日産が新型セダン「セントラ」を発表! 「サニー」北米版も9代目に。Vモーショングリル進化でデザイン刷新【新車ニュース】
日産自動車は9月23日、北米市場向けの新型4ドアセダン「セントラ」を発表した。米国では2026年モデルとして年内に発売される予定だ。
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151ps/198Nmを発する2.0L直列4気筒エンジンとCVTを搭載
新型セントラは、ダイナミックなデザインと洗練された走行性能を備え、最新のコネクティビリティのほか、全グレードに全方位運転支援システム(現地名セーフティシールド360)を標準搭載したモデルとして登場した。
エクステリアデザインは、フロントマスクに進化したVモーショングリルに加え、薄型LEDプロジェクターヘッドライトを採用。これにより、明るさを大幅に向上させつつ、シャープで洗練された印象をもたらしている。
インテリアのインストルメントパネルには、クラストップの12.3インチのデュアルディスプレイに加えて、タッチセンサー式のエアコンスイッチパネルを搭載。また、64色のアンビエントライトを採用し、上質かつモダンで洗練された空間が演出された。

日産セントラ|Nissan Sentra
パワートレインは、最高出力111kW(151ps)、最大トルク198Nm(20.2kgf-m)を発揮するMR20DD型2.0リッター直列4気筒エンジンとCVTの組み合わせ。駆動方式はFFだ。CVTのチューニングを改善した効果で、より自然で滑らかな加速を実現している。
ボディ剛性は従来比で6%向上させたほか、大型ダイナミックダンパーを採用し、路面からの振動を効果的に低減させることにより優れた静粛性と乗り心地を両立。空力性能にもこだわり、トランク、リヤフェンダー、ミラーの形状に工夫を加えたほか、フラットアンダーボディによる空気抵抗の低減により、走行安定性と燃費の向上を実現している。Cd値(空気抵抗係数)は最高0.268と発表された。

日産セントラ|Nissan Sentra
装備や使い勝手はさらに充実した。ドアを開錠した際には、ウインカー、ハイビーム、ロービーム、シグネチャーライティングが連動して点灯し、ドライバーがドアを開ける前から高級感と先進性を演出。インテリジェントキーは、クルマに近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」と、降車後にクルマから離れると自動でロックをする「降車時オートロック機能」を備え、日常での使い勝手をさらに向上させている。
インストルメントパネルには、ワイヤレスApple CarPlay、およびAndroid Autoに対応したクラストップの12.3インチのデュアルディスプレイに加えて、タッチセンサー式のエアコンスイッチパネルにより、モダンで洗練された空間を創出。さらに、8スピーカーのボーズ製プレミアムオーディオのほか、シートには高い耐久性を持ちながらナッパレザーのような触感を持つ合成皮革素材「TailorFit」を採用するなど、クラスを超えた快適装備を備えている。
ラゲッジスペースは、低い開口高と広い開口部により、ゴルフバッグやベビーカーなどの大きな荷物の出し入れがしやすく、スーツケースも複数収納できる405Lが確保された。
先進安全装備も積極的に導入。「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」(現地名ブラインドスポットインターベンション)を搭載し、車線変更時の斜め後ろの車両との衝突回避をアシスト。また、プロパイロット(現地名プロパイロット アシスト)により、高速道路などの長距離運転の負担を軽減するほか、「インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」により、スムーズな駐車をサポートする。
さらに、歩行者検知機能付き「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」などを搭載。様々なシーンで役立つ運転支援システムを拡充している。
年内に発売される米国仕様は「S」「SV」「SR」「SL」の4グレードが設定される予定だ。
SPECIFICATIONS
日産セントラ|Nissan Sentra
ボディサイズ:全長4656×全幅1816×全高1450mm
ホイールベース:2705mm
乗車定員:5人
荷室容量:405L
車両重量:1850〜1870kg(グレードにより異なる)
総排気量:1997cc
エンジン:直列4気筒
最高出力:111kW(151ps)/6000rpm
最大トルク:198Nm(20.2kgf-m)/4000rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF
推定燃費:11.3〜11.7km/L(グレードにより異なる)
※諸元は米国仕様