ホンダらしさはどこにある? 新型「アキュラRSXプロトタイプ」を世界初公開! 次世代EV戦略の要として2026年に市場導入へ【新車ニュース】
ホンダの米国現地法人アメリカン・ホンダモーターは現地時間8月14日、プレミアムパフォーマンスブランドである「Acura(アキュラ)」の新型EV「Acura RSX Prototype(アキュラ・アールエスエックス・プロトタイプ)」を世界初公開した。
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ホンダの次世代EVプラットフォーム初採用モデル
RSXプロトタイプは、2024年に米カリフォルニア州で開催された「モントレー・カー・ウィーク」にて発表された、アキュラの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept(アキュラ・パフォーマンス・イーブイ・コンセプト)」をベースに開発。
ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであるとともに、ホンダ独自のビークルOS「ASIMO OS(アシモ オーエス)」を搭載。ユーザーごとの好みや運転行動を学習して、高度に個人最適化された移動体験を実現する。
また、パワフルなデュアルモーターによるAWD(オールホイールドライブ)や、スポーティなセッティングを施したダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション、ブレンボ製ブレーキを標準装備。低重心設計による没入感のある魅力的な走行体験を提供する。
さらに、双方向充電機能を備えており、移動手段としての用途にとどまらず、移動に使用しないときは蓄電池として家電製品への電力供給が可能。エネルギーの有効活用に貢献する。
外観はダイナミックかつスポーティなクーペスタイル

アキュラRSXプロトタイプ|Acura RSX Prototype
ダイナミックなスタイリングは、「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」のデザインを継承。次世代EVプラットフォームによる意匠の自由度を最大限に生かし、クーペのようなシルエットに深く彫り込まれたサイドパネルを備えた力強いプロポーションが特徴だ。
張り出したホイールアーチと21インチの大径マルチスポークホイールが力強さを際立たせるとともに、ロングホイールベースによりタイヤが車体の四隅に配置され、前後オーバーハングが短くなることで、現代的で走りに特化したデザインを実現した。
フロントフェイスは、アキュラ独自のダイヤモンド・ペンタゴン・デザインを進化させ、シャープな形状のデイタイムランニングライトと、低い位置に配置されたLEDヘッドライトによって、上下分割型の印象的なヘッドライトデザインを採用している。
このたびの発表に際して、アメリカン・ホンダモーターでアキュラデザイン・エグゼクティブを務める土田康剛氏は次のように述べている。
「アキュラRSXプロトタイプは、優れた空力性能がもたらすパフォーマンスを、スポーティなクーペスタイルで表現しています。このモデルを皮切りに、パフォーマンスや独自性を表現した普遍的な美しいデザインと先進技術を軸にアキュラブランドを再定義していきます」
このRSXプロトタイプは、米カリフォルニア州で開催される、ビンテージカーからレースカーまでさまざまなクルマの集まる祭典「モントレー・カー・ウィーク」のイベント「The Quail(ザ・クエイル)」(現地時間8月15日)および「Pebble Beach Concours d’Elegance(ペブルビーチ・コンクール・デレガンス)」(現地時間8月17日)にて展示される。
量産モデルは、ハイブリッドを含むICE(内燃機関)搭載車とEVの混流生産による柔軟な生産体制を持ち、米国におけるEV生産のハブ拠点と位置付けているオハイオ州メアリズビル四輪車生産工場で生産。2026年後半の発売が予定されている。
動画=アキュラ公式YouTubeチャンネルより