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公開日:2025.10.22

ホンダの新型バイク「CB1000F」が130万円台とは驚いた! 大型ロードスポーツの大本命として11月発売へ【新車ニュース】

ホンダCB1000F|Honda CB1000F

ホンダは、999cc水冷4ストローク直列4気筒DOHCエンジンを搭載した大型ロードスポーツモデル「CB1000F」および「CB1000F SE」の発売を正式に発表。CB1000F(税込139万7000円)は11月14日(金)から、CB1000F SE(税込159万5000円)は2026年1月16日(金)から販売開始する予定だ。

ホンダCB1000F|Honda CB1000F

文=細田 靖

写真=ホンダ

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CBシリーズのフラッグシップモデル「CB1000F」がついに登場!

「CB1000F」はホンダを代表する「CB」シリーズのフラッグシップモデル。幅広いシーンでの操る楽しさや高揚感、所有する歓びといった、ロードスポーツバイクの普遍的価値を見なおし、ホンダスポーツバイクラインナップの「進化する基準」であるCBの最新の回答として具現化したモデルだ。

そして「CB1000F SE」はCB1000Fをベースに、トラディショナルなプロポーションをさらに引き立てるヘッドライトカウルのほか、ラジエーターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートを採用するなど、外観と装備の充実が図られている。

パワーユニットは、スーパースポーツモデルのエンジンをベースに、市街地で扱いやすいトルクフルな特性と、高速巡行時の落ち着いたライディングフィールを兼ね備えた、幅広いシーンで力強く軽快なファンライドを満喫できる動力性能が追求された。

最高出力は91kW(124ps)/9000rpm、最大トルクは103Nm(10.5kgf-m)/8000rpmを発揮。バルブタイミングとリフト量を最適化した新設計カムシャフトの採用により、低回転から高回転まで、谷のないスムーズな出力特性としている。

また、左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングとすることに加え、エアファンネルを新設計。低中回転域でのトルクフルなセッティングにするとともに、鼓動感のある重厚な排気音も美点だ。6速MTは1、2速をローレシオ化することで駆動力を高めるとともに、低速時の取り回しやすさに配慮。また、高速巡航時のエンジン回転をおさえるなど、気負わず扱いやすい変速比としている。

車体は歴代モデルCB750F(1979年)の、フューエルタンクからサイドカバーを経てリヤカウルに繋がる伸びやかなラインと、スムーズに連続する一体的なデザインがモチーフ。加えて、最新の性能を備えた大排気量直列4気筒エンジンの持つ力強さを、幅方向の抑揚として表現したデザインとなっている。

フレームはより幅広い使い勝手を想定し、シートレールを専用設計とすることで、タンデムライディング時の居住性や、積載性に配慮している。

ホンダCB1000F SE|Honda CB1000F SE

ホンダCB1000F SE|Honda CB1000F SE

サスペンションは、フロントに倒立式のショーワ製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)を採用。伸び側、圧縮側の減衰力とプリロード調整機構を装備することで、ライダーの好みやシチュエーションに合わせた設定が可能だ。

また、リヤに分離加圧式シングルチューブタイプのクッションユニットと専用リンクレシオを採用。素直なハンドリングと軽快性、乗り心地の良さに寄与している。

ブレーキは、フロントにΦ310mmのフローティングダブルディスクと、ニッシン製対向4ポットラジアルマウントキャリパーを、リヤにΦ240mmシングルディスクとニッシン製1ポットキャリパーを採用。

また、6軸IMU(※)を採用することで、より正確なピッチング、ロール、ヨーの車体姿勢検知を可能とし、スロットルバイワイヤシステム(TBW)や、コーナリングABSなどの制御技術の精度を高めることに寄与している。
※運動の3軸方向の「角速度や加速度」を計測する装置で、Inertial Measurement Unitの略。

装備面では、豊富な情報を見やすく表示する5インチフルカラーTFT液晶メーターや、車両とスマートフォンを連携させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力が可能となり、音楽再生やナビゲーションなどアプリの操作ができるHonda RoadSyncを標準装備。

また、市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションや路面状況に合わせて好みの出力特性を選択できるライディングモード(※)を搭載。加えて、Honda SMART Keyシステムを採用し、スマートキーを携帯して車両に接近することで、スマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠が可能だ。
※パワー(P)、エンジンブレーキ(EB)、HSTC/ウィリーコントロール(T)の制御レベルを組み合わせた、「STANDARD」「SPORT」「RAIN」に加え、任意の制御レベルを選択保存可能な「USER」の各モードを採用

カラーリングは、1980年代に北米のレースシーンで活躍した「CB750F」のカラーリングと、初代CB750Fのストライプがモチーフとなった。CB1000Fは、ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)、ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)、グラファイトブラックの3色、そしてCB1000F SEは、ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)の1色が設定された。

なお、CB1000F、CB1000F SEは、10月29日から東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025(一般公開は10月31日~11月9日)のホンダブースに展示される予定だ。

SPECIFICATIONS
ホンダCB1000F|Honda CB1000F
ボディサイズ:全長2135×全幅835×全高1125[1170]mm
シート高:795mm
車両重量:214kg[217kg]
総排気量:999cc
エンジン:水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
最高出力:91kW(124ps)/9000rpm
最大トルク:103Nm(10.5kgf-m)/8000rpm
トランスミッション:6速MT
燃料タンク容量:16L
WMTCモード燃費:17.9km/L(クラス3-2/1名乗車時)
税込車両価格:139万7000円[159万5000円]
※[ ]内はCB1000F SEの値

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