GR86の北米向け限定車「ゆずエディション」が登場! 鮮やかなユズイエローが眩しい【新車ニュース】
トヨタの北米事業を担うトヨタ・モーター・ノース・アメリカはこのほど、2026年モデルのGR86に860台の限定車「Yuzu Edition(ゆずエディション)」を設定し、北米市場にて今秋発売すると発表。車両価格や詳細な仕様は今年の後半に公表される予定だ。
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2014年発表の「サイオンFR-Sリリース・シリーズ1.0」へのオマージュ
北米市場向けのGR86に、ユニークなネーミングの特別仕様車「ゆずエディション」が登場した。
「ユズイエロー」という柑橘系の柚子をイメージさせる鮮やかなボディカラーは、2014年のニューヨークショーで披露された「サイオンFR-Sリリース・シリーズ1.0」へのオマージュ。FR-Sリリース・シリーズ1.0は、トヨタの北米向けサブブランドであるサイオンのFR-S(日本ではトヨタ86)に設定された、TRDによる特別仕様車だ。

サイオンFR-Sリリース・シリーズ1.0(2014)|Scion FR-S Release Series 1.0(2014)
北米市場におけるGR86の2026年モデルには、エントリー版の「GR86」と上級の「GR86プレミアム」、そしてGR86プレミアムをベースにした「GR86ゆずエディション」の3グレードがラインナップされる予定。
GR86ゆずエディションには専用ボディカラーのほか、18インチのマットブラックホイールをはじめ、エクステリアにブラックのアクセントを効かせている。
インテリアはブラックを基調にイエローのアクセントをあしらい、エクステリアと絶妙にコーディネイト。ウルトラスエードを張るスポーツシートにはイエローのパンチング加工が施されるほか、ステアリングホイール、パーキングブレーキハンドル、ドアトリムにはイエローのステッチが用いられた。
「ゆずエディション」に標準装備、エントリーグレードの「GR86」と上級の「GR86プレミアム」にオプション設定となるパフォーマンスパッケージには、ブレンボ製ブレーキ(フロント4ピストン/リヤ2ピストン)とザックス製ダンパーが含まれる。 同パッケージはGR86のトレードマークである遊び心を生かしつつ、さらなる安定性を提供し、シャシーの俊敏なフィーリングをさらに引き立てる。高張力鋼、ホットスタンプ鋼、アルミニウムを組み合わせたフレームは、各素材を戦略的に配置することで、ロールとピッチのバランスをドライバーに提供し、最大限のコントロール性をもたらす。
フロントでは、斜めのクロスメンバーと高強度ファスナーでフロントサスペンションとフレームを接合。リヤでは、フルリング構造と高強度ファスナーでフレームとサスペンションマウントを接合。さらに、アンダーボディ全体に構造用接着剤を追加することで、より強固なフレームを実現している。
さらに、GRロゴ入りのシルバーカラーのエキゾーストフィニッシャーを備えたキャットバックマフラーや、専用ボディキットなど、追加アクセサリーを追加することで、より個性的なカスタマイズが可能だ。

トヨタGR86ゆずエディション|Toyota GR86 Yuzu Edition
北米市場におけるGR86の2026年モデルは、全グレードでMTとAT(パドルシフト付き)を設定。車重はベースグレードの「GR86」で1275kg(MT)/1293kg(AT)と、トヨタが開発するスポーツカーで最軽量クラスだ。アルミ製のボンネット、フロントフェンダー、ルーフパネルが車重の軽減に貢献している。
2.4リッター水平対向4気筒エンジンの最高出力は228hp(231ps)。3700rpmで最大トルクの184lb-ft(250Nm)を発生し、レスポンスのいい力強い走りを実現する。0-60マイル(0-97km/h)加速 タイムはMT車で6.1秒、AT車で6.6秒をマーク。トランスミッションを問わずトルセンLED(リミテッド・スリップ・デフ)が搭載され、コーナリングでの優れたトラクションを発揮する。
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