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公開日:2025.11.01

60フェイスの「ランクル」がキャンピングカーに変身! フラットな就寝スペースと収納を完備したカッコいい“大人の秘密基地”【ジャパンモビリティショー2025】

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

トヨタ「ランドクルーザー100」をベースにしたキャンピングカーがジャパンモビリティショー2025に展示されている。「60(ロクマル)フェイス」に架装されたエクステリアも相まって、旧車ファンやアウトドアファンの冒険心をくすぐる、カッコいい車両を紹介しよう。

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

文=KURU KURA編集部

写真=KURU KURA編集部 / FLEX株式会社

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ランクル60フェイスのキャンピングカーが登場!

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

日本自動車工業会が主催する国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が2025年10月31日(金)~11月9日(日)まで、東京ビッグサイトにて一般公開中だ。

一般社団法人日本RV協会(JRVA)は同イベントに「キャンピングカーゾーン by JRVA(東8ホール)」を設置。このエリアには、コンパクトさが人気の軽キャンピングカー、ハイエースなどのワゴンをベースにしたバンコンバージョン、大型のキャブコンバージョンなど、さまざまなタイプのキャンピングカーが展示された。その中でも一際目を引いたキャンピングカー「Renoca(リノカ)106」を紹介しよう。

「Renoca 106」とは

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

「Renoca」は、トヨタのランドクルーザーとハイエースを専門に扱う自動車ディーラー「FLEX(フレックス)」が手掛けるコンプリートカーシリーズ。

“リノベーション”という手法で既存車に新しい価値を与え、時代を経ても色褪せない普遍的なデザインと、安全・快適性能を融合させている。

その中でも注目なのが、往年の「ランドクルーザー60」のデザインを現代の「ランドクルーザー100」で再現したモデル「Renoca 106」だ。クラシカルな丸目または角目のヘッドライト、特徴的なグリルやボンネットなど、オリジナルパーツでフェイスチェンジ。外装も全塗装するなど、ヘリテージ感を漂わせた上で、安心して長く乗れるように整備・仕上げを徹底している。

インテリアでは、純正シートにオリジナルのシートカバーを装着し、質感をアップ。アシストグリップは純正部品がすでに廃盤のため、木製のオリジナルパーツを新たに製作・装着している。

フラットな就寝スペースを確保するドロワーキット

「Renoca 106」の就寝スペースはフラット。

「Renoca 106」の就寝スペースはフラット。

また、今回の展示車両では、ランドクルーザー100のラゲッジスペースを有効活用するために開発された「67 ROKU NANA ドロワーキット」を装着。さらに、ドロワーキットに対応した専用のベッドマットが登場した。セカンドシートを倒せば、後ろ側がフラットな就寝スペースとなり、大人2人が足を伸ばして眠れる広さ(縦1625mm)が確保される。ベッドマットはFLEXのオリジナルで、自社縫製で制作されているこだわりの品。

荷物の多いアクティブなユーザーにピッタリのドロワー部分は、リアゲートから引き出してアクセスできるだけでなく、就寝スペースの床部を開くことで車内からもアクセス可能。就寝時や雨天などでも安心して荷物を取り出すことができる。

もちろんセカンドシートを起こせば通常の5人乗りとしても使えるなど、実用性も高い。

アウトドア仕様の装備にも注目

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

ジャパンモビリティショー2025で展示されたFLEXの「Renoca 106」

ルーフラックやサイドオーニングといったアウトドアギアを装着。

ルーフラックやサイドオーニングといったアウトドアギアを装着。

ルーフには「RHINO-RACK(ライノラック)」製のルーフラック、サイドオーニングには「IRONMAN(アイアンマン)」製を採用。このアイアンマンは、オーストラリアに本社を持つ4WD向けのオフロードカスタムを得意とするブランド。FLEXが日本で初めて輸入を行い、今後は総代理店として製品を展開していく予定だという。

さらに、タイヤは「TOYO TIRES(トーヨータイヤ)」のオープンカントリーシリーズを装着。オンロードでも静粛性が高く、オフロードでも高い走破性を発揮する“マルチユースタイヤ”で普段使いでも気兼ねなく走れる仕様となっている。

FLEXの担当者は「寝心地もかなりいいんですよ。たとえば釣りなどで明け方出発する時、前乗りして朝まで仮眠するようなシーンでも十分休めます。もちろん、本格的なアウトドアキャンプでも“寝るのはクルマでいいよね”というスタイルで快適に過ごせます。幅広いシーンで活躍できる、マルチユースな仕様になっています」と語る。

このようにRenoca 106は、ランクルの機動力とフラットな就寝スペース、大容量の収納、そしてルーフラックやサイドオーニングといったギアまで完備した贅沢な車両だ。アウトドア好きの冒険心をくすぐる大人の秘密基地を、ぜひジャパンモビリティショー2025で体感してほしい。

INFORMATION
ジャパンモビリティショー2025|Japan Mobility Show 2025
会期:2025年10月30日(木)~11月9日(日)
会場:東京ビッグサイト
主催:一般社団法人 日本自動車工業会
オフィシャルWEBサイト:https://www.japan-mobility-show.com/

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