晶ディスプレイで、10.25インチのセンターディスプレイを組み合わせるインフォテイメントシステムは、Apple CarPlayやAndroid Autoへのワイヤレス接続が可能。音声認識機能も備わる。スマートフォンのワイヤレスチャージャーやUSBタイプC端子(前後席に各2個)を全車に標準装備するなど、利便性も良好だ。

荷室スペースはアウトドアアクティビティをサポートし、その利便性を高めるよう綿密に設計。一般的なアウトドア用品の積載と固定に理想的な寸法だとマツダは説明している。荷室容量は890L確保され、分割可倒式の後席シートバックを倒すと最大1594Lに拡げられる。高強度ルーフレールや補強されたBピラーやドアフレームにより、ルーフ上に装備を固定する際の利便性も向上している。

2.5Lハイブリッドを含む3機種を設定

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

マツダCX-50 2.5ターボ|Mazda CX-50 2.5 Turbo

登場時は、最高出力190ps、最大トルク251Nmを発する自然吸気式2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン「スカイアクティブ-G 2.5」を搭載する「2.5 S」と、260ps/433Nmを引き出す2.5リッター直列4気筒ガソリンターボ「スカイアクティブ-G 2.5T」を積む「2.5ターボ」の2機種を設定。いずれも6速ATを組み合わせる。最高速は「2.5 S」が190km/h、「2.5ターボ」が217km/hで、燃費は米国EPA(環境保護庁)複合モードでそれぞれ11.1km/L、10.6km/Lだ。

走りはオンロードだけでなくオフロードでも頼もしい。最新のi-Activ全輪駆動(AWD)技術と、新しい「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-Drive)」を標準装備し、荒れた路面や信頼性の高い牽引能力など、さまざまな状況に対応する。最高で218mm確保された最低地上高も優れた走破性に寄与する。

ドライブモードは「ノーマル」「スポーツ」「オフロード」「トーイング(牽引/2.5 Sはオプション)」を設定。最大牽引重量は「2.5 S」が2000ポンド(約907kg)、「2.5ターボ」が3500ポンド(約1588kg)。

マツダCX-50ハイブリッド|Mazda CX-50 Hybrid

マツダCX-50ハイブリッド|Mazda CX-50 Hybrid

2024年7月に発表された2025年モデルからは、THS(トヨタハイブリッドシステム)を導入した「ハイブリッド」が追加された。ハイブリッドはボディ寸法が他機種と若干異なり、全長は8mm長い4727mmで、トリムによって全高は1648〜1671mm、最低地上高は198〜206mmとなる。

ハイブリッドシステムは、自然吸気式2.5リッター直列4気筒エンジン、3基の電気モーター、電子制御無段変速機(eCVT)、ニッケル水素電池で構成され、電動AWD(eAWD)によって四輪を駆動。システム総合で222ps/250Nmを発揮し、燃費は米国EPA複合モードで16.2km/Lをマークする。

マツダのエンジニアは、アクセルペダルのレスポンスなど、ハイブリッドパワートレインの細部に至るまで徹底的にチューニングを実施。CX-50ならではのレスポンスに優れたドライビングダイナミクスを実現した。さらに「パワー」、「トレイル」というハイブリッド専用ドライブモードが用意され、ドライバーは状況に合わせてドライビング体験をカスタマイズできる。最大牽引重量は1500ポンド(約680kg)。

現在、米国では2026年モデルが販売されている。「2.5 S」は4トリム、「2.5ターボ」と「ハイブリッド」はそれぞれ3トリムが設定されている。

装備・仕様内容はパワートレインによっても異なるが、「ハイブリッド」の場合、上級の「プレミアム」ではレザーシートや前席シートベンチレーションが備わり、最上級の「プレミアムプラス」ではさらにホイールが19インチに大径化されるほか、ヘッドアップディスプレイや後席ヒートヒーターが備わる。

マツダCX-50 2.5ターボ メリディアンエディション|Mazda CX-50 2.5 Turbo Meridian Edition

マツダCX-50 2.5ターボ メリディアンエディション|Mazda CX-50 2.5 Turbo Meridian Edition

「2.5 S」と「2.5ターボ」に設定されている「メリディアンエディション」は、専用ボディカラーとして「ジルコンサンドメタリック」が選べるほか、ブラックルーフレールや専用の18インチホイール&オールテレインタイヤを標準装備。より一層タフなルックスを実現している。オプションでルーフラックや前後マッドガードといったアイテムが選択可能だ。

マツダCX-50(米国仕様)モデルラインナップ
・2.5 Sセレクト:2万9900ドル(約466万円)
・2.5 Sプリファード:3万2400ドル(約505万円)
・2.5 Sメリディアンエディション:3万3150ドル(約517万円)
・2.5 Sプレミアム:3万4900ドル(約544万円)
・2.5ターボ:3万7900ドル(約591万円)
・2.5ターボ メリディアンエディション:4万400ドル(約630万円)
・2.5ターボ プレミアムプラス:4万2900ドル(約669万円)
・ハイブリッド プリファード:3万4750ドル(約542万円)
・ハイブリッド プレミアム:3万8150ドル(約595万円)
・ハイブリッド プレミアムプラス:4万450ドル(約631万円)

SPECIFICATIONS
マツダCX-50ハイブリッド プレミアムプラス(米国仕様)|Mazda CX-50 Hybrid Premium Plus(US spec)
ボディサイズ:全長4727×全幅1852×全高1671mm
ホイールベース:2814mm
最低地上高:206mm
最小回転半径:5.9m
乗車定員:5人
車両重量:1818kg
総排気量:2487cc
エンジン:直列4気筒
総排気量:2487cc
最高出力:131kW(178ps)/5700rpm
最大トルク:221Nm(22.5kgf-m)/3200-5600rpm
モーター最高出力:前88kW(120ps)/後40kW(55ps)
モーター最大トルク前202Nm(20.6kgf-m)/後121Nm(12.3kgf-m)
システム最高出力:163kW(222ps)
システム最大トルク:221Nm(22.5kgf-m)
トランスミッション:e-CVT
駆動方式:4WD
バッテリー容量:1.59kWh
最高速度:180km/h
燃費:16.2km/L(米国EPA複合モード)

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