FIATのキャンピングカーと「スター・ウォーズ」がコラボ!? 謎のボタンを搭載した暗黒基地でアウトドアに出かけよう【ジャパンモビリティショー2025】
映画『スター・ウォーズ』シリーズと「フィアット デュカト」をベースにしたキャンピングカーがコラボした車両「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」がジャパンモビリティショー2025に展示されている。果たしてその全貌やいかに! 珍しい車両の詳細を紹介しよう。
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「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」とは
ジャパンモビリティショー2025に展示された「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」
日本自動車工業会が主催する国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が2025年10月31日(金)~11月9日(日)まで、東京ビッグサイトにて一般公開中だ。
一般社団法人日本RV協会(JRVA)は同イベントに「キャンピングカーゾーン by JRVA(東8ホール)」を設置。このエリアには、コンパクトさが人気の軽キャンピングカー、ハイエースなどのワゴンをベースにしたバンコンバージョン、大型のキャブコンバージョンなど、さまざまなタイプのキャンピングカーが展示された。
同エリアの株式会社トイファクトリーブースでは、映画『スター・ウォーズ』シリーズ公式ライセンスキャンピングカー「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION(ダヴィンチ 6.0 <スター・ウォーズ>エディション)」が出展。帝国軍の象徴「ダース・ベイダー」と巨大戦闘基地「デス・スター」のダークで荘厳な世界観を内外装に具現化した、世界限定5台の超希少モデルをじっくりと観察することができる。
なお、トイファクトリーの出展期間は11月3日(月・祝)までと全体の会期より短いので注意が必要だ。
スター・ウォーズの世界観を再現
スライドドアを開けると「デス・スター」のイラストが描かれている。
シートやテーブルにもロゴや劇中のイメージがあしらわれている。
トイファクトリーは過去にも4つのディズニー公式ライセンスを受けたキャンピングカーを製品化。その経験を活かしてルーカスフィルムの公式ライセンスの下で「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」を製作した。
「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」は、単なる移動手段ではなく、フォースの暗黒面が持つ荘厳な美学を移動空間として具現化した「動く秘密基地」というコンセプト。
キャンピングカーの内外装には、帝国の象徴「ダース・ベイダー」や、巨大な戦闘基地「デス・スター」を彷彿とさせる、帝国軍のダークで荘厳な世界観を細部にわたって表現している。メタリックブラックの車体は巨大戦闘基地デス・スターの威圧感を表現し、内装の漆黒と赤のコントラストは銀河の支配者ダース・ベイダーの威厳を象徴したという。
ベース車両は欧州で人気の「フィアット デュカトL3H2」で、運転は普通自動車免許(3.5t未満)で可能。トイファクトリー独自の断熱施工、家庭用エアコン、大型ルーフベンチレーター(換気扇)、リヤベッドを標準装備。冷凍冷蔵庫やガラストップステンレスシンク、電子レンジ、ウォーターレストイレなどの設備も充実している。
コックピットのようなダイニングエリア
テーブルの模様は「ハイパードライブ」の光の筋がモチーフ。
ダイニングエリアのテーブルには、宇宙を高速移動する「ハイパードライブ」の光の筋をデザイン。フロントシートは回転式のキャプテンシートで、暗黒卿ダース・ベイダーの旗艦で銀河の戦略を練る気分に浸ることができる。
左:車内照明の操作パネル 右:窓際に設置されたSE音響のボタン
車内照明を制御するスイッチパネルは巨大戦闘基地デス・スターの管制室をモチーフにした仕様。シルバーのパネルやLEDで光るボタンがいかにも宇宙船のような雰囲気を醸し出している。
また、テーブル横の窓際のカウンター天板の部分には、公式SEを活用した音声ギミックが搭載されている。設置された3つのスイッチを押すとライトセーバーやタイ・ファイター、ミレニアム・ファルコンのハイパードライブなど、9種類の公式音響がランダムに流れる。さらにベッドルームにも人気キャラクター「R2-D2」の声が流れるボタンが搭載されている。
帝国軍の世界観を体感できるベッドルーム
マットには「タイ・ファイター」とロゴがデザインされている。
ベッドルームは広々として、くつろぐのに十分な広さが確保されている。
リアゲートを開くとベッドルーム(上段)とラゲッジルーム(下段)にアクセスできる。
リアのベッドルームは、大人2人が快適に就寝できる広さ(1950 × 1270 mm)を確保。全体は漆黒で赤のパイピングがアクセントカラーとなったダークな雰囲気だ。
他にも、床マットに宇宙戦闘機「タイ・ファイター」が赤色であしらわれ、その色の明暗で戦闘機の躍動感が演出されていたり。壁面に、映画の冒頭で必ず表示される有名なフレーズ「A LONG TIME AGO IN A GALAXY FAR FAR AWAY」が銀河標準語「オーラベッシュ」で刻印されているなど、細部までこだわりの特別装備が満載されている。
ファン垂涎のギミックが散りばめられた「DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION」は、世界で5台の限定生産。限定デザインのクッション2個とシリアルナンバーとロゴを刻印した本革キーホルダーが付属される。
販売方法は抽選販売で、申し込み期間は2025年10月30日(木)~2025年12月28日(日)まで。トイファクトリー岐阜本店、湘南店、東北店、EURO-TOY相模原にて申し込みできる。お値段は2187万円(税込・諸費用別)。
INFORMATION
ジャパンモビリティショー2025|Japan Mobility Show 2025
会期:2025年10月30日(木)~11月9日(日)
トイファクトリー出展期間:2025年10月30日(木)~11月3日(月・祝)
ダヴィンチ 6.0 <スター・ウォーズ>エディション|DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION
ベース車両:DUCATO L3H2(日本正規モデル)
定員:乗車4名/就寝2名




