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公開日:2025.11.09

日産が新型セダン「N6」「ティアナ」を同時公開! 年内に発売も、日本導入はなし?【新車ニュース】

日産N6|Nissan N6

日産自動車の中国合弁会社である東風日産乗用車公司(DFN)は、同社にとって初のプラグインハイブリッドセダンとなる新型「N6」と、新型「ティアナ」を公開した。日産の中国事業を祝うイベントで披露されたこの2モデルは、2025年内に中国で発売される予定だ。

日産N6|Nissan N6

文=細田 靖

写真=日産自動車

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「N6」はエレガントなシルエットと広々とした室内空間を両立させたPHEV

新開発されたセダンタイプのPHEV「N6」は、中国市場で好評を得ている新型EV「N7」と同様に、DFN独自の新エネルギー車(NEV)技術アーキテクチャーを採用し、1.5Lエンジンと21.1kWhのLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)を搭載する。

ボディサイズは全長4832×全幅1885×全高1491mmで、ホイールベースは2815mm。エレガントなシルエットと広々とした室内空間を両立させたのが特徴だ。

エクステリアは「Vモーション」デザインのシグネチャーグリルや、前後に配した表情豊かなLEDライトが目をひくディテールで、流麗で有機的なラインが自信と躍動感を表現。流線形のスタイルでありながら、中国のファミリー層が求める信頼性や知性、快適性を満たす広々とした室内空間を実現した。

車両の詳細は今後数週間以内に発表される予定だ。

「ティアナ」は中国の内燃エンジン搭載車として初めてファーウェイのスマートコックピットを搭載

日産ティアナ|Nissan Teana

日産ティアナ|Nissan Teana

中国市場で「ティアナ」はこれまで、プレミアムな快適性を提供する洗練されたセダンとして高く評価されてきた。新型ティアナはこの伝統を維持しながら、新デザインを採用。そして、先進的なインテリジェントコネクティビティ機能を採用し、中国の内燃エンジン搭載車として初めてファーウェイの「HarmonySpace5.0」スマートコックピットを搭載した。

シャープでエレガントなエクステリアは、プレミアム感と洗練された美しさを表現。インテリアにはファーウェイの「HarmonySpace5.0」スマートコックピットのほか、Huawei“SOUND”オーディオシステムを採用することで、多彩なインテリジェント機能による優れた快適性を提供する。

日産はグローバルな商品戦略を通じて、多様なパワートレインの選択肢を用意し、最適な市場に最適なタイミングで投入していく。中国ではこの戦略に基づき、先進的なICE車(内燃エンジン車)、ハイブリッド、革新的なEVを市場に導入していく方針だ。

両モデルの公開に際して日産のイヴァン・エスピノーサCEOは、このように述べている。

「私たちは経営再建計画Re:Nissanで、日産が提供する価値を再定義していきます。日産の核となる強みを強化し、ブランドの鼓動を高鳴らせ、人々にワクワクと信頼を提供する商品を生み出します。そして、より明確に焦点を絞った商品戦略を通じて、より強固なブランドを築き、お客さまへの新たなコミットメントを追求します。日産はこの変革を、スピードと技術の先進性、顧客インサイトで世界の自動車業界をリードする中国市場において強力に推進しています」

エスピノーサCEOはさらに、中国における日産の事業の進捗についてこのように強調している。

「日産と東風汽車の合弁会社は、中国独自のお客さまニーズに対応して商品開発を現地化し、イノベーションを加速させています。日産は中国市場をグローバル戦略の重要な柱と位置付けており、私たちのチームは今後、中国でさらに電動化を加速し、NEV車のラインナップを強化していきます。中国はNEV車の開発と将来予定される輸出を通じて、日産の成長へ大きく貢献していきます。私たちは合弁会社と共に、未来のモビリティを形作っていきます」

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