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公開日:2025.09.10

レクサス、まさかの新型「IS」を世界初公開! 表情一新、インテリアもモダンになって2026年発売へ【新車ニュース】

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

レクサスは9月9日、大幅に改良を受けた新型「IS」をワールドプレミアした。2026年初頭以降、順次各地域で発売される予定だ。

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

文=細田 靖

写真=レクサス

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新型ISはさらなる操舵感と車両安定性を追求

レクサスのコンパクトFRスポーツセダン「IS」は、1999年の初代誕生以降、「クルマを操る楽しさ」が追求されてきた。レクサスの乗り味の礎となるべく進化を続け、運動性能の高さとそれを予感させるスポーティなデザインで好評を博し、四半世紀以上にわたってグローバル約40の国と地域で累計約130万台が販売された。

開発においては、トヨタテクニカルセンター下山(愛知県豊田市)をはじめとする世界各地で走り込み、レクサスならではの走りの味「Lexus Driving Signature」を追求し続けている。

新型ISは、「IS300h(FR)」と「IS350(FR & AWD)」の2種類を設定(国内はIS300hのみ発売予定)。「熟成」を開発のキーワードに、これまでISが追求してきた「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」に、さらに磨きをかけた。

走りにおいては、気持ちのいい操舵感と車両安定性のさらなる深化を目指して開発。電動パワーステアリングでは、FR車にバリアブルギヤを採用することで交差点や連続コーナーでの操舵角を抑え、より快適な操舵フィールを徹底的に追求。また、リニアソレノイド式AVS(※)の採用により、車両挙動安定と路面からのショック低減を高次元で両立し、さらに気持ちいいドライビングを実現した。
※アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステム

新フロントフェイスは低重心かつワイドなスタンスを強調

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

ボディサイズは、全長4720×全幅1840×全高1435(AWDは1440)mmで、ホイールベースは2800mm。全長が10mm長くなった以外は従来モデルと同じ寸法だ。

エクステリアは、低重心かつワイドなスタンスをさらに強調した新たなフロントフェイスにより、力強く精悍なスタイリングを際立たせたデザインへと刷新。“F SPORT”には、空力性能を強化した新形状のリヤスポイラーを採用。加えて、足まわりには軽快な走りを予感させる新意匠の19インチ軽量アルミホイールを設定した。

ボディカラーは、硬質なライトグレーにメタリックを加えることで、駆け抜けるような走りの世界観を表現したニュートリノグレーを新たに加えた計8色を設定。スポーティな世界観を演出するカラーラインナップで、カスタマーのニーズに寄り添う選択肢を提案する。

センターディスプレイ&TFT液晶メーターは12.3インチに大型化

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

レクサスIS(プロトタイプ)|Lexus IS(Prototype)

インテリアは、コンパクトFRスポーツセダンのコックピットとして最も重要である機能性を考慮し、運転に集中できるデザイン。

センターディスプレイは12.3インチに大型化するとともに、ドライバーの視界に配慮した高い視認性・操作性を確保。同時に、運転席正面のTFT液晶メーターも12.3インチに大型化され、シンプルでわかりやすいグラフィック表示とすることで、ドライバーが視覚的な情報をダイレクトに受け取ることができる運転環境を提供。

コンソール上面とスタートスイッチベゼルには、新規開発のオーナメントパネル「Forged bamboo」を採用。竹繊維の特徴的な陰影により、ISの力強い躍動感とスポーティなインテリアが演出された。

インテリアカラーには、太陽を覆う紅炎をイメージした新規開発の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定し、アグレッシブでスポーティなイメージを創出している。

これらのほか、予防安全技術「Lexus Safety System +」の機能拡充や、高度運転支援技術「アドバンストドライブ(Lexus Teammate Advanced Drive)」の搭載により、長距離移動などにおける運転をサポートし、ユーザーの移動時間をより快適にする。

レクサスインターナショナルの武藤康史チーフエンジニアは、次のようにコメントしている。

「ISを熟成するにあたり、『ドライバーの意図がクルマに、また、クルマの挙動がドライバーに正確に伝わる“対話”』を念頭に置き、さらなる高みを目指して妥協なく開発を続けてきました。ISの特徴でもある上質な乗り心地と優れた車両コントロール性を進化させるのはもちろんのこと、細部にこだわったインテリアデザインの刷新、Lexus Safety System +の予防安全技術の進化、最新マルチメディアシステムの採用などにより、車室内でも操る楽しさを感じられるモデルへと進化を遂げました。新たに生まれ変わったISで運転する喜びをぜひご体感ください」

なお、レクサスのHPでは、すでに現行モデルのIS500/IS350/IS300h(AWD)/IS300の販売が終了。新型ISは2026年初頭以降、順次発売を予定している。

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